マガジンのカバー画像

書評、のようなもの。

11
書評、のようなものです。
運営しているクリエイター

#コラム

『日の名残り』

カズオ・イシグロ『日の名残り』を読んだ。 人生楽しまなくちゃ。夕方が一日でいちばんいい時…

18

まじめに生きるって損ですか?

『まじめに生きるって損ですか?(雨宮まみ)』という本を読んだ。 この本は、匿名で寄せられ…

10

ひとりの人間として尊重すること

ジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」を読んだ。 以下は多少ネタバレを含む…

13

自分で考え、感じることは突破口。

最近、昔読んで、なんとなく記憶に残っているものを再読している。 去年はひたすら新しい、知…

13

鞄が導くもの

10年前くらいに買った「OUTDOOR」の黒いリュックを未だに愛用している。 どんなに乱暴に扱っ…

11

競争しない生き方

街中を歩いていれば、たくさんの飲食店を見かけるが、たまにすごいマニアックなお店がある。 …

6

コンプレックスから逃げない

『漂砂のうたう(木内昇)』という小説を読んだ。 おおまかに内容を説明すると、時代は明治。明治維新という近代化の波が押し寄せると、今までの身分制度は雪崩が起こるように崩れ、武士という身分は、突如なくなる。主人公である定九郎は元武士。現在は遊郭の立番に身を落として、おのれの行く末も見えないまま、ぼんやりと生きている。 と、まぁこんな感じ。 定九郎は、とにかく「武士」という身分を嫌っているのだけど、それは出来のいい兄と常に比べられた過去によるもの。比べられるというのは、まぁし

『はい、泳げません』

『はい、泳げません(著 高橋秀実)』という本を読んだ。 この本は、「泳げない」著者が「泳…

2