ゲヘナAn リプレイ 破滅の心臓シリーズ キャラクター紹介

あらすじ 
ツイッター上でげへにゃをまき散らす上位邪霊げへなねこの誘いにより、ルルブをろくに読んでないゲヘナのド初心者(※筆者)を含めた6人で、ゲヘナの高ランクキャンペーン(45ランク)をすることになった。 

GM: 今回のキャンペーンはそんなにキツくはないはずです。初心者もいるし、 第一話は特にキャラのすりあわせとかあるので。
PLC: 高ランクって言われたから、「普段は使えない邪眼が使えたらいいな!」って。
GM: それも言われたから「よーしじゃあ難易度下げよう」って(一同笑) よろしくお願いします。
一同: よろしくお願いしまーす。

●海賊炎術師・バニサドル
GM: Aさんから順番にキャラクターの紹介をお願いします。名前と術技と設定で。
PLA→バニサドル:  名前はバニサドル。炎術師、半妖霊の男で27歳。界螺本部のあるファーユのファファール海を荒らし回っていた元海賊だった。だが、結局界螺のメンツってヤツにかけて捕らえられて、刑期150年を喰らった囚人だ。
PLE: 150!? 半妖霊だから実質終身刑じゃ……。
バニサドル: そう。そこで実質の死刑と同じという意味で頽廃の果実酒を飲まされたが、運良く享受者になった。それからは界螺の享受者として有事のときに働く代わり、刑期が減っていくって事になってる。
GM: で、残り刑期があと115年くらい(一同笑)
PLB: 豪快に見えたけど地道だ(笑)
GM: 今回のキャンペーンを終えたら100年くらい減るか、場合によっては一挙にチャラかもしれません。
バニサドル: 外見は炎術師だが屈強な体格で、灰色の長髪。そして幻鏡域で海色に同化した服を着ている。幻鏡の効果だから波模様が動くぞ。そして、海賊時代に右目を失っていて、そこに【狙眼】を埋めている。
PLC: 右目ないヤツ多いな(←同じく右目がないPC)
バニサドル: 俺は髪で隠してて、そっちは眼帯だからセーフ(笑) そして外での行動をするときは手足に枷と鎖がつけられている。界螺の命令に背くと…。
GM: きゅっ、と(一同笑) ビーコン兼、孫悟空のアレみたいなものですね。
バニサドル: もちろん魔具の一種だから【非実体化】しても意味がない。透明な鎖だ。そして実は【白炎】メインの回復役で、信条は愛/肯定、絶望/否定。
PLD: 想像より前向きですね。仲良くなれそう。
バニサドル: そう、やる気満々で死刑囚とは思えないほど愛に満ちあふれた男だ!
PLD: 今の一言でいきなりうさんくさくなりましたよ!(一同笑)

●少年刀士・バール
PLB→バール: キャラクター名はバール。人間の男で17歳。刀士。11~12歳頃、砂漠を彷徨った後、このシェオールにたどり着いた。だけど、いつから享受者になったのかはわからない。なぜなら、シェオールにたどり着く前の記憶が残っていないから。
PLE: 気づいた時にはすでに享受者だったと?
バール: そう。どこかの紫杯連で飲んだのか、あるいは邪霊の手先なのか。それも本人にはわからない。そんな中でサリフィエルの兄貴に拾われて界螺に保護された。だからオレは恩返しに、兄貴に逆らうヤツをサクサクっとした(一同笑)
PLD: 専属暗殺者になってるじゃん!!
PLC: まあ紫杯連にはよくあること。
バール: 忠誠心そのままに成長して、今やサリフィエルの懐刀と呼ばれるようになった。外見は、ツンツン頭の少年かな。髪の色はほとんど黒の赤。あと冥極刀は二刀流。信条は運命/肯定、権力/否定。運任せ風任せなところがある。暗殺者な事をしてるけど隠れるのが得意って訳でなく、暗くもない、普通の少年っぽい感じ。
PLD: まあ政治的に邪魔なヤツを殺せばみんな暗殺ですからね。
PLE: 物騒な会話だなあ(笑)
バニサドル: しかし、Bさんのキャラ今回は高い位置にいるな。落ちて負けてくのが楽しみだ。(一同笑)
バール: 否定しきれねぇ…今まで高い位置のまま終わったことがないからなあ……。
PLC: ところでアイテムは?
バール: アイテム? 持ってない。剣と鎧と深耐だけ。
PLC: 抗魔は!? 抗魔を買え、早く買え! バニサドルから五千Diを借りて買え!! ていうか全員買え! 持ってないヤツは金をやるから早く買え!! 買わないと死ぬぞッ!!(一同爆笑)
PLE: Cさんおちついて……!(笑)
バール: サリフィエルの兄貴……はお金を貸してくれなかった。なので(バニサドルのPLに)界螺のよしみでもう五千Diかしてください(←すでに借りてたらしい)
バニサドル: まったくもう、しかたねぇなあ(笑)
PLD: バニサドルがすっかりお財布に(笑)
GM: 炎術師はお金がかからないんで(笑)
バール: まあともかく、今回のキャンペーンではかっこよく。がんばります。
PLC: 今回はキャンペーンだからいつでも落ちれるよ。
バール: 落ちねえよ! ……たぶん(笑)

●秘密多き邪眼師・サーリヤ
PLC→サーリヤ: 名前はサーリヤ。人間の男性で、年齢は25~6。メインは邪眼師。生まれつきの邪眼持ちだったから、「生まれなかった」ことにされた。だがレアな邪眼、利用価値もあるのに殺すのももったいない……と紫杯連ではないがいろんなところに貸し出されていた。
GM: 【不運を招く眼】とか便利だから。
サーリヤ: そう。【不運を招く眼】で商売敵を自然に没落させたり、不幸にも事故に遭ったり。だが幼いなりになんだかおかしいと思い始め、何もかも信じられなくなって、両親や使っていた人間もろともすべて殺した。……【不運を招く眼】とか【不運を招く眼】とか、あとえーっと……【不運を招く眼】とかで。
PLE: …言っていいか? 【不運を招く眼】以外ないのか!?(一同爆笑)
サーリヤ: ……自分でも思った。しかし当時のランクで撃てそうなものがこれしかない。【不運を招く眼】でがんばった事にしてくれ(一同笑)
GM: 高ランクスタートにはありがちな事です。大丈夫!(笑)
サーリヤ: ともかくみんな殺して、もうどうでもよくなったときに袈唇に拾われた。どうせ拾った子供だから死んでもかまわないと、袈唇の構成員に頽廃の果実酒を飲ませられ……まあ、生き残った訳だ。元々邪眼術を使えていたから確率は高いと思われてたんだろう。そのうちの平凡な一人だよ。
GM: 身寄りのない子供を享受者に仕立て上げるのは袈唇の常套手段ですからね。
サーリヤ: その後、袈唇と鐘杏の間で何らかの取引があったようで、俺は鐘杏へ派遣された。表向きはフリーだったのが鐘杏に所属した形になっている。根が袈唇であることはほとんど知られていないし、当たり前だが誰にも言うつもりはない。……ウリアーンにうっかり「やあ」とか言われたら言わざるを得ないが。
PLE: それを言うときは、パーティを分裂させてサーリヤを始末したいときだろ(笑)
サーリヤ: 鐘杏の完全なる身内でもないから45ランクでも幹部の椅子が来たりはせず、それなりに自由に動ける。見た目としては右目と額の【狙眼】を眼帯で隠し、手には鏡を仕込んでいる。結構素直に表情が出るし、人付き合いもいいが、一定以上の腹の底は見せない。信条は身分/肯定、正義/否定。差別は身分というより、「人間の命の重さは人によって違う」という意味で取っている。
バール: そしてこの世に正義などない。
サーリヤ: そんなものはない。私の人生にはなかった。

●呪われた神語天使・シャティエル
PLD→シャティエル: キャラクター名はシャティエル、天使の神語術師で、正確な年齢は不明ですが、外見年齢はサーリヤと同じくらい。鐘杏所属の享受者です。行き倒れていたところを、サーリヤに拾われました。だから、PCとしてはサーリヤとペアで依頼を受けたりする予定です。
サーリヤ: ちなみに、鐘杏に所属した後の俺に拾われたから、シャティエルは純粋に鐘杏の所属だ。そして、俺が気づいたときには享受者になっていた。
GM: え? 享受者として鍛えたのかと思ってた。
サーリヤ: いや…俺としては、行き倒れならいかんなという思いで拾っただけだった。それに頭がよかったようだったから、鐘杏の受付か裏方にでも使ってもらえばいいだろう、と紹介したんだが…。
シャティエル: サーリヤの目を盗んで、頽廃の果実酒を飲んで、享受者になりました。
サーリヤ: 生き残ったからいいようなものの……(苦々しい声)
シャティエル: そのこととも関係しますが、天使ですが倫理観が薄いです。バール: 薄いの?
シャティエル: はい。天使は胎光球という卵みたいなものから生まれるのですが、まだ胎光球の頃に邪霊の呪いを受けました。さらに生まれた後にわたしを教育するはずの親もいませんでした。そこにあったのは衣服と指輪。そこに彫られた文字から、自分の名前がシャティエルなんだと思っています。そして天使は生まれつきある程度の知力があるので生きてこれたのですが。
バニサドル: ああ、親がいなかったので教えられるべき倫理や常識などがわからないのか。
PLE: 親は邪霊にやられちゃってるような気がするな。
シャティエル: そうかもしれません。知識欲は旺盛なので教えればぐんぐん覚えます。まっさらな、子供みたいな感じですね。
サーリヤ: 俺は拾いはしたものの、まさか常識が欠けているとは思ってないので……。
GM: 性格的にも、そこまでの世話は焼かないと。
シャティエル: でもわたしは、拾ってくれたサーリヤにすごく感謝していて、なんとか役に立ちたくて。最初は家事とかやってたんですけど、働いているときに鐘杏の人に、享受者にならないと置いて行かれると言われて……。
バール: 天使に常識がないなんて思わないよなぁ。
シャティエル: 受けた呪いは、「吸血」です。人の血を吸うという行為をしなければ体に耐えられない痛みが走ります。実は行き倒れていたのも、こっそり死体から血をもらおうと思っていたところをサーリヤに吹っ飛ばされたという経緯です。
サーリヤ: グールだと思ったら天使でな……。訳ありのようだったし、俺などが役に立てるならと定期的に血を分けてる。
シャティエル: そしてより一層なつくというか、依存するというか。
GM: 見事なすれ違い宇宙を形成していますな。
シャティエル: 能力は優秀なんですが、こういった事情から難がありすぎて、鐘杏から見ても幹部とか言ってられないし、わたしはサーリヤについて行くという思考ですから、死なれてもよい駒として扱われています。
サーリヤ: 解せない。本当にどうしてこうなった……(ぶつぶつ)
シャティエル: 見た目は金髪のショートカット。天使だから美形なんだけど、中性的な綺麗さで、性別不明です。PL的には決めて、GMにも言ってるけど。
サーリヤ: 俺は知らない。ちなみに女だと思ってる(笑)
GM: 一つ確認ですが天使はラウの信仰は切れてはいけないんですが……。
シャティエル: それは大丈夫です。支部で見つけた教典を読んで、やっぱり天使の本能かしっくりきたので、自分でお勉強しました。一日三回、時間になるとちゃんとお祈りするくらいラウへの信仰心はあります。お祈り用の敷物も持ってますよ。
バール: そりゃガチで信仰してるなあ。充分だろ。
GM: 大丈夫、というか相当入れ込んでる方……そんな天使初めて見た(一同笑)
シャティエル: 信条は生存/肯定、孤独/否定。死にたくないし、前みたいにひとりぼっちになるのも嫌。なのでずっとサーリヤの家に居座ってます(一同笑)
サーリヤ: ……なんでずっとうちにいるんだろう。しかし拾った手前出てけとも言えない。
バニサドル: おまえ意外と押しに弱いな。

●魂装妖霊使い・アサド&ヴィーダ
PLE→アサド: 名前はアサド。人間の男、28。シャティエルはわからんが、一応一番上か。術技は魂装と妖霊使役だ。妖霊の名前はずっと悩んでいたが、ヴィーダになった。「子供っぽく愛らしい」「好奇心旺盛」だから、本当に子供だ。見た目10歳くらいで性別は女。おれが享受者になったのは、成人前くらいに、凌渦所属の妖霊使いの女に助けられたからだ。それで惚れた。
サーリヤ: 先輩享受者だったのか。
アサド: ああ、年上。それで彼女を追いかけて若気の至りで頽廃の果実酒を飲んで、享受者になった。努力を重ねて実力が追いついて彼女に振り向いてもらって、これで隣に並んだと思ったところで…彼女が命を落としてしまう。
GM: 死亡フラグなんて立てるから(笑)
アサド: 成就すんなよなー。それから修行の目的は、彼女を反魂させることになった。反魂するためには実力も金もたりなかったからな。そしてやっとその力を得た頃、今度は彼女が捕らえられた獄が、別の享受者によって潰され、反魂すらかなわなくなった。
バニサドル: そうか、獄が解放されると魂を引き戻せなくなるのか!
GM: そうなんですよ。獄から解放された魂はラウのところに行っちゃう……まあわかりやすく言うと成仏みたいなことなっちゃう訳です。
アサド: 反魂を望んでいたおれからしたら、余計な事だ。それで獄を解放した英雄様を正面からブン殴っちまって、出世とは縁遠い状態になった。今はドサ周りというか、実力の高い下っ端。ある意味腫れ物かもな。
バール: 殺されなかっただけよかったよね。
アサド: ああ、あちらさんは大人だったな。目的も失ったが、恋人から引き継いだ妖霊のヴィーダのことは大事にしている。忘れ形見のようなものだから。
シャティエル: ヴィーダさんの前の契約者が恋人だったんですね。
サーリヤ: それが今のモチベーションか。……しかし妖霊シートのイラストが異様に可愛いな(笑)
アサド: 大事なうちの娘だから(一同笑)
GM: だからってキャラクターシートの上に妖霊シートを置くのはやめてください(一同爆笑) あなた妖霊使役低いからデータ覚えられるでしょう!
アサド: 今ナチュラルに置いてた、すまん(笑) 外見は褐色の肌と額から目元が隠れるようなターバンをつけてる。信条は愛/肯定、復讐/肯定。
バニサドル: 愛/肯定同士仲良くしようぜ!(ぐっ)
アサド: いやエロス(性愛)とストルゲ(家族愛)で違う愛じゃねえかな!!(一同笑)


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