カニになりたいカニカマな僕。
なんでもランキングのコーナーが今日終わった。
僕の中ではラジオに投稿しはじめてから一番熱中したコーナーだったと思う。
1週間このコーナーを考える時が一番集中していたと思う。
そんなコーナーだった。
とにかく毎週読まれたいというモチベーションがあったし、読まれなかった週は本気で悔しくなったりもした。
今年の5月くらいには1ヶ月間くらい全く採用なしが続いた時は悩みに悩んで頭の中がぐちゃぐちゃになったりもした。
そんな熱中するキッカケになったのはある人の存在。
それはニューヨークにゃんちゅうスさん。
このコーナーでの彼の存在は他を圧倒するものがあった。
どのメールも毎回強いインパクトを与えて
投稿する僕を「こんなメール書けない」と震え上がらせた。
故にいつしかこう思うようになった。
「この天才に並ぶような存在になりたい」
とはいえ、彼は天才。
普通に考えて送ったメールが僕らの想像の遥か上を行く発想のレベル。
凡人の僕にはとてもじゃないけど、なんの装備なしでは敵わなかった。
だから僕はとにかく毎週送り続ける事にした。
毎週送り続けて、どんなメールが読まれているか
パターンはあるか、法則はあるか
自分なりに考えて試行錯誤していった。
にゃんちゅうスさんのメールの傾向も色々読みとってみたりもしたけど
少なくともこの人と同じ土俵では無理だと思った。
だから色々試してみた。
長文からのシンプルなランキングパターン。
妄想系のパターン。
リズミカルな読み方のパターン。
語呂の良さや韻を踏むパターン。
全く違う文章を無理矢理組み合わせて奇天烈な文章を作るパターン。
下ネタの単語を一切使わないパターン。
とにかく色々編み出した。
その結果、全く自分に合うスタイルは見つからなかったけれど、いつしか新しいフォーマットを作ることが得意になってきた。
そんな流れから「古畑任三郎でした」というコーナーも生まれたりしたし、新コーナーオーディションには何よりその手法が役立った。
だんだん毎週に近く読まれるようにはなってきたけど
にゃんちゅうスさん自身、そもそも学生時代から忙しくて僕のように毎週送り続ける事が出来ない立場にいたし今では投稿自体ほとんどお休みしている。
そんな中であれだけのメールをと考えると恐ろしさすら感じる。
だからとにかくそこは努力と手数でなんとかこの天才の肩に並ぼうとした。
そうすると今度はにゃんちゅうスさん以外にもパパスとトンヌラさんや花トレインさんのような、突拍子もない人たちが出てきた。
メールは勝ち負けではないけど
毎週少ない採用枠を争う人たちが増えてきて僕はますます頭を抱えた。
だけどその分、採用されたときは人一倍よろこびは大きかった。
なんでもランキングのメールを考える作業は時に苦痛だったけれど
大好きな山里さんに読んでもらえて笑ってもらえて褒めてもらえて
凡人の自分にはりぼての自信を付けてくれた。
そんな一番のコーナーが今日終わりを迎えたけど
やっぱりかな。
最後の最後まで
ニューヨークにゃんちゅうスという天才と肩を並べる事は出来なかった。
やっぱりあの人はすごい。イカれてる。
来週から新コーナーが始まるけれど
なんでもランキングくらい僕が毎週熱中するコーナーはどれになるのか。
楽しみだし
それと同時に自分に対する不安がまだ、ある。
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