Amazonの箱が荷物の割に大きくて迷惑という感覚と優しすぎて無理と異性に言う女の子の感情はたぶん一緒。

よく質問箱なんかでこういうのがくる。


「番組は常連リスナーや有名リスナーの名前だけでメール選んでませんか?」


たしかにラジオ番組って毎回同じような人がメール読まれてたりする。


この質問に対しての答えは正直言って僕も分からない。


なぜなら僕はメールを選ぶ側ではないから。


たぶんリスナーだけの議論でこの疑問に対しての答えなんか一緒出ないと思う。


ならもうそれについて考えることなんかやめるべきなんだろなって思う。


ラジオリスナーはクラスで目立たななかった人が多いってのが通説というか一般的なイメージで

僕も学生時代はそんなワーワー騒いだりしてるタイプじゃなかったし、騒いだりする人を白い目で見てるタイプだった。

異性になんかモテなかったし、それで卑屈な性格になったと言っても過言じゃない。


深夜ラジオを聴くようになって

投稿するようになって

ツイッターで色んな人に出会うと

たしかにそういうタイプの人が多数を占めている感じがする。

むしろそういうタイプの人間で形成されたコミュニティと化してるところすらある。

その大きなコミュニティにでさえある一種の優劣的な差が出てしまう。


アリの巣には働かないアリが一定する居て

そのアリを除いてもまた一定数働かないアリが出たり

働かないアリだけで巣を作ってもほとんどのアリが働き出して、また一定数のアリが働かなくなるらしい。


要するにどのようなコミュニティにも役割や優劣が出来るという事らしい。

学校で一軍や二軍や三軍と呼ばれるカーストがあったのもその定義の中の一部だったりする。

そしてラジオでも同じような現象になっていたりする。

バナナムーンの上リスナー中リスナー下リスナーみたいな話ではないけれど

メールを読まれる頻度等でリスナーの優劣差や影響力差が生まれてしまっている。

ホントは全てのリスナーに人間としての差なんて無いのにも関わらずにだ。

ただ単にこのコミュニティの評価されるポイントがメールの採用頻度って事だけ。

評価されるポイントというのはコミュニティによって違いが出るし大きくなればなるほど優劣の差を縮めたりひっくり返したりするのが難しかったりする。

例えば社会であればそれが学歴だったり仕事のスキルだったりするし、人間という括りだとルックスだったりする。

大きいコミュニティの中で自分が劣っているともうどうする事も難しい場合があるけれど

幸か不幸か今自分たちがいるラジオリスナーというコミュニティはコミュニティのなかでは小さい方だ。

だからたとえ自分が今の現状どんな位置にいようとも努力次第でどうにでもなりうる可能性がある。

だから「常連リスナーがメールを優先して読まれている」なんて考えより

「自分も常連リスナーになりたい」と思う方が合理的な考え方だと思う。


僕がラジオを聴き始めたとき、ラジオの常連リスナーは自分より年上ですごい人たちなんだと思っていた。

でもツイッターで交流し始めると、ほとんどが同世代の人たちだった。

そこで僕の中での投稿に対するハードルが良い意味で引くなった。

そこから投稿を始めたけど、しばらくは全く採用されなかった。

それで頑張ってメールの数を多くしてみた。

そうするとようやく初採用がもらえた。


これが僕のスタート地点だった。


そこから自分の中で壁が出来て

それを努力と工夫でステップアップしていったような気がしている。

たまにメールを読まれる状態から毎週読まれるようになるまでだったり

ときには仕事が忙しくなって投稿する暇がない状況っていう壁があった。

それも色々工夫したり努力したらなんとかなった。

僕は根性論は嫌いだから、気合いだとか精神的なモノで言ってるわけじゃない。

自分にモチベーションがあるなら、そういう事だって出来るはずっていう話だ。

出来なかったらそこまでのモチベーションがなかったって割り切れば良いだけの簡単な事。

でもめんどくさがり屋の僕に出来る事だからたぶん大体の人間が出来ると思う。


もう「常連リスナーだから」とか思うのはやめて

「常連リスナーになるためには」を考えて欲しいと僕は考える。


とまぁ、今回は投稿している人、なかなかメールが読まれない人、メールをたくさん読まれるようになりたい人に向けてのお話ですが

ラジオを楽しむ方法は自由ですから

メールが読まれてるから偉いってわけでもないです。

たとえパーソナリティさんが常連の人の名前を出して何か言おうが、それはパーソナリティさんにとってリスナーへの優劣があるわけじゃなくて

ただメールで名前を目にする機会や印象を持ちやすいっていう存在感の差の話だと思うので。

存在感を求めるなら、自分もメールを読まれるようになれば良いだけだし。

これを人はときに承認欲求というけれど

好きな人に自分の存在感を持ってもらいたいという感情は、ストーカーとかネットで誹謗中傷する人みたいに悪意以外は僕は良い事だと思います。

というわけで、みなさんはみなさん自身に合ったラジオリスナーとして一番のラジオの楽しみ方を見つけて見てください。 

僕は正直、優劣みたいな感情を出来るだけ持たないのが一番楽しめる方法だとは思いますけどね。


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