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それでも私は、HiHi Jetsに永遠を見る

2019年7月13日、私はHiHi Jetsに一目惚れをした。人生で唯一の一目惚れ。
あれから約2年が経った2021年6月15日。「あの時」と同じ曲のパフォーマンスを見た。
2年の間、たくさんのことがあった。2年前は花粉か風邪予防以外でマスクなんか付けなくても良かったし、毎日友達と会えるのが当たり前だった。就職と院進とで離れ離れになってしまった友達も沢山いる。
そんな当たり前が当たり前でない毎日になっても、HiHi Jetsは5人でいてくれた。

応援してすぐに5人でなくなったときもあった。どうなるかわからなくて降りようかとも思った。結局降りきれなかったのだけれど。ネット上で沢山のトゲを持った言葉を見た。たぶんあの時のことは許せないと思う。2年の間で誹謗中傷について改めて考えた人も多いだろうけど、それでもあの時トゲを投げられたという事実は消えない。ただのド新規の私でさえ傷ついたのだから、本人たちはもっと自分を追い込んだと思う。

2020年、5人揃った時はやっぱりほっとした。5角形の頂点はやっぱり5つないと。3つの頂点じゃ5角形は作れないもん。

過去を掘り返されることもあると思う。確かにアイドルとしては良くないことをしたから。厳しいかもしれないけど擁護するつもりも美談にするつもりもない。
でも、私はただのファンとして彼らの「今」を見て「現時点の」評価をしようと決めた。過保護とか言われるかもしれないけど、大好きなんだから過保護な味方でいても良いじゃないか。

そういえば涼くんのインタビューで印象に残っているテキストがある。2020年3月27日号のテレビガイドで
「もう一般の人が望むような理想のアイドル像にはなれないかもしれないけど」という主旨の発言をしていた。
いやいや待て。優しいブログをしたため、何気ない日常をISLAND TVに収め、地上波など大きなお仕事の度に髪型を変える。これ以上君は何を求めるのか?私にとって涼くんは理想のアイドルだよ。
その後の「自分たちのファンを楽しませる、幸せにしたい、というか幸せにするって気持ちは、いっぱいです。」という言葉がもう素敵なアイドルなんだよ。

2年の間で事務所にも変化があった。嵐の活動休止発表で思い知ったけど、改めて当たり前なんて、永遠なんてないんだな、と何度も思った。

だからこそ今日、初めて恋をしたあの日と同じ曲を、同じ5人で披露するのを見られたことが、本当に嬉しかった。少し大人になったけど「あの時」と同じように見ている人を元気にさせるような、HiHi Jetsらしいパフォーマンスだった。

なんとなく、どんなことがあっても5人で居続けてくれるんじゃないか。居続けてくれないか。なんて思ってしまう。もうローラーはしんどいね、なんて笑いながらいつまでも子供のようにふざけあっていてほしいななんて思ってしまう。極端な話、明日いなくなってもおかしくないのにね。

永遠なんてないんだよ。子供じゃないからよくわかっている。


それでも私は、HiHi Jetsに永遠を見る

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