別府ノート ~ゆるやかな地方のくらし #44 モール


市内にショッピングモールがあり、一度イベントの留守番で、半日ほど椅子に座って店番をしたことがあります。

そのとき、通る人たちをぼんやり眺めていると、ちょうどその頃流行っていた、UGGブーツを履いている人の多いことに気づきました。

ところがそれはオリジナルのUGGではなく、全部「風」のブーツで。

とはいっても、それを履いている女の子たちはみんな可愛くて、その日のことを頑張ってるなみたいな子たちばっかりだったし、そもそもUGGブーツにオリジナルがあるっていうことを知っているのかもわからない、でもまあそんなことはどうでもよくて、それをそれぞれ可愛いと思って、元気よく履いてるところがいいなと。

彼女たちのまっすぐな眼差しから、自分の引き受けたことに沿って、懸命に生きることの大切さに気付いた気がします。