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エッセイ的なメモ①

エッセイ的なものを好きになったのは、大人になってからだった。

大学生あたりはビジネス本を読んで、「まわりの学生と自分は違う」みたいなことがしたかった。

そうでもしないとなんか「やっていられなかった」からだと思う。

大学を編入したから「村上龍」を読んで、少しエッセイ的なものを知るようになった。小説もあまり読んでもいなかったから、なぜか衝撃を受けた。

正直ビジネス本より得るものが大きかった。

その時はそれがなぜか分からなかったけど、今はよくわかる。

ビジネス本は仕事のできるやつとか、偉人とかが話している、例えるなら「インスタグラム」みたいなものだけど、エッセイは悩んでいる人とか、苦しんでいる人とか等身大の人が多くて「Twitter」みたいなんだなと。

Twitter廃人の自分には、そっちが合うのは自然なことだなと思った。

ビジネス本で書かれている人たちは、いろんな内容のことを言っているが、なんだか画一的だ。でもエッセイの人たちは違う。珠玉混同というか、いろんな人たちがいる。だからこそ面白い。共感できるところもあるし、信じられない、というようなこともある。

とはいえ、エッセイで読んだのは星野源さんと、若林さんのエッセイだ。あとハライチの岩井さんだ。全部面白かった。

特に星野源さんは、改めて読むとイケメンとかキラキラしている人たちへの妬みがすごいのに、自分はめっちゃ活躍しているし、ガッキーと結婚しているわりに、エッセイでは頻繁にオナニーしているので面白い。

ハライチの岩井さんはラジオ『ハライチのターン』の内容が文体で見られるので好きだ。元々ハライチのターンが好きだから、なおさらだ。最近は聞きながら寝ている。

Twitterもエッセイも、結局は「私たちみたいなのでも悩みながら生きているんだから、お前も生きてたらいいじゃん」と感じるのかもしれない。

ありがとうエッセイ。ありがとうTwitter。

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