2021年のYAMAP開発チームをふりかえる
これは、YAMAPエンジニア Advent Calendar 2021 の 12 月 25 日の記事です。
YAMAP CTO の樋口です。今日は 2021 年の YAMAP 開発チームについてふりかえります。
大きな出来事をふりかえる
2年間に渡ってYAMAPのCXOを務めた安藤さんが、2021年3月末で退任されました。
また、2021年4月末にはCOOの高橋さんが退任されました。
YAMAP開発チームにとっては非常にインパクトの大きな出来事でしたが、お二人から学んだことを日々思い出しながら、残ったメンバーで力を合わせてここまでやってこれました。
アウトプットをふりかえる
2021 年にリリースした機能やカイゼンをタイムラインにしてみました。
年初の OKR で掲げたマネタイズ目標の達成のために一丸となって、3 月から 7 月にかけて怒涛の機能リリースを行ってきました。その結果、以下の記事にもあるとおり売上の成長に大きく寄与できたと思います。
また、改めて集計すると 77 件ものカイゼンタスクを実施していました。開発プロジェクトを進めながら、並行してカイゼンタスクに取り組むのは調整が難しい部分があるのですが、その中でもこれだけ進められたのはメンバーの頑張りあってのことです。
アウトプットには現れにくいですが、インフラのカイゼンも進んでおり、これからの成長にも耐えられる良い基盤ができつつあります。
2021 年は YAMAP 開発チームにとって、過去最高のパフォーマンスを発揮した年となりました。
体制をふりかえる
過去最高のパフォーマンスを出せた要因は複合的に色々あると思うのですが、そのひとつにチーム構成の変更があげられます。
2021 年以前のチーム構成
少人数の開発チームから徐々に拡大していったということもあり、 2021 年以前の開発チームは全体でひとつのチームとなっており、プロジェクトごとにメンバーがそれぞれアサインされ進めていました。そのため下記のようにプロジェクトとメンバーが入り乱れるカオスな状態となっており、効率的とは言い難い状態でした。アサインの難易度は高く、個人に複数のプロジェクトが同時にアサインされてしまったり、あるプロジェクトが遅延した場合は広範囲に影響が出たりしていました。今考えるとこれで良くやれていたなと思います。
2021 年以降のチーム構成
開発メンバーを大きく 4 チーム ( 1 チームは YAMAP STORE 開発チーム) に分けて固定化することにしました。チームごとにプロジェクトがアサインされチーム内で裁量を持って進めていきます。これによってアサインの複雑さは下がり、メンバーに複数のプロジェクトが重複することも少なくなりました。
マネジメント視点ではチーム制は大きな成果がありました。実際に担当したメンバーはどのように感じているかアンケートを取りましたが、悪くはない回答でした。今後も体制について PDCA を回して改善していこうと思います。
2022年に向けて
少しずつではありますが、YAMAPの開発チームは良い方向に進んでいます。現在は下記のような新しい取り組みも始めており、今後はさらなる進化を遂げていけるよう頑張っていく所存です。
開発HRサポートチームによる PDCA の推進
人事評価制度の課題解決
チームコミュニケーションの課題解決
心理的安全性のさらなる徹底
採用の強化
採用フローの標準化
採用に関わるメンバーの増加
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