楽しく継続していくこと☆
何事も三日坊主ならよい方で、すぐに飽きてしまうことが小さい頃からよくあった。
気がついたら、自分ってそういう性格なんだなと思ってなかなかひとつの事を継続できない自分がいた。
でも、全てがそうではない。
好きだととことん好きで、没頭する。時間も忘れて本を読んだり調べたり。
学生時代はそんな日々を過ごしていた。ひたすらひたすら図書館に通っては、コレを待ってた!!とばかりに喜んで教室に戻る。山積みされた参考資料を楽しげに開き読んでいる姿は不思議に思われていて「これは?何……」とそっと呟かれた。
教室で浮いていても、授業で作業が遅れていても、自分がとことんいいと思ったアイデアが浮かぶまで練り上げた。決して器用ではなくて「どうして、うちに入ってきたの?」と冷たく言われたこともあった。それでも、好きだから気にしなかった。下手でもいい。自分らしいアイデアを出すだけ!!
そんな事を言っても、先生には評価される。それで、受け取られない事だってある。ギリギリの日程で仕上げた物が返されるか受け取ってもらえるかは、成績が出るときよりもヒヤリと緊張感がある。
でも、好きな気持ちは厳しい評価をこえて、受け取られないということはなかった。完璧なものは創造できなくても、好きなもの、自分がいいと思ったものを素直に表現することを目標に過ごした。
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睡眠時間も削り、勉強もしながらアイデアを日々ねり、資料を探し集める。文字で書いたら大変だなぁってイメージにしかならないかもしれないけれど、本当に充実していた。
継続できない性格のわたしが、そんなことは気にもせず、毎日毎日続けた。だから、継続出来ないんじゃなくて、それをやり続けたいと思えるか、本気で取り組みたいと思えるかどうかなんだとやっとわかった。
器用な子はいっぱいいた。職人さんの家の子は、一人休み時間に大きな定規を丁寧に使ってひたすら線を引く練習をしていた。ただ、もくもくと。
「兄貴に線も引けないのかって言われて悔しかったから!」と笑いながら、めちゃくちゃ真剣に。
わたしも授業で定規と線の引き方を先生に注意された。
それから、円を描いたり線を引いたりの単純な作業を黙々とやった。それは自主的なことで、どう作品に活かされるかなんて、まだわからなかった。でも、友人のもくもくとやる姿がとてもカッコよくて清々しくて。
ペンダコが出来て、それを見せ合いながら「また大きくなってるよ!」と笑い合った。かたくなったペンダコはまだ少しだけど他の指より出っ張っている。
何がどう繋がっていくのかわからないけれど、あの時、自分を信じて没頭したこと、まわりの友人からたくさんの気づきをもらったことが、少なからず今の自分に影響していると思う。
楽しいことは時間も忘れて、大変さも大変だと思わない。不思議だけれど、本当にそうだ。
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楽しく継続できている。
今は書くことが楽しい。
もっといろいろ表現したいけれど、ひとつひとつやっていこう!!
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