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はじめて機能開発のプロジェクトマネジメントした話

なんか胃の調子悪いな…という日こそ飲酒量伸びがち。どうも、GMOペパボでディレクターをしています、樋口です。

早いもので2022年も残すは3週間ほどになりました。年末が近づくと雪山が恋しくなりますが、積雪の進捗が悪くまだ足が向いていません。今後の寒気は要チェックですね。(早くパウダー滑りたい)

さて、今回はペパボのEC事業部でやっているAdvent Calendarの1日分を担当しているのでちゃんとした話を書こうと思います。
内容は、2022年にやったとある仕事の振り返りです。

この記事は、GMOペパボ EC Advent Calendar 2022の8日目の記事として書いています。明日は松尾美佐希さんです。

(初)機能開発のプロジェクトマネジメントやったよ

これまで、カラーミーショップやその拡張機能(アプリ)を提供するプラットフォームであるカラーミーショップ アプリストアで、キャンペーンの企画〜効果検証や、アプリを提供いただいているデベロッパーとのアライアンス業務をメインでやっていました。

だったのですが!

ひょんなことから、「PM業、はじめました。」ドキドキPMの1年生です。
(脈絡がなくてすみません。)

やることは変わってないけど、意識が変わった

やることが変わってないというのは語弊があるかも知れません。
細かい業務内容を言えば確実に違う部分もありますが、自分が意識しているディレクターの仕事の範囲は、「デザインとコーディング以外全部」なので、やることが変わった!!辛い!!!みたいな変化は感じていませんでした。

一方で意識の深さ(?)が変わりました。
あたりまえの話ですが、機能開発や改修をするからには、その機能をユーザーが使うわけです。自分たちは仕事道具を提供しているわけで、使いづらい機能を提供すると、カラーミーショップを使う数万人が困ってしまうんですよね。

半端なことはできんわな。という責任の意識を強く持つと同時に、より便利なサービスにできれば、数万人に喜んでもらえるチャンスやんけ!とポジティブな意識になりました。
数万人が使うサービスで機能開発してるって考えたらなんか興奮してきたな。←

よーし、いざ開発!の前に…

結論から言うと、自分が担当することとなったのは、多数の要望をいただいていた会員ランク機能です。

会員ランク機能とは一言で言ったものの、開発目線で分解するといろいろな機能に分かれるんです。そのような機能を要望から取りまとめたり、競合や会員機能を使っているECの機能を調査して検討します。

  • 一般に、どのような機能が想定されるのか?:調査&仮説

  • ユーザーが必要としている機能はどういったものなのか?:調査&検証

  • エンジニアに見積もりを出してもらう:見積もり

  • 会員ランクたりうる、最低限な機能はどこまでなのか?:検討

ユーザーが使うからには、自分たちが何も考えず勝手に作るわけにもいきませんし、ユーザーの話だけを聞いて永遠に作り続けるわけにもいきません。(期限があるので…)

ユーザーの要望、機能としての最低限の保証、開発リソース、期限などを総合的に考えてベストな要件を決める。それが一番最初の重要な仕事でした。
正直、どの機能も削るのは惜しかったですし、時間があったらやりたいことしかありません。
それでも、定性・定量の根拠を持って決めなければいけません。

Special Thanks!

要件決める上で、ワイヤーフレームを一緒に引いてくれたデザイナのrnsさんには感謝しかありません。超特急で対応してくれましたし、一緒にやんやx2言ったのはいい思い出です。
デザインのレビュー2回目で自分の頭が空っぽになったのも思い出しました。

見積もりに関しても、いっしょにやっていたエンジニアーず(gattchan、harasho、kosuke、yamoto)にも感謝は尽きません。このタイミングでこそやりたかった機能開発を期限の都合でファーストリリースから外す判断をせざるを得なかったり、思い返すと本当にいろいろありました。

そんなこんなで開発スタート!で、お前は?

さて開発中の話になりますが、デザイナーやエンジニアが開発している間、デザインとコーディングをしないお前は暇なのか?というと、実はそんなことないんです。

いろいろ書けば冗長になってしまうので、一例を挙げます。例えば「円滑なコミュニケーション」を実現するための動きをしていました。

社内のコミュニケーション

チーム内で開発を進める中で、決めていなかった要件や新たに生まれた課題を共有・解決する必要がありますし、場合によっては、チーム外のパートナーとの調整も必要になります。
同期のコミュニケーションの内容を有意義なものにするため、なるべく非同期で伝えきれる情報を伝わる言葉で共有した上で、ミーティングができるよう臨んでいました。

また、会員ランクの機能を待ち望んでいるユーザーと直接やりとりをしているパートナーもいるため、パートナーへの仕様の共有も積極的に行いました。
この共有の副産物として、想定していた機能要件で一部不適切という意見があり、リリースまでに改修することもできました。多角的に見てもらえるのは本当にありがたいです。

社外のコミュニケーション

これは、主にカラーミーショップのユーザーへのコミュニケーションです。
機能はユーザーが使う仕事道具だと言いましたが、急に仕事道具が増えたり、形が変わるとユーザーは困ってしまいます。当たり前です。
なので事前に、

  • どのような機能なのか?

  • 既存の機能や画面にどのような影響があるのか?

という情報を、なるべく早く&わかりやすい言葉で伝えるように意識していました。

そうこうしているうちに、世に出ていく

開発やテストが完了して、いよいよお披露目となります。徹頭徹尾、自分が担当した機能開発のリリースは初めてだったのもありますし、いろんな人の力によって無事に問題なく出せたな…と本当に感慨深かったです。
そんな自分の子供のように思える機能を、ご要望いただいていた方に喜んで使っていただけているのを見ると嬉しくなります。

かくして、終わりなき旅はつづく。

プロジェクトという単位で(雑に)言えば、開発を終えてリリースすれば終わりです。それで終わりではないのがプロダクト開発。
カラーミーショップは、EC事業者を支えるプロダクトです。常にユーザーが期待した使い勝手である状態を念頭に置いて機能を開発・改修していく必要があります。
会員ランクに関して言えば、まだまだ足りていない機能があるので2023年以降もアップデートしていきますし、カラーミーショップは、商売をするすべての人を全力で支えていきます!

そして、なんと!カラーミーショップでは、一緒に働く仲間を募集しています!
もしも、一緒に旅したいぜ!という方がいたらぜひご一緒しましょう!Twitterなどでお気軽にDMください〜(酒を飲みに行くだけも歓迎です!🍻)

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