〈2人台本〉甘いありがとう(約1100字)

男:素直、時々キザな雰囲気を出す。
女(または不問):照れ屋、健気な性格



男:はぁ、疲れたー

女:お疲れ様。テレワークとはいえやっ
      ぱり仕事は大変だね。

男:まぁな、簡単に終わるなら仕事とは
     言えないし。

女:いつも頑張ってるからさ、ご褒美、
     用意したよ!

男:まじ!?やった!!ありがとうな。

女:じゃーん!老舗のお菓子屋さんの
     新作プリンだよ!

男:え!まじ!?それ食べたかったん
     だ!

女:はい、スプーンも用意してるから
    ね?

男:ありがとう。

女:いただきまーす!ぱくっ…んー!!
     美味しい!まろやかでとろける!

男:(そわそわする様子)

女:ん?食べないの?

男:あーん(口を開ける)

女:え!?

男:ご褒美だろ?1口くらい俺に食べさ
    せてよ!

女:え!?、ちょっと、恥ずかしいよ!

男:別に誰かに見られてんじゃないんだ
    し…お願い!!

女:しょうがないなぁ。はい、あーん

男:あーん。ぱくっ!んーうんめぇ!

女:気に入ってくれたなら買ってきたか
     いあったね!

男:まあプリンもうまいんだけとさ…

女:何?

男:お前から食べさてくれるってのがい
     いんだよ!

女:な、なにそれ!そんなこと言われた
     ら照れるって!

男:じゃあさ、体験しようよ!俺からも
    食べさせてあげるからさ。

女:え、じゃあ一口だけね。

男:じゃあ…はい、あーん!

女:あーん。ん!!美味しい!

男:な?違うだろ?

女:でも、食べさせ合うって照れるね。

男:気にすんなって!この部屋には俺た
ちだけなんだから。

女:…もう、君はたまにキザなんだか
     ら!!

男:でも、そういう俺もいいだろ?

女:…否定出来ないのがちょっと悔しい
     かも。

男:俺はお前の照れ屋な部分気に入って
     るぜ?

女:だーかーら!そういうの恥ずかしい
    って!

男:あはは、そういう時は素直になれっ
    て!

女:…ありがとう。

男:ん!こちらこそだよ。なんだかんだ
    言ってお前には支えてもらってる
    からな。

女:そんなことないよ!君が頑張ってる
    からだよ!

男:俺が頑張れるのはお前がいるからだ
      よ。

女:え!あっ、そ、そう?

男:ホントホント!

女:じゃあこれからも頑張れるように
     もう一口食べさせてあげる。

男:まじで!?やった!あーん

女:はい、どうぞ。

男:ぱくっ、うーん!美味いなぁ!
  ほら、お前も口開けて?

女:あーん。ぱくっ!うん、自分で食べ
     るより美味しい。

(間)

男:ふーぅ、あっという間に完食した
     なぁ

女:本当にね。美味しかった!

男:おっし!仕事も仕上げに入るとする
     か!

女:頑張ってね。

男:おう!。ありがとうな 。

女:これくらいなんでもないよ、じゃあ
     片付けとくね。

男:ありがとうな。

(1人語りを交差するように)

女:…君が頑張ってるから自分も頑張ろ
     うって思えるんだよ。
      むしろ支えてもらってるのはこっち
      の方。

男:お前と過ごす時間は甘くて俺を
     元気にさせてくれる。

女:いつも。

男:ありがとう。

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