メギド72 殺人鬼コレクション
(2022/12/13追記)--
この記事はメギドを始めたばかりの初心者様向けの記事ではありません。「メギド72のヘンテコなところまでしゃぶりつくしたい!」というヘンテコな記事なので、これをもって「メギドってこんなゲームなんだ…」と思うと詐欺にあった感じになります。メギドにどっぷりハマって、ヘンテコなところも愛しいねとなったなら、そのときまたお会いしましょう。
既存ユーザーの方も完全な初心者に不用意に悪ノリ記事を勧めるみたいなのやめてね!!
私の記事で比較的初心者向きなのは、メインクエストに関係が深いイベントシナリオ・キャラストーリー一覧です。情報が古いため、記事中で未常設と書かれているものは全部常設されています。やったね!
※メギド72のメインストーリー102話までのネタバレを含みます。
10章2節(100~102話)、大変なことになりましたね。
大変なことどころではねェ~のですが、それ以外に表現のしようがありません。
まあ、我らがメギド72の一員であるガギゾン&シャミハザが黒幕に食らいついていますので、彼らが8章インキュバスぐらいの大活躍をすれば余裕でアドバンテージが取れますね。ジルベール入れて3対2だし数的にも有利。これは勝ったな!
さて、脳筋参謀式計算で勝利を確信できたところで、今回は以前チラッと書いたようについに公式でヴァイガルド名物と認められた殺人鬼について書こうと思います。
マジで今そんな事してる場合かな? でも今やらないともっとそんな場合じゃなくなると思う。
殺人鬼が育ちやすいヴァイガルド(考察)
そもそもなんでこんなに殺人鬼が多いのか? それは作品の性質とシナリオ執筆のテクニックの問題ではないか…と私は考えています。
例えば「悪漢に絡まれていた少女を助けたところ、少女はある事件のキーを握っている存在だとわかった」というシナリオがあるとします。このシナリオにおいて、少女に絡んでいた「悪漢」は後半の「ある事件」には関わっていません。
こういった場合、プレイヤーに「この悪漢はただのモブですよ」と伝わったほうが、メインの「ある事件」の方に安心して集中してもらえるでしょう。それがシナリオ尺や演出の手間を最小限に伝えられたら便利です。さてどうするか?
よくある例としては、使いまわしのモブクラを使ったり、テキトーな名前にしたり、露骨に事件とは関係なさそうな悪行にしたりします。
…この時点でわかっていただけた気もしますが、ヤクザ顔モブグラのヤブレカブレさんの死に涙するようなシナリオを投げつけてくるメギドにおいては、悪行を工夫する必要に迫られます。
単なる悪行描写でもエンタメでは注意深く扱う必要があります。例えばメギドはヴィータよりも圧倒的に強く、暴力のハードルがヴィータに比べて低い存在のため、悪漢が小物であると「やりすぎ」の印象になって肝心のメインキャラクターの好感度を下げてしまう…かといって手加減をするのもキャラとして不自然…といった問題が発生する可能性があります。
またプレイアブルにもダーティな職業(マフィアのボスのチェルノボグなど)のキャラクターが存在するため、その点にも気を使う必要があります。
要するに、暴力制圧するのもやむなしと思える程度に緊急性があり、不快感を引きずらない程度のリアリティで、プレイアブルのキャラが手を出してない犯罪が望ましいのです。
そのためヴァイガルドには人を殺すのが趣味の殺人鬼が頻出することになります。
ちなみに次点で人さらいも頻繁に出ます。サクッと死んでもいいときは人さらい、戦闘シーンが必要な場合は殺人鬼になる傾向がややあります。
え? モブネームモブグラが活躍しはじめる前から殺人鬼いるって?
それはもう運営が殺人鬼好きなんだと思う(考察全部投げ捨てEND)
殺人鬼これくしょん
以降、目立った殺人鬼をピックアップ。容赦なくキャラストのネタバレとなります。
参考にしたサイト:
メギドwiki:https://megido72wiki.com/
人ビト72:https://hitobito72.vercel.app/
ヤバそうな男
子供を何人も誘拐しては拷問・惨殺し、また別の街へ行っては子供を誘拐し…を繰り返す気合いの入った男。
子供の体中の筋肉をペンチで摘んで引きちぎるのが好きという超ピンポイント性癖のため、解剖好きから医者になったアンドラスのような生き方も難しそうで少し気の毒かもしれません。そんな困難など気にせず大変前向き己の性癖に従って生きています。迷惑。
ドゥームおじさん
王都の路地裏に出てきた妙な口調の殺人鬼…ではなくまだ人を殺したことのない殺人鬼志望のおじさん。つまり純粋な不審者です。早速殺人鬼コレクションじゃなくなってる。 バエルから「路地裏には別の殺人鬼だっているかもしれないんだぞ…!」という名台詞が飛び出すのも見所。さすがに殺人鬼が(志望者含め)何人もいる王都は嫌だ。
アマンダ
自分より美しい領民の女性を殺していく領主の娘という、白雪姫の女王とエリザベート・バートリを足して2で割ったような殺人鬼。ついでにかわいい娘のためにそれを支援している父もヤバ領主です。ダメ親のバリエーションも豊富なRPG、メギド72。
しかし死体に用があるわけではないのに、殺した女たちの死体を部屋に仕舞っているのが独自の味わいです。後々搬出するためにまとめていたのでしょうか?
連続殺人鬼
多くのプレイヤーが最初に遭遇するだろう、メギドを代表する自己紹介のできる連続殺人鬼。ちなみになんと転生メギドでもあります。転生チートなヴィータ生を楽しみすぎじゃない?
こんな濃い味の連続殺人鬼ですが、マルコシアスの強烈さの前にツッコミキャラになり、あっという間に退場。なんだったんだ…。
そういえば彼も王都在住ですね。バエルの言うこと…正しいのか…?
バーシャ
嵐の山荘にマジで紛れ込んでた快楽殺人鬼。せっかく未亡人と探偵がいたのにミステリじゃなくパニックホラーになってしまった。
彼も転生メギドですが上記の連続殺人鬼とは違い、「どうせハルマゲドンで死ぬなら、それまでヴィータ狩りを楽しみたい」という動機を語っており、ほんのりメギドとしての諦念を感じさせます。ちょっとシチュエーションに凝りすぎだけど。
ガイゼル
病死にしか見えない究極の毒物を作るため、領民を実験台にしていたマッドサイエンティスト領主。一人で全部やるのは属性多くない?
どうも毒の検出自体はアンドラスにもできなかったらしい、すごい毒物を作っています。が、作ってからどうするというビジョンは特になく、使い方が下手でバレるというマッドサイエンティストポイントの高さがチャームポイント。
謎の男
ソロモン王の暗殺のためにプルトンによって追放され、しかしソロモン王が誰なのかわからないので手当り次第にヴィータを殺していた追放メギド。ヴァイガルドをバチカン市国ぐらいの広さだと思ってらっしゃる?
今回の殺コレの趣旨とはややズレますが、「ハルマゲドンどうでもいいけどヴィータはいっぱい殺したい!」というプルトンが垣間見えて味わい深いためピックアップ。これで家族を殺害されたセリエがメギド嫌いとなるのもまた、因果が辛いところ。
不気味な男
暗い気持ちになったところでいつもの。女性の悲鳴を聞くのが大好きな連続殺人犯で、殺す予定の女性を人質にして逃げる狡猾な男です。
他の殺人鬼と違い、一緒にいる人質の女性がめちゃくちゃ悲鳴あげてくれるのが正直面白いです。アラストールが「うるさいなこいつ…」と思うぐらいずっと元気に新鮮な悲鳴を上げ続けてくれます。そりゃいつまでも殺さないでおくわな…悲鳴を聞くのが好きなんだもんな…。
囚人シス
囚人を人と思わない非人道的な監獄の様子を説明するために登場した、死刑のない領地で快楽殺人を繰り返していた悪質犯罪者。
非人道的すぎる監獄はもちろん(現代人感覚として)よくないと思いますが、悪質犯罪が悪質すぎてどういう顔がすればいいのか悩む。
余談ですが、アルマロスがサバトで引けたので、これを確認するために確定召喚チケットでオレイを指名しました。専用霊宝がインチキにつよい。
メアリ
幻獣事件の対処に訪れたマスティマに恋し、再び彼女に会うため幻獣事件を装った殺人を繰り返した八百屋のお七型殺人鬼。
おもしろ殺人鬼コレクションというにはガチで怖く、そもそも激重だったイベントの後に癒やされようと思ったプレイヤーを恐怖のどん底に叩き落としました。どうしてマスティマがこんな目にあわなければならないんだ…。
興奮した男
メインストーリーに登場してしまった殺人鬼。ペルペトゥムに流れてきたこだわりの内蔵コレクターで、男の精巣と女の直腸、子供の心臓を集めており、ペルペトゥムでも数人犠牲者を出しています。
まあ、難民を受け入れる土地には犯罪者も流入しやすく、対処しなければ治安が悪化の一途をたどるというのはマジでそうなんですけど、内蔵コレクター殺人鬼がくるのがヴァイガルドって感じです。
通りすがりの連続殺人鬼
記念すべき100話で登場した最新のヴァイガルド名物殺人鬼。怠惰な生を憎み自分が全力で生きることの証明として人を殺しているという、メギドから見ると「真面目に戦争をしている」ヴィータであったため、メギドの軍団に迎え入れられています。今後ハルマ戦で活躍したらどうしよ。
ちなみに目標殺害数1億人だそうですが…参考値として現実のヨーロッパ人口を超ざっくり調べたところ、15世紀ごろで1億人くらい、19世紀ごろで3~4億人くらいだそうです。ヴィータ1億人くらいなら余裕でいそうですね。
ここから追記>>
ゼパルの住む村に来た通りすがりの殺人鬼
殺人鬼がいるのはゲーム内だけだと思った?
ということで多くの方にご指摘いだきました、質問箱に登場した殺人鬼です。本当に私が言うことではないのですが、完全に殺人鬼はファンサービスになると思ってますね?
幼き日のゼパルを人質に取って顔に傷をつけるという鬼畜の所業を成したものの、サービス開始4年を突破した現在でも元気に敵を切り刻んでいるゼパルちゃんの敵ではありませんでした。相手が悪かったよ。
アントーン
イベントシナリオ、「忌まわしき「蒼の組曲」」で登場。「聞くと色々あって最終的に勝手に体が細切れになって死ぬ」という曲を作り、次々と人を死なせていたスーパー音楽家。呪われた曲というには死に方が物理すぎない?
実はメギドラルの実験により改造されて…という背景があるのですが、曲を聞くと細切れになって死ぬメカニズムが改造と全然関係ないので、そこは純粋にアントーンの作曲の才能によるものみたいです。理論上、演奏がすごく上手い人なら誰でも人を細切れにできるぞ! おんがくのちからすごい。
…私の説明が悪くてまるでB級クソ映画みたいですが、蒼の組曲はよくできたサスペンス&青春友情ストーリーでお勧めです。心を強く持たないと指名チケットが一枚Cフェニックスになる点にはご注意ください。
おわり
途中から「何やってんだろ…?」と思ったりしましたがメインと手持ちキャラストは網羅したかな…と思います。
ただ私があまりガチャを回す方ではなく手持ちメギドに限界があること、今回は常設イベントまで手が回っていないことなどから、見落としの可能性が高いかと思っています。
お題箱をおいておきますので、見落とし殺人鬼のご指摘いただけると幸いです。
お題箱:https://odaibako.net/u/hijiri_mayo
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