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集団


集団に憧れている。

ひとりが好きな自分と、そんな自分がいる集団とは。


集団を欲している。自分が属する集団を。その集団は、自分と同じ目的がある同世代が集まってる。自分のライバルばかり。それぞれ個性は違えど、結果的には同じ目的のために頑張れる。熱量もそこまで違わない。友達にもなれる。相談もするし、全力で喧嘩もできる。いつでもご飯に誘えるし、断られてもメンタル的に病まない。そして、その集団にいることを集団の外から羨ましがられる。

的な集団。そんなグループに入れる機会はいつ巡り合えるでしょうか。


クラスや部活、会社等々、自分は今までにはなかなか良い集団には出会えなかったなと。それは集団を自分であんまり選ばなかったからなのか、夢と違うようなところに属してしまったのか、それとも理想の集団になりそうな集団にはいたのに、集団から逃げてしまったのか。良い集団にする努力を怠っていたのか…。


集団って面倒で、一番は目指す方向とか熱量が違うってことなんだと思う。性格が合わないより何より、それが一番しんどいんじゃ。まあ揃わんし。そういうのは。

揃わんものは揃わんと割り切って、それぞれで行こうと舵を切るのは破滅への道へと着実に近づいていくと思う。なぜならそれは、短期的な解決方法だから。結局いつかは何かを共有できないとダメな時がくる。


SNS等でどんどん繋がれる世の中だから、今や集団も作りやすい。コミュニティってやつか。その反面、集団も大事に作るようになってきてる。ちゃんと諸々合う人で作れるかどうかに、みんな躍起になってる。とりあえずで作った集団は脆いから。

そして、みんな自分に合った集団を探している。成長するにあたり、色々な集団から疎遠になり、外れていき、もはや1人でも何とか生きられてしまう中で、それでもやっぱり入りたい集団とは。友達ではない、集団とは。



海賊船が島々を渡って仲間を集めるように、もっと希望する集団が自分に働きかけてきてくれたらいいのに。

そんなことを思いつつ、今日もひとり。仲間を探す。






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