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秘宝新聞vol.6 2019年 秋号

こんにちは秘宝新聞です。
今日は秘宝新聞vol.6
2019年秋号をココに載せてみようと思います。

【はじめに】
この号を発行した当時、季刊のはずなのに、自分達で設定した締切まで原稿が間に合わなかったり、他の仕事で忙しくしていたり、たまにそんな事もありました。そんな謝罪から入る今号(笑)。

それでも発刊し続けて今に至るわけですが、マイペースで続けられたのも、のんびり待っていてくれた読者様たちのおかげです。ありがとうございます♪

ではここからが当時の秘宝新聞です、どうぞ。

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どうも皆様こんにちは。秘宝新聞です。
既に 12 月になってしまいましたがこちらは秘宝新聞 vol.6 2019 年秋号です。
秘宝新聞は、変なもの、不思議、あやしいもの、オカシイこ
とを見つけてはとコラムと共に掲載してみたり、素敵なスポットや SHOP を、紹介するというコンセプトではじめたフリーペーパーです。

さて秘宝新聞ものろのろ発行してきまして第 6 弾となりました。秋号といいつつもうすっかり冬の気配で焦りましたです。
気長に待って下さり、本当にありがとうございます。

大変遅くなってしまったことをお詫びします。待っていてくださっていた皆様ごめんなさいね。
今年の夏は梅雨が長引いたり、この暑さが永遠に続くの
ではないかと思い始めた暖かすぎる秋でしたがちゃんと冬になるものですね。

さて今回は内容がもう季節と合ってないんだよう。テーマは「それぞれの秋」
秋と聞いて思い出すものって何でしょう? 食欲の秋芸術の秋、秋は何かとこんな風に思い浮かべたく なる、そんな季節なのでしょうか。

「秋になると思い出す、尊さと命と」byしる子

それは実家のりんごの収穫時期であること。これから迎える 青森の寒い冬を前に、急ピッチで進められるりんごもぎ。りん ごを木から「もぐ」のである。

「獲る」のでも「切る」のでもない。 「もぐ」。 
つると枝の接続部分に人差し指を当てて、手首をクイッとひ ねると、つるを残してりんごがもげる。もいだらカゴに入れていく。

高い所ははしごに登り、時に木に登ったりもして、りんご をもぎまくるのである。 そのりんごをもぎもぎしている期間は約 3 ヶ月。品種によって 収穫時期が違うので、5 6 種類のりんごが、時間差でどん どん収穫時期を迎えていく。そのりんごもぎの期間になると、 テストや部活の試合がない限り、土日になるとその作業を子供も手伝うのが、我が家では当たり前であった。

 小さい頃は大した作業もできないから、付近に落ちている栗 を拾ったり、落ちたりんごを投げてみたり、トンボやカエルを捕 まえたりして遊んでいた。今思えばその子供の姿が、大人た ちの癒しになっていたのかもしれない。 しかし子供は子供で、その親たちがしている作業を見ている。 

だから、少し大きくなっていざ手伝うとなった時には、既にだいたいの作業を見て覚えていた。 家業とはきっと、そういうものなのであろう。 

見て覚えていることの延長。「見ていた」から「手伝う」となっ てから改めて覚える事は、教わったことがない注意点とかそんな細かい事だけだった気がする。 

りんごを作るのにはとても手間がかかる。
恐ろしいほどの長い期間、丁寧に手間暇をかけて育てる。

北国の気候では、 植物がなかなか育つのにも時間が必要で、その大変さや苦 労は、りんご1 個からはなかなか伝わらないのだけれど。 秋になると送られてくるりんごを食べながら、親の育てたその りんごの手間暇に感謝しながらいただく。どの食べ物も命を いただくと考えると尊いのだけれど、作り方を見てきたりんごとお米への感謝は、自分や家族が関わっているだけに格別である。 そんなことを思う、秋です。


「秋の思い出~体調の悪さ」byはつ子

今はもうそんなことはないのだけど、私は 20 代30代は、 毎年秋になると、気分が落ち込み、やる気も失せてしまうのが悩みでした。

今思えば産後うつだったのですよね。
当時は「産後うつ」なんて言葉もなく、情報も少なく、自分の状況を理解することも難しかったなぁ。

物思いに耽りすぎて時間の感覚も薄れ、ぼんやりと過ごしては一日が終わってしまうという日もあり、罪悪感にも襲われさらに気分が落ち込むという悪循環のなか、どうすることも出来ず過ごしていました。その後、産後うつからのうつ病になるのでした。

おっとずいぶん暗くなってしまいました。

元気に回復した今ですが、秋になるとなんとなくあの秋の憂鬱さが思い出されて、そんな当時を思うと、「嗚呼、今はこんなに元気だ。のほほんと過ぎる毎日が楽園のようじゃ~~~。」と思います。(笑)

あれから私を支えてくれた友人たちや家族の顔が思い浮かび、今ふっつーーーに過ごせていること、生きていることに感謝の気持ちが湧いて来るのでした。

「もう一つ思い出す秋~北海道の秋、観楓会、べちゃべちゃの道路、一番寒い時期」byはつ子

楓を観る会、と書いて、観楓会(かんぷうかいと読みます) 
北海道ではお馴染みなんだけれど、 ちょうど秋になり木々たちが紅葉する季節、北海道では、この観楓会というのが年に一度の恒例行事で行われるのです。 社員旅行的な。 

紅葉の綺麗なスポットへ温泉へ一泊旅行というのが一般的な のかな。 個人でも、友達同士で雪が降る前の少し寒い時期 温泉によく行っていたような気がします。 一泊して一晩明けたその日に初雪!なんていう時もあってその時にはずいぶんテンションがあがったもんさ。 

そしてべちゃべちゃの道路というのは、北海道のこの時期 9 月から 11 月は意外と雨も多くてそしてしかも寒さが厳しくな るシーズンなので、すこぶる寒いのであります。 時にはみぞれがふったりして傘を持つ手もかなり冷たいし、、、べちゃべちゃのシャーベット状の雪が道路につもってぬかるんで、歩きにくいし何といっても靴にかき氷みたいな水が染み込んできて冷たいし。 11 月は一番嫌いだった。 いっそ雪になってよ。と空に向かってぶつぶつ言う私でした。  

「秋のファッション考」byしる子

以前、「秋冬の街は『おでんの妖精』ばかりだ」的な表現を見かけた事があるのだけど、秋冬はなぜ汚い感じの色 ばかり店頭に並ぶのか?と、とても不思議に思う。 いわゆるお求めやすい価格のお店には、黒、グレー、茶色、 小豆色、深緑の洋服しかない。たまに白もあるか。 見ているだけで、思考停止するような色ばかり。 お年頃の私が着ると、顔もくすんで見えるだろう。 そんな秋冬の店頭から、目の覚めるような鮮やかな色のコー トを見つけるのが、今年最後の私の目標です。しかも私が着られるサイズのね(笑)。

おススメ書籍

 *ひとりごと絵本 

100%ORANGE (著)
輪ゴムが赤かったというだけで 捨てられなくなるこの気持ち。 炭酸の抜けたジュースを飲むと これがお前の本当の姿か。 と思う。 出なくなったペンは捨てないで 引き出しの中のペンの墓場に いれます。夢や妄想や日常の、 かけらのような言葉と、 自由気ままな絵。 至上のほほえみブック。 

数年前に長女がプレゼントしてくれた本なのですが かわいくて楽しくて、ちょっとヘンで可愛いです。 

*編集後記 *

 穏やかな気持ちで過ごしたいね

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追記
思い返すと、こんなことも書いていたのですね~~~。
それにしても編集後記に、穏やかな気持ちですごしたいね。てw
なにか穏やかじゃない事でもあったのでしょうか?はつ子さん(笑)


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