留学日記7
寒ーい季節になってきた。
後残り2週間弱で留学生活が終わる。
寂しいけど早く日本の美味しいご飯が食べたい。
早くライブしたい。みんなに会いたい。
先週は「ロックの殿堂」っていう音楽の博物館とCitizenというバンドのツアーに行く為に、クリーブランドと言うオハイオ州の1番上の地域にいった。
クリーブランドはSiMを観に行ったり数回訪れている場所だけど、全部裏路地みたいなちょっと危ない場所だったので、ゆっくり観光としていくのは今回が初めてだった。
毎回思うのがクリーブランドまで遠すぎる。
同じオハイオ州内なのに車で3時間以上。
やばすぎ。景色も変わらない道をずーっと走っていくのが結構キツかった。
でも1番きつかったのは俺じゃなくて、運転してくれたチャドだろうな。ありがとうチャド。
街には大きな建物とでっかいドームがあってアメリカの大都市って感じだった。
でも1番驚いたのはロックの殿堂の近くにある
馬鹿でかい湖。
最初見た時僕はチャドに「なんて大きくて綺麗な海なんだ!」と言ったら彼は食い気味で
「海じゃない湖だよ笑」って言った。
でもそんなレベルじゃないくらいにデカくて
普通に輸送船が止まってて、カモメも飛んでる湖なんて今まで見た事なかったから、とてもとても感動した。
ロックの殿堂はピラミッド型をした博物館で思ってたよりも小さかった。
丁度 The Beatles の最後の新曲Now And Thenがリリースされたタイミングも相まって良いタイミングで行けたなと思う。ブルース、ジャズ、ヒップホップ、ロック、パンクいろんなジャンルのアーティストの実際に使用した服、楽器、歌詞カードのメモなどなどを観た。本人が使ってた聖書とかヘアオイルとか、そこまで展示するのみたいな、なんかちょっとキモって思うくらいの貴重品も展示されていた。
エルヴィス プレスリーだったり
チャックベリーのギターだったり
ビートルズコーナーもあった。
この辺から昔の事を思い出した。
中学校の時にじいちゃん家にロックやるならコレ絶対に聞けって言われてビートルズのLOVEっていうコンピレーションアルバムを聴かされたんだけど、Get Backで感動してそっからはしばらくそのコンピを聴きまくった事とか、
その後ビートルズが好きなんだってラジオ体操の時にいる近所のおじちゃんに話したら
「なになにぃーそのアルバムしか聴いてないならビートルズ好きとは言えないな」と知識ひけらかされて萎えた事とか。
じいちゃんがくれたコンピは
今思えば原曲とはちょっと変わった入れ方で
名曲のいい所だけカットして詰め込んだアルバムって感じだから、今聞くとびっくりするとこも多いけど当時あんまり知らなかった僕にとってはベストな入り方だったと思う。
じいちゃんにありがとう。ビートルズはまだまだ勉強中です。稀に見る過激マニアにはなりたく無いけど、いつか深く語れるようになりたいなと思った。
他にもいっぱいみてめちゃくちゃ昔の事
思い出した。それも全部全部書きたいんだけど
書くととんでも無い量になるのでちょっと割愛します。
でもどの展示品よりも感動したのがNirvanaの展示品とカートコベインのギターだった。
僕はNirvanaがすごい大好きで賛否あるバンドだし、語りすぎるとビートルズみたいにマニアから喧嘩売られるくらいデカいバンドだけど本当にこんな天才はいないんじゃ無いかってくらいやばいバンドだと思う。
意味わかんないくらいネガティブなんだけど、コード進行の明と暗を行ったり来たりする所とかパワーコード適当に弾いてるけどそれがNirvanaのスタイルになってるとことかね、かっこいいスタイルを持っていたバンドで人だと思う。
(またいつか別で詳しく書きたい)
中学の頃に「俺はカートだから」とか思って靴とかジーパンとかわざわざボロボロにして着て友達に見せたら「何でそんな汚い格好してるの?」って言われて悲しい気持ちになったりとかね。
あるでしょう。
Nirvana好きのやつはわかると思う。
わかってくれ。
まさか本物が見れるなんて思ってもなかったからものすごい感動した。
多分あのクラスバンドの中では
一番少ないスペースでこれだけしか展示されてなかったけど、確実に僕にとっては一番の展示品だった。
チャドは僕が終始ニヤニヤしてるのをみてニコニコしてる感じだった。良いやつ。
ロックの殿堂を見終わった後はCitizenを見にRoxyっていうライブハウスに行った。
安全な住宅街の通りのガソリンスタンドの向かいにポツンってあるイケてるライブハウスだった。
キャパは多分800人くらい。
後もカーテンで照明がカラフルですんごいイケてて、本当にかっこいいライブハウスだった。
Citizen本当にかっこよかった。
Hyper Trophyから始まって
(また始まり方も死ぬほどかっこいい)
If you are lonelyでみんなでジャンプして
Lay Lowで踊って、暴れて
Needsでもっと踊った
新曲もやりつつ旧曲も混ぜたセットで
The Night I Drove AloneとThe Summerでもオーディエンスは大合唱。
前はモッシュダイブの嵐。日本には無いライブの空気感に感動した。(日本のシーンにしかない良いところも沢山ある。)
ダイブの文化がちょっと日本とは違うなと思う。
曲に速いとか遅いとか関係ない。
Citizenは速い曲ってそんなにないんだけど
皆んな好きな曲でめちゃくちゃ上がったら手あげるし、叫ぶし、モッシュするし、ステージダイブする。こんな景色が作りたいんだと強く思った。
(まだ聴いたことがない人は是非聴いてほしい。新譜聞いてない人も。旧曲新曲全部最高です。)
飛びたくなる曲、ダイブするぞって思わせる曲じゃなくて、衝動を抑えられなくなっちゃうような良い曲といいライブを創らなきゃと思った。
俺がやりたいのは友達との身内ノリとかパーティーじゃなくて、俺らを大事にしてくれる音楽好きなカッコいいお客さんともカッコいい事して、
まだ俺らの事を知らなくてライブ来た人もニヤニヤしちゃうようなそんなライブ・活動がしたいよなってこの4ヶ月で何本かライブを見て再確認した。それがとても難しいんだけど。
アメリカの音楽シーン少ししか除けなかったけど
その中でも出来るだけ観察して分析して今の自分なりの答えを出したし、とてもいい経験になったな。
後は俺の音楽スタイルでライブスタイルに消化していっぱい実験してみようと思う。
あーライブがしたいな!
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