2021年コロナ禍でオフ大会の主催をやりまくった男が何を考えていたのか。2022年に向けて。

 

主に都内のスマブラSPオフラインコミュニティで活動するHikariと申します。

普段はプレイヤーをメインとしていますが、今年は主に大会などイベント運営としての活動が目立ったものとなりました。

(プレイヤーとして、宅オフ家主としてなどの振り返りは今年が終わらないうちに別noteに書きたいところですが…。)


2021年が終わらないうちに、僕個人がイベント主催として何を考えて過ごしていたのかや、起こっていることについてまとめて書いていきます…!


大会コンセプトと今後についてのところだけでも読んでいってください…!



ほぼ大会運営者として過ごした1年

都内のオフ大会に多く参加している方なら、僕に対して「こいつ色んな所にいるな~」といった印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか。声をかけられた際に「運営だと思ってた、プレイヤーとしての活動を知らなかった」と言われることもありました(悔しい)。

5月以降、突然に@Hikari_ssbのツイートがひたすら運営するイベント関係ばかりになってしまい、TLの皆さんを困惑させ、またうるさく思わせたことと思います。それもそのはず、

継続主催→→Impact、GSTUDIOFREAKS、StepUp、DAWN

単発主催→オムナ&ヒカリのコツとかありますか(講話&フリー対戦会的な)

スタッフ(仕事は多くない)→西武撃、篝火(#5以降)、Mjorner、

と、触れてきたイベント自体が多く、当然それにかかわるツイートが増えます。また、イベント情報を求めてフォローしてくれた人の目障りにならないよう、日常的ツイートをやめたことがこの様変わりに拍車をかけました。


もともと片足は運営サイドでもありましたが、突然その比重が両手両足くらいになり、この2021年に大量のオフイベント運営に携わるようになりました。経緯や目的について書いていきます。


コロナ禍 薄れ行く競技シーンとモチベーション

言うまでもなく2021年はコロナの年でした。

スマブラのオフラインコミュニティの全てが打撃を受けました。

プレイヤーは練習の場と活躍の機会、運営は使える会場と参加してくれるプレイヤー、会場は維持費、またこれら全てからオフのスマブラにかかわるモチベーションを強烈に奪ったのではないでしょうか。

あらゆるオフラインでの活動に対する強いバッシング、時に暴言を伴う繰り返される議論は、コミュニティの人間がオフラインでの活動の是非を問うという目的以外の負の側面が余りにも大きかったように思います(議論自体が間違っているわけではありません)。

自身の周りでは、上達の目的となる大会や対戦会の母数が圧倒的に少なく、参加可能な人数も大きく限られていました。

プレイヤーとしてのモチベーションが高かった自分は、るとかり宅という10人程度の規模の宅オフを運営していましたが、ここにもやはり全体的なモチベーションの低下の波は来ていました。実力は明らかに向上しているのに、活躍の場はなかったのです。(篝火は#3まで全部申請漏れしました)


現れた新会場と主催としての配役

僕が町田GSTUDIOで主催を始めるに至った経緯です。

「上位プレイヤー集う大会に出たい」

「自分の周りのモチベーション低下をなんとかしたい」


こんなことを考えていた中で、町田にて新しく開かれようとしているesportsをメインにした会場、「町田 G STUDIO」が緊急事態宣言の延長によってオープンできず、経営が苦しいといった旨の話を伺いました。

イベントの主催をやっていた経験、僕が主催をして人を集められる可能性について伝えると、レイアウト、利用日程等にかなり融通を効かせていただくことができるとのことで、急遽主催としてイベントを開くことを決めました。(本当に機会を頂戴しありがとうございます。)


過去のnoteで触れたことがありましたが、僕個人はコロナ禍における各個人のおかれた状況に合わせた行動選択は尊重されるべきであると考えています。(ノーマスクノーワクチンは好きではないですが。)


過去にイベント運営に携わっていた僕がイベント主催となることで、

根っこにある動機である「僕自身がオフでスマブラをする選択をしたい」ことに併せて

「コロナ禍中であっても、プレイヤーがオフイベントに参加することを選択できる環境を作る」

「競技シーンの熱を外部に発信し続ける、大会参加によるモチベーション維持を狙う(自身を含む)」

「イベントの減少縮小に伴う実力レベル間のかかわりが断絶された初中級者の上達機会の獲得」

「コロナ禍後に向けて会場を維持するため会場を利用する」


あたりの目的が達成出来ると考えました。

前3つは宅オフ運営を継続していた理由と重なる部分でもあります。


これらの目的に合わせ、コンセプトが違うイベントを複数考えました。


主催イベントの各コンセプトと紹介

※ここで書くコンセプトは参加者視点でのコンセプトではありません。上にあげた僕視点での目的達成のためのコンセプトです。

目的に合わせて、4つのイベント(DAWNは10月から)を開催することとしました。


・Impact(毎週金夜)

@Machida_Impact

競技シーンとしてのイベント、自身や周囲のプレイヤーの活躍の機会の提供がコンセプト。

上位プレイヤーを招待することでレベルの高さを担保を試みた32人規模トーナメント

配信により競技シーンを伝えることについてもトライしました。

様々なプレイヤーを招待し、多くのプレイヤーが熱い試合を見せてくれました。配信の同時視聴者も数千単位の盛り上がりを見せ、大会参加の楽しさを何より僕自身が一番味わえたと思います。


・StepUp(なぜか週2開催)

@Machida_StepUp

競技シーンに入りたい初中級者の上達の入り口の提供がコンセプト。

初中級者向け、トーナメントと講習を組み合わせた新しい形のイベント

個人的に継続してきたコーチング的活動と上位のプレイヤーの招待による話題性で初中級者が参加するメリットを作り、トーナメントという競技シーンを見据えた環境に飛び込むプレイヤーを増やす狙いがありました。(対戦会ではない理由がここにあります)また、講習内容も個人的には即物的な上達より、考え方、取り組み方に関する内容を伝えることを意識しました(ここら辺は結構まとまった文章書きたい)

トーナメントに参加→アドバイスを受ける or トーナメントに参加 or フリー対戦のみ と参加枠の選択幅も広く、VIP前後クラスのプレイヤーみんなに来てほしいイベントになっています。

ここに継続的に参加するプレイヤーが高いモチベーションを維持し、参加者同士が通ううちに交流し、競い合って強くなっている姿がかなり印象的です。あと新規参加者にも常連参加者がみんな優しくてすごい。初オフがStepUpという人がそういった連鎖を作ってくれているのがうれしいです。


・G STUDIO FREAKS(~7月末まで毎週日曜開催)

上記二つのコンセプトに加え、実力オープン、基本的に競技を見据えたプレイヤー向けの対戦の場の提供がコンセプト。

スマフリ(https://smashfreaks.games/)を使ったオフラインレーティング対戦イベント

2先でレートを競いかつコロコロ対戦相手が変わるこのシステムは幅広い実力層の人が色んな遊び方(1位目指す、サブ育成、ふざける等)ができるので、対応範囲が広いです。


・DAWN(月一度程度、日曜日開催)

@DAWN_SmashBros

コロナ禍の落ち着きに伴う、様々な実力層のオフ参加復帰を促す大会がコンセプトです。

予選を総当たり2先形式、予選抜け後はトーナメント、GF付近は3先としました。全員の試合回数の担保と、上位にとっての競技的要素の両立を狙うことで、参加層を広げつつも全体の満足度を上げる試みを考えました。

緊急事態宣言明けに伴う新しいオフラインシーン、あとは日曜日だったりImpactとの音合わせだったりでこのタイトルにしました。

新しいシーンという意味合いを込めた通り、実力を積み上げ続けてきた新規プレイヤーの活躍も目立ち、配信は同接が1万人に届きそうな勢いであり、会場もかなり盛り上がりました。(自分も出たい…)


作りたかったのはかつての競技シーンのジオラマ

競技シーンを知り、トーナメントに参加し、どこかで上達のための考え方をつかみ、研鑽を積み、また大会でぶつかり…

という構図は、あらゆるオフで活動するプレイヤーに共通しています。

これには、多くの人と話したり対戦したりするために様々な対戦会などに参加する必要性があります。

コロナ禍以前のシーンにおいては、都内(圏内)には各宅オフ、対戦会、大会が多くあり、宣伝も活発でした。

しかしコロナ禍においては、会の数も限られており、開催されたとしても宣伝が行われずひっそりと身内だけで開催されたものを多く知っています。

特に初中級者にとっては競技シーンへの入口がなく、どこのイベントに行けばいいのかもわからない、という状態も珍しくありませんでした。

先ほど挙げた僕が企画、主催する上の4つのイベントによって、町田GSTUDIOには

「初中級者の上達の考え方を得るきっかけ、トーナメント」

「実力オープンな(レート)対戦イベント」

「実力オープンな中規模トーナメント」

「上位プレイヤー向けの平日大会」

といった個別の役割を1会場にそろえることができました。

競技シーンに入ってから上達を目指すプレイヤーが通る過程を4つのイベントによって1会場に小さく完結させたということです。

町田GSTUDIOで僕が主催するイベント群が競技シーンに参加したいプレイヤーのための「コロナ禍以前の競技シーンのジオラマ」になったことで、上級者は大会参加の場、研鑽の場として、それを見た初中級者は講習等も通じて地続きの上達を意識しやすくできたのではないか、と考えています。



コロナ禍明け イベントの失敗と、ジオラマとしての役割の終わり 


緊急事態宣言も明けて一転、自粛を徹底していたプレイヤーも多く数々のイベントに参加を検討し、また時を待っていた大会もあふれんばかりとなりました。

ひとつの役割を持っていたといえる僕が主催するイベント群ですが、あくまでコロナ禍における役割としての側面が強かったものがあります。


Impactです。


町田GSTUDIOで僕が主催するイベントはImpactに人が集まっておりません。

理由としては

・平日に行くには町田が遠い

・上位プレイヤーが集まる大会や対戦会が復活/再興した

あたりが主にきこえてきます。


また、

・参加者の主な対象であるトッププレイヤー層のうち、大会に参加し始めた層の数よりもトップ層向けの大会やクローズドな対戦会の増加が多い

という印象が個人的にあります。


そもそも、

・招待選手を呼ぶことでレベルを担保する、というコンセプトも崩壊しております。

招待選手がいながらも大会に人が集められなかった回が何度かあり、招待選手及び参加者の満足度が低くなってしまうことが何度かありました。満足度が低いトーナメントに時間と交通費をかけていただいて強引に呼ぶのは本意ではありません。

そういった理由で招待選手に声をかけるのを躊躇し、招待選手無しで募集をかけ、また人が不足しかつ、大会レベルもトップクラスではない。

こうした負のループによって毎回中止が危ぶまれ、コンセプトが崩壊したImpactが出来上がってしまいました。

めちゃくちゃ悔しいです。自分の募集の仕方、招待選手への声掛けの遅さ等が積み重なり生んだ結果でもあると考えています。


コンセプトや会場が立地的に遠いプレイヤーの多さ、現状の他大会への人の集まり方を考え、イベント自体を組み替えていく必要性も考え始めています。

イベント自体が目標となり、需要を生み出せるよう形を変える

プレイヤーの需要に合わせてイベントが形を変える

いずれか、または両方を検討する必要があり、少なくとも2021年のコロナ禍での役割としてのImpactは終了したと言っていいでしょう。

これまでのImpactを応援してくださり、本当にありがとうございました。

そして応援してくださった方、ごめんなさい。


多くの協力なくしては、あの盛り上がりはあり得なかったことと思います。



皆様へのお願い


以上を踏まえて、皆様にお願いがあります。

僕が運営に携わるイベントに関してです。


・一度募集ページを読んでどんなイベントか知ってください

・参加しなくてもRTボタンを押してください

・ぜひ気軽に遊びに来てください

・改善点を見つけたときはどうか直接伝えてください

・Impactどうしたらいいか一緒に考えてください泣(DM待ってます)

・参加して楽しかったら口コミで広めてください

そして

・12/26(日)に町田でDAWN#3やるからみんな来てください!

https://twitter.com/DAWN_SmashBros 

募集開始は

優先枠が本日12/16 21:00 

一般/持参枠が12/19 21:00 です。

※訂正です 一般/持参申請日が12/21となっておりましたが誤りです。19日に募集を開始いたします

この度64人に規模を拡大しての開催となりました。





どうかよろしくお願いします。。



終わりに 2022年に向けて 

イベントを立ち上げ/運営するに際して考えていたこと、また今後について、諸々書かせていただきました。

何を考えてるのかよくわからんとたまに言われるので、こうして活動の意図のnoteやツイートでの発信を心掛けていきたい限りです…。

5月から今日までのコロナ禍において、自分の(プレイヤーや宅オフ家主や講師やスタッフとしての)経験を統合して、自分にしかできないことに取り組めたのではないかな、という一つの自負があります。

また会場の認知を広めたことで、他主催者の方が会場を利用する様子も多くみられるようになり、目的の一つが達成されつつあるようです。


僕のイベントを初オフとしてから継続的に他のイベントに出向いたり、イベントをモチベーションにしていたという声をきいたり、またはイベント運営として知られることで僕に話しかけてくれるプレイヤーがいるたびにとてもうれしい思いがあります。どんどん声かけてください。うれしいので。


最後に2021年、はじめに参加者の皆様、ツイートを拡散してくださる皆様、および会場様、日程被り等でご迷惑をおかけした後に諸々協力体制を取ってくださった寛大な各イベント運営様、そしてスマブラSPのおかげでイベント運営者として充実し2021年を楽しく過ごせました。ありがとうございました。

2022年のことはまだ全然決まってませんが、ぜひ一緒にいい年にしていきましょう。


共有ボタンを押してこの記事を広めていただけるとイベントの宣伝にもなりとても嬉しいです!


長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!






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