サステナブルの温度差

ワタシは、現在、とある村暮らしをしています。数日前まで、久しぶりに東京に出張していました。忙しい忙しいってみんなに言い訳しながらのこっそり東京散策はとっても楽しかった。ふふ。

散策の途中で、気がついたんだ。

あれ、こんなにコンビニって多かったっけ?



今回は、サステナブルについて、気がついたから書き留める。

「サステナブル」とは、持続可能な発展のこと。

こないだ、POW (Protect Our Winter)という、スノーボーダー達が豊かな雪を守るために発足したセミナーに参加した。長野県白馬村を中心に活動している彼らの話は、1時間半程度だったけれど、とっても濃くて面白かった。数値で見る気候変動は、ぜひ、全ての若者に知って欲しい。

今、雄大な自然に囲まれた生活をしていて肌身に感じる、自然の偉大さ。それを、エクストリームスポーツを通して、守ろうとするミレニアル世代がいるっていうだけでも、心強かったし、ワタシに出来ることがあるなら全力でお手伝いしたい、と本気で感じた。

直感でしかないワタシの感覚。気象変動については、地球が警鐘を鳴らしている。スピリチュアルな言い方をすると、確実にアセンションは起きている。地球環境が変わり始めた今、もう、以前と同じ生活には戻れない。変わった自然にどう適応するのか、どう共存していくのか。

そんな貴重なセミナーに参加したわけですが、数日前までいた東京の生活は、そんなPOWクルーが訴える理想とは、程遠い街並みが並んでいた。

テイクアウトパックやペットボトルに囲まれた飲食店。昼も夜間も関係なく電気エネルギーを大量消費するコンビニ。輸入品が一番美味しいと誇張するようなスーパーの陳列。本当に必要なのか疑問に思うようなプラスチック製品が並ぶ100円ショップ。百貨店の過包装は、両親がバブルで輝いた昭和ゴージャスさを保ったままだ。そして、忙しくすれ違う人々が顔につける不織布マスクは、帰宅と同時にゴミ袋に入るのだろう。

全身全霊で地球保全を訴えている人とのギャップを、露骨に感じる。

東京は、強烈な物質社会だ。



もちろん、少数派ながらもサステナブル意識が高い人はいるだろう。でも、一見した東京はそんな印象だった。

都内に住む友人と話していた。こんな街並みってどう思う?と。友人の答えはこうだ。「都内に住む大多数の一人の意見としていうけど、地球環境について何も考えていないわけじゃないんだよ。でもさ、気候変動が起きるから何なの?死ぬ時はみんな一緒じゃん」と、ストレートな意見を言われた。気変動象によって起きる被害をよく知らないから、以前と変わらない生活を続けているだけだと。

ふむ。

そうか。

確かに。


お金を稼ぐために生活をしている。お腹が空いたら手に入る範囲で食べ物を手に入れる。輸送コストの掛かっているはずなのに不思議と安価を保ったままの輸入品でも、とりあえずお腹が満たされればいい。そんな感覚で地球保全のセミナーに参加したとしても、何も感じないだろう。ワタシでさえ、気候変動についての説明をする気が失せた。


ライフスタイルが違うんだから、仕方ないよね。

強制することはできないもんね。

そこでワタシは、二つの戦略を思いついた。

近い未来に、これが実現しますように!!


ひとつ。

大企業の内部から変えること。

わかりやすいアクションで言えば、コンビニで飲めるコーヒーをタンブラー持ち込み限定にする。これで紙コップ、プラスチック蓋は容易に減るよね。あと、ホームセンターで洗剤やシャンプーの量り売りをする。どうかな?正直なところ、大手が出している洗剤のパッケージはダサい。主張がうるさい。できれば浴室の見えないとこに置きたい。でも、それの逆を言い換えれば、好きなボトルに洗剤を詰めればいいんだもの。しかも、水に流しても循環する成分の洗剤なら最高じゃない?食べ物だってそう、余っている地元の野菜をスーパーで安価に売ればいいんだよ。輸入品よりもはるかに輸送費が安いはずだもん。知ってるんだよ、農協で売るには安すぎてお金にならないから、せっかくの野菜を燃やしたり土に埋めたりしている農家さんがいっぱいいること。地元のマーケットが活性化するのが一番の理想だけれども。

提供する側が変わらない限りは、何も変化がない。


ふたつめ。

これは、すでに増えてきている。

イケてるエコな人。

日本人って、本当にミーハーな人が多い。それと同時にみんな美意識が高いし、世界的に見ても清潔感は抜群だと思う。その性質を利用する。すでに、モデルやらアスリートが活動している内容を、もっと人口の多い都心に活動場所を変えればいいんだ。まだまだマジョリティであるテレビ媒体でも発信したい。タンブラーやエコバックがイケてるんだよって、みんなに伝えたい。日本の食材の良さを、本気で宣伝したい。お買い物のチョイスを、企業レベルで選ぶこと。地産地消であるべき。アメリカの食べ物はアメリカで消化すればいいんだから。日本人は、もっと日本人らしい生活であるべきだと、多くの著名人に叫んでほしい。そして、エコ活動をもっとクリエイティブにしたい!


みんな、いきなり生活を変えることは出来ないけどさ、

少しだけ意識して、行動をすることはできるから。

今のワタシに出来ることは、こうやってNOTEにまとめることでした。

誰かに届くといいな。こんなワタシのメッセージ。


ワタシが行う、ちょっとのアクション:

ペットボトルを買わない。タンブラーを持ち歩く。おウチの電気会社を厳選する。買う前に、本当に使うのか吟味して買うこと。消耗品なら川に流れても大丈夫な成分なのかをよく見て買う。地元の人が頑張った食品を選ぶ。暖房をつける前に、着ているものを変えてみる。布マスクを使う。

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