別府ノート ~ゆるやかな地方のくらし #38 交響楽団


別府市には交響楽団があります。

このサイズの町で、交響楽団があるのは珍しいと思います。

基本的に年2回、地元のホールでコンサートを行っていて、都合が合えば聴きに行っています。

会場はそれほど大きくなく、観客もそれほど多くなく、地元ということもあって空気感はとても親密です。

この親密な空気の中、美しい楽器の音にのった団員の人たちの「良い音楽を届けたい」という暖かい気持ちがまっすぐに伝わってきて、演奏の終わるころには気持ちも体もすごく暖められています。

演奏について評価できるほど、耳はよくないですが、この「じかに届いてくる暖かい感じ」は間違いなくすぐれた音楽に欠かせない要素だと思っています。

次の演奏会も、とても楽しみです。