2getherにハマって彼に落ちた

まず最初に私はゆるめのバンギャである。

バンギャというのは主にビジュアル系バンドのファンを差すもの。
ゆるめという表現をしたのは全通するでもなく関東県内最低一度はライブに行こう!というようなスタンスゆえに、本腰を入れて完全に追いかけている人には及ばないから、個人的にそういった表現をしました。他意はありません(なお私は東北出身です)。

熱烈に愛していた人生において揺るがない殿堂入りバンド、Jann●Da●rcは上京したとたんに実質活動休止となった。それゆえにソロ活動をひたすらに追いかけ、並行して他バンドやフェスにも入れ込んでいた。

そんな中、2019年に事件が起こる。
なにはなくとも軸にJann●Da●rcがあった。それが、解散を発表した。
阿鼻叫喚である。元はといえば、これが本稼働しないからいろいろな沼に飛び込んだ経緯がある(誤解のないように言っておくが、これらは今でも愛しているしライブに行くのも継続している。要は通う先が増えただけである)。

そんな、何もかもを超越した存在である神にも等しいバンドが解散した。
もうズタボロである。十年以上待っていたのだ。
良心的なことにファンクラブ会費は現金書留で返ってきた。
泣きながら開封し、今でも書留の封筒は取ってある。
メンバーがソロで出したアルバムに記載されてある、Thanks~に印字されているメンバー名を見てまた泣いた。一年以上経っても彼らの曲を聞けなかった。
プライベートでも激しく落ち込む出来事があり、会社を三日休んで泣き続けた。

傷が癒えない中、コロナ禍に突入した
ライブに行けない、DVD鑑賞会もできない。
ヘドバンもできなければ、バンギャ仲間とあーだこーだ言い合うこともできない。
ぽっかり空いた本命バンドの穴も埋まらない。

初めての自粛期間、私はハマった俳優のドラマ、映画を見尽くしていた。
それ以外、本当に何もすることがなかった。
東北の田舎から上京してきたがゆえ近所に家族もおらず、「レジ袋はいいです」以外の言葉を発しない日々を一か月ほど続け、なんとか自我を保つために土手をウォーキングして日の光を浴びる日々。

そんな中、「タイがヤバい」と言い出すかつての沼仲間がいたことをふと思い出す。
いつか見てみようかな~くらいに思っていた私だが、いわゆるバズツイであるところの「お菓子を買ってきてくれたら胸を揉ませてやる」に触れ、なんじゃこれ、と思った。


2コマ漫画のような「2gether」の宣伝に食いつき、暇だしいっちょ見てみるかと思ったのが5月2日頃だったように思う。
自粛期間前後にAmazonFireTVStickを入手していたことも幸いした。

夕方頃に再生した手は止まらず、気づけば朝を迎え、それまで公開している分をすべて見終わってしまっていた。

この感情をどう表せばいいのだろう。めちゃくちゃ多幸感が凄い
加えて、もう一度見返さなければという気持ちが湧き上がってくる。
すべてを理解したうえで再度鑑賞した際、一度目以上にサラワットの心の機微を表す瞳の動きに魅了された。


たまたま同ドラマを見始めてくれた友人に「インスタがヤバい」と言われたが、今や私が「今日の投稿ヤバい」と送る側になっている。


布教シートを作ったら思いのほか閲覧していただけて大変にビビった。
2getherの人気の高さをここでも実感……まあ、そもそも自分がこれを作ったこと自体も自分自身で驚いているのだけど。


なんでこんなにハマったか。
カラカラに乾いた心身に染みわたる、穏やかで誰にでもあり得る感情の動きが登場するストーリー、それを自然体で演じてくれる役者に惹かれた。それが入口だった(まだ入口……)。

あ、2getherのドラマ自体の素晴らしさを語ると長くなりすぎるので、その後に訪れる恐ろしい沼の話をしていきますね。働け自制心。

気になった方は一話無料(楽天TV)なのでぜひとも!!

OSTも忘れずに!!

主題歌やED曲などのPVには役で出演するのが当然らしい?これがまた良いんです!!

最終回をリアタイし、せっかくハマったのに!と悲しむ暇もなく演者が楽器演奏をする番組が始まる(!!)

そう、Play2gether(全5回)です。

これがヤバかった。


私は狂喜乱舞し、なぜ5回なのか、あと一年は奏でてほしいと土下座をする勢いだった。
バンギャな私は楽器に弱い。

そもそも嫌いな人いる?おらんよね!!

パジャマパーティの装いが設けられたり、食事タイムがあったり、ごく自然な感じで部屋でまったりしながら音楽を演奏する。

嫌いな人おらんよね!!!!(2度目)

こんな素敵な番組が5回で終わってしまう……神企画をありがとう……出来ればエレキギターをぎゅいんぎゅいん演奏する回も期待しています。

とかなんとか思っていたら

BrightWininBOXが始まる


そうこうしている間にさらりとオンラインファンミーティングが決定した。ブ、ブイライブ?わからないけど買いますね!!
Still2gether!?続編!?
なるほど、タイ語教室通いますね!!!!

もうズブズブである。
この、抜けようにも抜けられない、先を埋められている戦法。


私知ってる!次はこのライブをやるね!っていって先行チケットの告知があってあがれない状態……
(バンギャ界隈で追いかけるのをやめることは「あがる」といいます。某ジャンルでは「おりる」というらしいですね……)

本当にヤバい、これが「タイがヤバい」の正体……?

ぶっちゃけドラマが終わったら続編でもない限りそこで完結するのが常だと思う。
演じている俳優さんを好きになって派生するあらゆるものに手を伸ばし始める。これだけだったら今までも体感したことがある。タイドラマの恐ろしいところは、「時間を空けず」にあるのではないだろうか。

そしてドラマが終わっても引き続きペアでバラエティなどに出続けてくれる。これがでかい。常に目に入る状態だと「おっ、そういえばこの一週間2gether見てないや、また見返そう」と思うタイミングがしょっちゅう訪れるのである(私の場合)。

また、ドラマで培った結束関係などをそのままに打ち解けていく彼らはもうニッコニコの仲良しなんです。同じ事務所だというのが強みなんでしょうね。こんな状態、日本ではあんまり遭遇しない………


そんな私が愛するお方を紹介します。

Vachirawit Chiva-aree(Bright)君

です!!!(現在表記はWachirawit Chiva-aree)


名前が眩しい。もうこれだけでダメ。名は体を表す。

わかりやすく言うと、そりゃあもう顔。顔がヤバい
ストレートで申し訳ない、失礼かもしれない………
でもぐうの音も出ないくらい顔がいいんです……ちょっと見て……


この世のものとは思えぬ美貌。


こんな人、この地球にいたの?同じ時代に生んでくれてありがとうおめでとう私。そこからの人懐っこい等身大の笑顔とのギャップ。これが恋の駆け引きというやつ?

顔がいい、しか言わなくなったら終わりだというが顔もいいし声もいいし可愛くてかっこよくて面白い
それでいてなぜかナマコ(だよね?)にもキッスをかます、それはどういった感情?というほどの動物好き。


彼と出会って英語での問い合わせへの敷居が低くなり、(タイ語は難しくてわからないがそれに比べると英語ってわかりやすいな、とハードルが低くなった)、海外から服を購入し、SNSで写真を保存しまくり、使用しているというメイク用品や靴を購入したり、彼をイメージしたジェルネイルを装備した。

ちなみに海外通販はちょっと恐怖心があるのでVプリカを使っている。保守的で心配性な私が上記のことをしている事実に周囲は大変に困惑したようだ。そこまでするくらい好きなんだ……?という奇妙な方向で興味を持たれた。

津軽弁はフランス語に発音が近いと聞く。その流れでマスターできないかという安易な期待は叶うことはなかったが、なんとタイ語教室に通い始めた。入会時に「なぜタイ語を?」と聞かれ素直で純粋な私は「タイの俳優さんと話せるようになりたくて……」と答えた。余談。

私はビジュアル系好きということで、察するにお顔がよろしい方も見慣れていると思う。

そんな私が人生において頭が真っ白になるくらい、こんな芸術的な美貌の人がおったんか!?と眩暈を覚えた。

そしてなんといってもギタリスト
私はギタリストにとても弱い。どうしてこうもツボをついてくるのか……
くだんのV系バンドもギタリストを愛して追いかけていたし、なんというかこう、孤高感に弱い
そして自分がギターというものを挫折したがゆえの尊敬のまなざしというのも大きい。
あかんって、この美貌でギターはあかんって。。。

かっこよすぎて涙が出そう。


齢23歳という若さで社会貢献に対する意欲も高く、人間としても尊敬するたたずまいのBright君に日々感化され続けている。ファンもそれに倣って寄付活動への腰が軽い。

こんな世界を私は知らなかったし、推しを追いかけているだけなのにごく近くにそれに参加できる環境がある。
有志の方々が翻訳をしてくれ、次々に企画を打ち立ててくれ、私はそれに乗っかるだけなのだが(本当にありがとうございます)、これだって今までの私の人生の中では想定外の事態だ。

しかも何かわからないことがあってぽつりと呟くと色々な方が助言をくれる。皆さん優しい………

誰が予想できただろうか、こんな2020年を。

私だってビックリだ。


あとね。
今回はBright君について語りましたけれど、なんと言っても2getherで共演したWin君とゲラゲラ笑っているところが好きなんですよね。等身大の青年って感じがする。

これはインスタントラーメンの番組で何故かダンベルを持っているBright君。Win君も持つ。なぜ?と思ったら見て欲しい。見ていた私もよくわからない。けれど楽しそうなのでオールオッケー、大好きな動画です。何を言っているかはわからないけど。


そうそう、タイ俳優さんたちはドラマで共演したペアのファンに名前がつくことが多いそうなんです。ファンダムっていうらしいんですけど、まあV系でいうところの虜(Dir ●n Gr●yファン)、SLAVE(L●NA S●Aファン)みたいなもんです。それが「BrightWin」の場合「BrightWin」っていうのも良いですよね。シンプルイズザベスト。BrightWinが好きなBrightWinです、っつーてね。


日本の漫画では「刃牙と幽遊白書が好き」と答えるBright君。グッと来るものがあった方は私のようになる素質があります。

イヤホン垂らしたままエスカレーター乗っちゃうところとか、飼い猫にメロメロなところとか、生身で生きているんだなという光景を見せられると感情が爆発する。

推しが生きているって強い。



遠い国の彼をこんなにも好きになる日が来るとは思わなかった。

とかく暗くなりがちなコロナ禍ですが、周囲が「最近すぐ疲れる」「落ち込む」「気分が沈んで何もやる気が起きない」と言うたびに「2gether見たらいいですよ!」と言うのがネタになりつつある昨今です。

まあ、私は本気で言っているんですけど!!!!


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