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自転車と車

自転車を仕事にすると、日常から自転車に乗ってることを期待される。というかむしろ自転車しか乗ってないことを期待される。会議や打ち合わせの時も、「今日は自転車で来たの?」と聞かれることは珍しくない。
さすがに、日常の移動には車を使ってるし、レースやイベントへの移動も車を使う。2014年からは活動を国内のみにしたので、日本各地を車で巡ることになる。福岡を拠点としていた自分にとっては、石川県の輪島や福島県の石川などはかなりの移動時間を使う。

せっかくなんで、移動も何かの仕事にならないかと考えた。思いついたのが、当時注目を集め始めていた「電気自動車」、まだまだ航続距離や充電スポットに課題があり、ユーザーも販売店すらも手探り状態なのを感じた。
様々な方のご協力により2015年から福岡日産自動車株式会社の協力で、電気自動車「LEAF」で全国のレースを転戦することになった。

今でこそ62kWhのバッテリー容量があり、航続距離は4、500km走ることができるが、当時は24kWh、航続距離は100km前後で、高速道路では80km未満になり、全てのSAやPAに充電スポットがあるわけではないので、計算が必要で、一度高速から降りてディーラーを探さないといけないこともあった。そんな苦労話をまとめて全国各地を中継でつないだオーナーズミーティングで講演させていただいたりもした。

電気自動車の魅力と可能性は、おいおいタイミングを見てここに書いていこうと思う。

拠点を山口県に移した2018年からは山口マツダ株式会社の協力で、マツダの大型SUV「CX−8」を活動車として提供していただく。

貸与の際、リクエストさせていただいたのが、自転車が5台以上載せることができ、なおかつ試乗会用のテントも載せれること。この基準を楽々と満たしたのがこのCX-8だった。
山口県で開催のモーターショーでのトークイベントや美祢市で開催したJプロツアーレースの時もVIPカーとして、県知事や美祢市長などを乗せてレースを観戦した。また、山口マツダがスポンサーするレノファ山口の試合での展示なども行った。


自転車乗りはもちろん自転車が好きだが、サイクリングに行くために自動車にも乗る、そして荷物が多いので、車内空間などには厳しい目を持つ。そんな方々に選んでいただけるように山口マツダと共に自転車乗りに選ばれる車内オプションなどの選定の仕事などしている。
次回以降はもう少し掘り下げて書いていこうと思う。

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