見出し画像

【ルーンテラ】万年プラチナEnjoy勢の『目覚めし者たち』で生まれたネタデッキ紹介

初めに

 この記事は無駄に高いプライドのせいで環境デッキを全く触らず、オリジナルデッキがいつか環境デッキに刺さってくれないかな~と楽観的に構えているlorプレイヤーが『目覚めし者たち』のシーズンで作ったネタデッキを紹介するだけものとなっております。
 メタ読みは勿論のこと、勝率統計などは一切行っておりませんのでこの記事を読んでも、特別皆さんが技術的に得られるものはございません。
 それでも大丈夫な方、お時間に余裕のある方は拙い文ですが、ぜひ暇つぶし程度にお読みください……

1.挨拶とnoteを書こうと思ったきっかけ

 初めまして、HIGURIと申します。日本に生息する数少ないLoRプレイヤーの一人です。オリジナルデッキを握って対人戦で気持ちよくなる習性をしています。かれこれ一年ほどLoRをプレイしていますがLoRを勧めた友人以外で自分と同じ画面を開いている人を見たことがありません。この前LoRをしていたらリアルの友人に画面を覗かれて、「何それ、遊戯王?w」と言わました。多分全国のLoRプレイヤーは同じ経験があると思います(多分)
 さて、今回こうして環境の変わり目にnoteに記事をしたためているわけですが、なぜダイヤにも行ったことがないぺーぺーが記事を書こうと思ったのか。それはとあるLoRプレイヤーのツイートがきっかけでした。

「上位帯じゃないプレイヤー(Enjoy勢)の考え方とかデッキの構想をnoteで見てみたい」

 要約するとこんな感じの内容だった気がします。元ツイは残念ながらいいねを押していなかったのでTwitterの波に流されていきました。(本当にすいません…)
 確かにSTに出られるような競技勢の方達が書いた記事や、環境メタのデッキ紹介の記事はためになります。自分もLoRプレイヤーである手前、読んでて勉強になるなぁ……と思うことは多々あります。
 しかし自分の心に問いかけてみた時、自分が本当に見たいと思うのは環境を取ってるデッキでもそれをメタるデッキでもありません。誰もが思いつかないようなカードの組み合わせで大きなシナジーを生み出している創造的なデッキに私は出会いたいわけです。
 別に環境デッキに面白みが無いと言いたい訳では断じてありません。ただ私は、誰にも見向きにされず、環境に取り残され、存在を忘れ去られたカード達を拾い上げ何とか光らそうとしているデッキに感動を覚えてしまうのです。
 そのお陰で私はとあるゾンビ系Vtuberのファンボに成ってしまったわけですが彼のことを話し出すと万字は下らないので、この話はまた後日ということで……

  さて、話を戻しますが今回このような記事を書く経緯にはとある名も知らないLoRプレイヤーの一言が関係してるわけです。それにまんまと触発されたというわけですね。
 え? 元ツイの人は別にネタデッキを見たいわけではない??
…いいじゃないですか、ネタデッキでも。は〇〇いさんのファンボになっちゃったら発信したくなっちゃうんですよ。

 というのはあながち冗談ではないのですが、本音を言うともっと日本のLoR界隈が賑わってほしい、この一言に尽きます。
 ただでさえ日本のプレイヤー人口が少ないうえに、公式からの供給も少なく、LoRの広告なんて見たかどうかも記憶に怪しい。誰もLoRを知る機会が無い、こんな状況だからこそ能動的でありたいのです。
 そう思った時に自分に出来ることといえば、自分の作ったネタデッキやお遊びデッキを晒…紹介することだと思いました。
 LoRは非常に自由度の高いゲームです。デッキ構築は勿論、ゲームシステムもお互いがゲームにリアルタイムで干渉ができ、読み合いが熱いところが良いところです。
 私はそんな素敵なゲームを自分のできる範囲で盛り上げていきたい。そしてこの記事を読んで、一人でもLoRに関する動画、記事を作って欲しい。そこからLoRのことを知らない人達にドンドン伝播していけばいいなと思ってます。

 ちょっとタイトルに似つかわしくないしめりけのあるお話をしてしまいましたが、今の話は本音という名の建前です。
 じゃあ、本音は一体何なの? 決まってます。オタクだから自分の作ったデッキの紹介がしたくてたまらないだけです。行くぞ!!

デッキ紹介

さて、今から本題のデッキ紹介に移るわけですが、折角なので『目覚めし者たち』の振り返りも並行してやってみようと思います。
今回のシーズンでは武具という新しいコンテンツがやってきました。スペル風アタッチの登場です。でも少し物足りなさを感じたのではないでしょうか。ちなみに自分はよく分かんなかったです(笑)
あまり使ってなかったというのもありますが、理解が進んできたのはシーズン終わり時。そう、つい最近です。
 そんな私ですが、武具について一つだけ分かることがありました。それは、武具をつければスタッツが上がるということです。
 幸いなことに、オーンの鍛錬軸で武具のスタッツを上げれることが事前に分かっていたのでスタッツが上がって嬉しいカードを探すことから私のシーズンは始まりました。
 

1.マスター・オーン

10/10のイルーシブってロマンあるよね

シーズン最初のデッキはマスター・オーンを作りました。オーンの相棒はイーだと信じきっていたのですが、公式的にはどうやらジャックスが正妻だったようです。
 使ってみた感想ですが、鍛冶場が一枚あるだけでフロウの発生頻度をかなり上げれるので相性は良かったのかなと思います。ただ3コスランドマークは往々にして盤面不利となるジレンマを抱えているので着地のタイミングを見極める必要があります。そう思うと次のシーズンで追加されるグウェンのランドマークはかなり安定感のあって、尚且つ壊れな感じがしますね。鵜呑みにしないでください
フィニッシャーはトレバースヌーズボトムを採用しました。きっとほとんどの人が使ったことがないと思います。コイツはサポートしたユニットのステータスをコピーしたイルーシブユニットをアタック状態で召喚してくれるクレイジーなヨードルです。武具+鍛錬でムキムキになったユニットをサポートする瞬間は最高に夢見心地です。リーシンとか単積みしてみるとサブプランができていいと思います。武具や獣の型でOPつければいつも通りの最強リーシンが見れるのではないのでしょうか。
 初めてオーンのカードコンセプトを見たときに「お前フィニッシャーになれるのか…?」という感想を抱いたのを今も覚えています。今では進化条件が緩和されてますが10ダメストライクはかなり厳しかったと思います。
 ただ進化したら、召喚した雄牛だけでフィニッシュできますし雄牛にトレバーをサポートしてやればさらに確実なものになります。終盤の強さはもちろんですが、序盤中盤にしっかり盤面を固めていけるのも鍛錬の強みなのかなぁと使ってて思いましたね。
 さてここまで一度もイーが話題に出ておりません。当たり前です。僕がフロウを使いこなせていないからです。しかしながら今回のマスター・イー追加に伴うフロウの仕様変更により、マスター・ジンという天才がTLに現れましたし、次シーズンはフロウに大幅強化が入るそうなので、もし暇があれば練度を上げていきたい所存です。
 
 そういえば最初の挨拶の時にかなり適当な挨拶をしてた気がするので、ちょっとだけ自分語りさせてください。
 皆さんにも自分の好きなデッキタイプがあると思います。除去、ビートダウン、アグロ…色々あると思います。そんな中でも私はビートダウン寄りのコンボデッキが大好きです。どデカいフィニッシャーパーツでワンパンするよりもジワジワと自身の優位性を確立していく、そんなデッキが大好物です。
 そのせいか、今回紹介するデッキのほとんどがミッドレンジ&ビートダウン尚且つ、明確なフィニシャーがいないことが多いです。ご了承ください…

2.ガレンオーン(ガリレオーン)

無限に奮起がしたかった

 さてお次のデッキはガレン・オーン・ジャーバンの鍛錬奮起デッキです。
 過去にTLでガレンガリオの毎ターン奮起する天才デッキを見かけた私はUSJに遊びに来ているのにも関わらず、そのデッキ構築に意識を乗っ取られ、ハリー達が捕まえようとしていた金のスニッチがペトリサイトの石にしか見えなかったくらい、デマーシアの正義に飢えていた時期がありました。
 そして今回のオーン追加でふとあの構成を思い出し、フージョンさせたデッキがこちらになるわけです。
 このデッキは2種類の構築があります。↑の構築とジャーバンをガリオに変更した構築です。
 基本的には武具を鍛錬してチャンピオンの進化を目指しつつ、進化後の奮起を使ってオーンをアタックしていくだけの簡単なデッキ。ジャーバンも決戦場を用意してくれるのでいつでも雄牛を突撃させられます。スカウトをつけるスペルをオーンにつければ、アタックした後でも決戦場からの奮起を決めることができるので採用は全然アリです。
 兎にも角にも予見者がホントにいい味を出していて、鍛錬をすれば場と山札のユニットにそれぞれ1/1が入るわけですから、使わない手はありません。
 エルドリッチはオーン進化とバーン対策に入れてますが、わざわざコイツを入れる必要はありません。それよりも序盤の動きの選択肢が少ないので回復、AOEを積んでおくことをお勧めします。
堅実な動きをしたいならJ4、ロマンを求めるならガリオといったところでしょうか。個人的にはガリレオーンというネーミングセンスが気に入ってるので後者の方が好きですね。

 それにしても今シーズンは新チャンプ達の躍動が少なかった気がします。最初こそ時間軸ジャックスとかいう不埒なデッキが流行りましたが、それも下方を喰らい姿を見なくなった印象があります。その後、我らがぴすかる先生ノラハイマーを生み出しLoR界隈に激震を起こしました。とは言え、それ以外の組み合わせが上位帯で話題になることもほとんどなく(あったらどうしよ…)、オーンやイーは環境に顔を出すこともままならなかったわけです。新しく与えられた武具は武器使いの元へ届かず、彼らをサポートするために生まれたスペル、ユニットは既存チャンプ達に還元されてしまったのです。
 その結果、STやプレイオフではデッキの鍋パが行われていましたが、カードゲームとしては100点の状況なのでLoRは安泰です。やったね。

3.タム・ブラウム

○ちだ○様のコンセプト

お次はタム・ケンチとブラウムの鍛錬デッキです。構成を見れば気づく人もいると思います。そう、我らが主神はちだい先生のナーガケイボロスデッキです。
こんな記事を読んでくださる貴方様なら勿論チェック済みだとは思いますが念の為、動画を貼らせていただきます。このデッキのすべてはこの動画に詰まってますのでぜひご確認ください。そのままチャンネル登録もお願いします。

というわけでこちらのデッキは鍛錬した武具を触手に引っ付けナーガケイボロスの激情を発動させるというコンセプトになります。鍛錬した武具をブラウムに乗せるだけでも大半のトレードは有利に動かせますし、スタッツが上がりリジェネの付いたタムさんほど心強いものはありません。このタイミングでデッキに3/3/3の使い捨てフォロワーがいるときの大切さを実感しました。なぜか、という理由は後で分かります。
 タムさんがしれっと強化されていたのには狂喜乱舞でしたが、あれでタムさんが環境に返り咲くかと言われたら微妙な反応を返さずにはいられません。彼がソラカから巣立つ日は来るのでしょうか
 それは置いといて、以前ブラウムグウェンのハロウドデッキを作ったことがありましたが、次シーズンに追加されるロビーと残響の亡霊との組み合わせでこの構築はかなり化ける気がします。
 またシーズンの終わりにこのような記事を書く機会があればその時紹介したいと思います。

4.アクシャン・ケイトリン

砂の秘宝とかいうOP

 さて、もう十分鍛錬でスタッツの暴力はしてきたのでここからはコンボデッキ?の紹介をしていこうと思います。まずはアクシャンケイトリンの武具慧眼トライビームです。砂中の武器庫から出てくる3コスの武具と即席制作で作られる2コスの武具をとっかえひっかえすることでトライビームのカウントや慧眼のドロー、アクシャンのカウントを進めていくデッキになります。
 このデッキを使っている最中に、ユニットの武具を交換することで間接的に体力が回復できるという事に気づいたときは大学の講義が一切耳に入ってこないほど衝撃を受けました。ウソです
 武具が味方指定になるのでデッキコンセプトを遂行しているだけでアクシャンが勝手に進化します。新シーズンのシュリーマ武具でアクシャン専用といっても過言ではない奴が追加されたので、それを入れるともっとスムーズに動けると思います。
 これは個人的な意見ですが砂の秘宝ってさすがに強すぎると思うんですよ。だって3コスで+4/4って…骨の棍棒の気持ち考えてやってくださいよ。5コスで+4/4って…せめてOPの一つでもつけてやってもいいと思いますけどね。
 そんなことはさておき、トライビームは面白いですね。一時期トライビームが流行った時は逆張りで使いませんでしたが、敵ユニット処理とクソデカユニット召喚が5コスで行えるのは浪漫と実用性がいいバランスで取れてると思います。
最初に紹介したトレバー君もそうですが既存カードと新カードがうまく嵌っているのを見ると作っているこっちも嬉しくなってしまいます。
 やはりオリジナルデッキを作るのはやめられません。

 一つ懺悔なんですけど、さっきケイトリンのことを間違ってケインと書いていました。間違いに気づいたのは良かったんですが、ケインが新チャンプの一人だという事に気づかず、新チャンプの話をしていた時にケインの名を出すのを忘れていました。申し訳ございませんでした。ついでに今シーズン一度もケインを触っていません。ゴメン。

5.アフェリオス・タリック

カモジェネをタリックで複製するの最高

先に断りを入れておきます。ここからは私が謎にハマってしまったスターハウンドの群れゾーンになります。似たような構成にはなって無いと思いますが、ワンころばっかり見たくねぇよ、という方は3つほどデッキを飛ばしても構いません。おそらくすぐにゾーイの群れがあなたにいたずらを仕掛けてくるでしょう。それでもいいならどうぞ先にお進みください。

 というわけで、やっとコンボデッキが始まるかと思いきや、またビートダウンのデッキに戻ります。コンボデッキはトリを務めてもらおうと思うのでもうしばらくお付き合いください。
 このデッキは一応オリジナルデッキなんですが、嫌な予感がして確認しに行ったら見事にはちだい先生が2つ分の動画として挙げているものでした。無意識に寄せに行ってしまうファンボの鏡だと笑ってください。
 デッキの内容としましては怪しい人物でスターハウンドの群れを増殖、育ちに育った群れの一頭を封印の鋼で武器に変えスターハウンドやカンファに装備して殴るデッキです。スターハウンドが引けないとお話にならないのでタリックでカモジェネをコピーしドロソとして使います。個人的に好きなところはアフェリオスの武器で召喚した2コスユニットをヘクステックトランスモギュレーターで悪さに使うところです。スターハウンドに変えてもよし、敵を2コスに変えてもよしとかなり私の好きな性能をしているので一推しカードです。
 スターハウンドだけで盤面を破壊できる性能をしているので使う価値は大いにあると思います。

6.ルブラン・ダリウス

攻撃しかできなそうなのに中々やれる

 スターハウンドデッキの二作目。
チャンピオンだけでどんなデッキか判断出来たら変態レベルで予想しにくいデッキだと思います。流れは基本的に同じでスターハウンドを置いて増やすだけです。ただ先ほどのデッキと違い増殖手段が限られているのでマリガン、延命ともに気を付ける必要があります。ルブランは進化後の生成スペル目的、ランブルは脱走兵へのバフ付けと足りないユニットの穴を埋める役割があります。脱走兵にスターハウンドのバフが乗るのでいい感じにバフが乗ったところでグレートハンマーで刈る、といった形になってます。たとえ脱走兵で倒しきれなくとも封印の鋼で作った武具をダリウスやアタカンに引っ付ければ良いだけなので、スターハウンドさえ着地できればあとは何とかなる印象です。

 そういえばこれを書いてる今、実は新環境が始まっていてさっさと書かないといけない焦りを感じているんですけど、皆さんはどんなカードが気になってますか? 私は特にこれ使いたい!っていうのはないんですけど、新カード見てて思ったのが、ビルジにかなりドロソ手段が来てて、世はまさに大航海時代かと思いきや、卓上でポーカーしてるイケオジの時代になってきてるんですよね。どうやら2コスで2ドローできるカードもあると聞きましたし、どんどんTFが生き生きしてきてる気がします。
 まだ触手がいない時代、TFはかなり空気の存在でした。そんな彼を救うためにオレソルTFを作っていたのが遠い過去のようです。事実ですけどね。

7.ソラカ・タリック

4コスの白炎龍って確か体調万全でしたよね…?
傷ついてる方が強いってどゆこと??

 こちらのデッキがスターハウンドのラストとなりなす。先程は沢山の犬に囲まれて大変だったでしょう。安心してください、次はゾンビわんこです。
 コンセプトとしてはカミヤナギでエフェメラルとなったスターハウンドを刻印や祝福でリペアしつつフェイトを発動させていく流れとなります。今回、ソラカと泉が入っているのですがスタッツの上がったスターハウンドとかなり相性がいいです。スターハウンドを使っていると、体力も多くまた別のスターハウンドのフェイトが重複するのでかなりギリギリのラインを責めるようになります。そこで減った体力を一気に回復させる瞬間の快感は忘れられません。
 新環境もまた多くの武具関連のカードが追加されていましたが、フェイトと武具の相性が良すぎる気がします。スペルのように打て、尚且つ効果は永続、アタッチよりも気軽に乗り換えができるので何かしらの調整は欲しいところ。しかしそうなると、私の頭で考えられる調整はアタッチをスペルマナ使えるようにしようぐらいしか思いつかないのでインフレに拍手を送るしかありません。
 
 ちなみにこれはドラゴンデッキを愛してる私のワガママなのですが、4/4/4の白炎龍を助けてやって欲しいです。ただでさえ使おうと思わない性能の上に彼の本懐であるドラゴンデッキにすら起用されることがありません。しかし彼の傷付いた姿はどうでしょう。使いたくなりますよね? 3積みしたくなりますよね? そういうことです。
 子供を守護してるくらいならタフをつけてくれてもいいと思うんです。それだけでドラゴンデッカーから採用の声がかかります。出世街道まっしぐらです。ウソです。傷付いた方に1コスのタフスペルを付けるだけで解決します。終わり!閉廷!

8.ノランブル

OUT OF THE ウェイ

 このデッキは今シーズン1番のお気に入りデッキです。何でかって? 簡単です。アウトオブザウェイ(AOW)が入っているからです。
 私は毎シーズン必ずと行っていいほどAOWの可能性を信じ、模索を続けてきました。AOWサポート、永続イカサマダイス、永続ハロウド…そんな1年間の執念がこのデッキには詰まっており、なおかつ過去最高の出来になったと確信しております。
 さてこのデッキですが、AOWでラウンドバフを永続にして領域の世話人の効果を重ねがけするビートダウンデッキです。
 ポータルやメカヨードルで場を繋ぎ、AOWからの世話人着地を目指します。今まで作ってきたAOWデッキはいかに早くAOWを置けるかが肝になってくるものばかりでしたが、このデッキに関しては世話人が居ないとAOWのメリットがあまりなく、さらにわざと5コス帯を抜いています。なので4ターン目までに安定した盤面を作って5ターン目にAOW、世話人という動きが可能なので、無理してAOWを打って不利を被る心配がないのがこのデッキの魅力です。勿論その逆も然りで、世話人を置いてからAOWを打つことでドローをし、すぐに効果を得ることも可能です。
 バアドや旅路など次のドローに確実に加護が発動できるカードはかなり取り回しが良く、2回でもコンボが決まればそれだけでインパクトダメージが12点飛んでいきます。我ながら良いデッキを作ったものだと感心していたのですが、このデッキでランクに3戦ほど潜ったときにフィオラと3連戦しその後、涙ながらにミニモーフを3積みしたのは言うまでもありません。

 ここだけの話なんですが私とLoRにはとあるジンクスのようなものが存在しております。(ダジャレジャナイヨ)
 それは私が、面白そう!と手に取った新チャンピオンは環境に出てこない、というものです。というのも、カイサ単が流行った2シーズンほど前のころ私はカイサではなくイブリンにハマっていました。ガリオイブリンを最初に作った時に同じタイミングでケミカル犬先生がガリオイブリンの動画を投稿なさったときは運命を感じてしまいました。
 いくらカイサ単が環境を破壊しようと、どれだけイラバがカイサメタだと言われようと私はイブリンを愛しました。その結果がこれ
 今シーズンは…うん。満遍なく触っていた気がします。ケイン以外…
 そんなわけで私は何が言いたいのかというと、次シーズンはどのチャンピオンにも魅力を感じておりません。かろうじてニャルマゲドンにセラフィ―ンが使おうかなぁ…といった程度です。
 なので皆さんはヴェインとヴァルスを積極的に研究することをお勧めしておきます。間違っても、残響の亡霊&脱走兵とか残響の亡霊&砂塵兵とか残響の亡霊&悲しみを記すものとか残虐イバーロスとかハウアビ守り手とかに手を出してはダメですよ? 約束です。

9.レクサイ・ジンクス

デッキトップと場で2回ビリビリしたときの快感

 お次はレクサイジンクスの増殖潜伏デッキです。
ジンクス?どこかで見たような…) 
 コンセプトとしては偽造品や非完璧主義者を使ってレクサイを山札に増殖させます。潜伏以外のユニットは先見持ちにすることで必ず潜伏を発動させます。なぜジンクスをサブで採用したのか、それはアグロを使う人なら何となく分かるのではないでしょうか。そう、手札枯渇です。
 アグロは基本的に低コストの細かい動きで相手のネクサスを削っていくデッキタイプです。そのため必ず起こりうる手札枯渇をジンクスの進化に利用しました。それだけではありません。重要なのは群れを呼ぶ声というスペル、レクサイの裏スぺにもなってますこのカード、使うと手札を1枚山札のトップに戻して潜伏ユニットを二枚生成することができます。
 つまり1枚で二枚のカードを消費することが可能なカードなのです。これがジンクスの進化条件を満たすキーとして相性がとてもいい。そしてジンクスが進化した後でもこのカードから生成された潜伏者をプレイすることで進化後すぐにスーパーメガデスロケットが生成できるのです。
 また進化後は二枚ドロー、増殖が滞りなく行われていればレクサイが裏スぺとなってやってくることもあるでしょう。そうなればかなり低ストレスでロケットが生成できるわけです。浪漫でしょ?浪漫なんです。
 ただうまく回るかと言われれば回りません。良いのです。ネタデッキなのですから。こういう組み合わせもあるよね、というLoRの自由度が伝われば私はそれで満足です

すいません、ここまでデッキごとに軽い余談を挟んでいましたが早く新カードが触りたいので、余談なしで行かせていただきます。次回のネタデッキ紹介でお会いしましょう!

10.啓示ディープ(ゾーイ・ユーミ)

なぜかプチバズした奴

 お待たせしました。メインディッシュもといゾーイの間です。
 まずこのデッキを紹介する前にこのデッキを作ることとなった経緯のツイートをお見せします。

 という旨のツイートをしたことからこのデッキは始まりました。時はさかのぼることカイサ単に皆が苦しめられていた時期。私はふと思いました。啓示でデッキ枚数半分になるならディープ爆速で到達できるんじゃね、と。
 そしてその旨のツイートを何気ない気持ちで投下した私は、なぜかプチバズりしてしまったことへの困惑と日本人LoRプレイヤーがたくさんいることに安心感を覚えた記憶があります。(なおLoRF所属済み)
 その後、記憶の彼方に飛んで行って忘れていたものを引っ張り出してきて作ったのが今回のデッキになるわけです。 
 
 やっとデッキ紹介です。
 コンセプトは先ほど述べた通り啓示を用いたデッキ圧縮からディープを発動させ進化後ゾーイの効果で場の味方にディープを付与するデッキです。啓示はザップで確定サーチ、ディープは深淵の目やジョールフィッシュハンターから供給します。
 このデッキをTwitterに挙げた時はユーミのところにTFがいましたが試しているうちに変更になりました。理由はこの後お話しします。
 すべてがうまくいったとき、深淵の目を置いて全員に+3/3イル―シブを乗せた時がこのデッキの絶頂です。
 また1,2,3コスのイル―シブユニットにユーミを乗せることでサブプランとして運用します。またしてもトリックスターとかいうお遊びカードが入ってますがユーミと死ぬほど相性がいいです。
 占術者は啓示後の天空カードの潤滑油として働きます。コストが下がることは気持ちがいいものです。正直な話、日輪月輪を出したら勝てます

 このデッキの感想を言うとすれば「ムズイ」。この一言に尽きます。まずゾーイが進化しません。3コス以下のスペルが啓示が入ってないのでイウラやエスムスといったユニットで延命を図らないといけません。そして中々キーカードが揃いません。ゾーイ、啓示、深淵の目、ゾーイの補助カード+天空ユニットをマリガンで揃えに行くことは困難です。さすがにエグゾディアよりは簡単だと思いますが…

 またここで問題となるのが上の方で話した3/3/3の必要性です。天空デッキ、幾度となく触ってきましたが天空カードありきのスタッツをしているのがほとんどです。昔まで3コスで1/2だったソラリの祭司と2/1だったルナリ
の祭司、弱すぎです。そのせいで敵にTFの処理札を残す結果になってしまったわけですね。
 私はLoRで3ターン目を一番気を付けてプレイしているのですが天空デッキはその3ターン目が疎かになるのがかなり気になっていました。イウラがスぺシ永続のバフを受けなければこのデッキを作ることはなかったと思います。
 もしこれから自分でデッキを作ろうと思っている方は3ターン目のカード采配に気を付けてデッキを作ってみてください。相手とのトレードを有利にするユニットを召喚するのかスペルマナだと割り切るのか、目的意識をもってデッキを作るだけでかなり変わると思います。

 ちょっとまじめ話になってしまいましたが、このデッキの良いところをいうのであれば……考えた僕天才!
 ハイ次行きましょ~

11.啓示ディープ(オレソル・ゾーイ)

こちらは遅延ディープ、結局オレソルが何とかしてくれる

 こちらも啓示ディープです。さっきと違うのは前のデッキが「爆速」ディープだったのに対して、こちらはミッドレンジの顔をしています。
 使い方は先ほどよりも遥かに簡単です。「準備ができたら啓示ディープをしましょう」、これだけです。サンホークや大牙座、ヴォクスからでるドラゴンユニットで盤面を長引かせます。あとは簡単、オレソルを出して天空カードで相手を萎えさせたり、深淵の目でフィニッシュするだけです。
 もしかしたら試合時間が長いのが嫌いなラダーの方にはきついデッキかもしれません。でも除去もたっぷりありますし回復手段もあります。啓示ディープとかいう劇物に手を出したい恐れ知らずはこちらから使うことをお勧めします。

 実はTLで僕のことを天才と言ってくださった方がいて、今でもエヘエヘしてしまいます。こういうところでモチベが上がるので発信することの素晴らしさを身にしみて感じます。(この記事が叩かれたら泣いてしまいますし、誰にも見られないのも泣いてしまいます)

12.ゾーイ・カイサ

誰かやりそうで誰もやらない

 このクソ長い記事をここまで読んでいただきありがとうございます。これで最後のデッキです。どうかお付き合いください。
 最期のトリを飾るのはゾーイカイサのエヴォルブデッキです。
 うわ、啓示ディープに味を占めた馬鹿がいるぞ!と思った方もいるかもしれません。正解です
 しかし安定感はこのデッキの方が抜群です。使い方としましてはカイサとゾーイの進化をさせた後、エヴォルブユニットを置いて全員に+2/2を付与して戦います簡単でしょ?
 ゼルサイは勿論、白炎龍がキーワードを2つ持っているのが熱いです。ちなみにヴォイドリングはタフ、リジェネ、スカウト、チャレンジャーあたりを引きましょう。
 総合的に見て耐久メインの戦い方になると思いますが実は秘密兵器が残っています。
 そう、怪物です。
 ここでもう一度ゾーイの進化後の能力を確認してみましょう。

「味方を召喚するときにその味方のキーワードを場の味方に付与する」です

 そして怪物はこのゲーム中に得たすべてのキーワードを保持しています。 そういうことです。ゾーイが進化した状態で怪物を置けば味方全員が怪物になります。映画のクライマックスみたいで面白そうですね(小並感)
 
 以上ですべてのデッキ紹介を終わらせていただきます。ありがとうございました!


終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました!
総字数12,000字余りの大作になってしまいました。長かったですw
初めてこういった記事を書いてみましたが、実際に書いてみるとプレイしているだけでは気づかなかったシナジーや弱点、改善点が多く見つかりました。声に出したり何かにアウトプットすることで思いがけない発見に気づくというのはゲームだけに限らず、人生でも同じことがあるように思います。
最近は僕の所属しているLoR日本鯖~LoRF~の鯖主が交代し、ジャックさんが新たな鯖主として頑張ってくれています。対戦チャンネルや新手なりドラゴンには期待でいっぱいです。
こういう時だからこそ、初動は大切です。先ほどは3ターン目の動きなどと力説しましたが人生においてアグロ以外のデッキタイプは存在しません。
だからこそ自分のような名もなき1プレイヤーが動いていくべきだと思います。
これからのLoRFの発展のためにも、蟹ちゃさんの意志を継ぐためにもみんなでLoRを盛り上げていきましょ~!
今のシーズンが終わるころにまた記事を書こうと思っているので、ぜひ読んでいただけると幸いです!HIGURIでした!


*ちなみに今回12個ほどデッキを紹介させてもらったのですが、全部ではありません。環境前半はこのような記事を書くつもりは全くなかったので今回紹介したデッキのほとんどは中盤から終盤にかけてのものになります。ですので、バフが入る前のジリアンスウェインやゾーイジェイスのハーフニャルマゲドン、アレルバリスタなど紹介してないものがたくさんあるわけです。
さすがにこれらをまた作って記事にするつもりはありませんが、Twitterにもしかしたら流すかもしれません。フォローお願いします…
まぁ結局何が言いたいかというと、次は12コなんかじゃ収まんないよってことです。HIGURI監督の次回作にご期待ください。

*今回初めてnoteを触ったので読みにくかったらすいません…
こういう機能があるよ、とかこれ使うといいよ、っていうのがあったら遠慮なく教えてください。
読んでくれてありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?