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「育児うつ」になったのは僕の方だった

言っておくが娘はカワイイ。驚くぐらいカワイイ。そしていい子だ。

妻もよく世話をして頑張って離乳食をつくってくれている。

私も19時には帰って、娘をお風呂に入れて、服を着せて髪を乾かして、寝かしつけは妻がしている間に、僕はご飯を作る。すまん、2菜くらいね。


だが、それでもキツかった。だれも悪くなかった。

娘がギャンギャン泣くとイラついてしまう。

すぐに「いないいないばあっ!」をつけて放ってしまう。

それが妻ではなくて僕に起きた。1歳1か月ごろだ。今は3か月になっている。元気だ。歩いている。前までハイハイだったのに。

なんだったら「いないいないばあっ!」を見ながら「ばっ!」とかできる。天才かもしれない。オリンピック候補生だ…


僕はすっかり落ち込んで、本も読めなくなった。うつの分かりやすい症状だ。何度かなっている。特に自律神経がやられているときもそうなる。

沖縄に来てから、自律神経が駄目になる機会は激減した。「沖縄に来ると病気がよくなる」と言うのは聞いていたが納得していた。

だが、どうして妻は無事で、僕が育児うつになっているのだろうか。誰にも相談できなかった。なぜって?だって「育児うつ」なんてのは男がなっているのは変じゃないか?ネットでも記事はあったが、細かくは診断していなかった。

土日もずっと家にいて、買い物等もずっと一緒で、自分の時間は確かになかった。でも妻もなかったんだ。なのにどうして「僕だけ自分の時間貰える?」なんて聞ける?そんなの社会的に問題だ。ワンオペ問題になる。


うちはありがたいことに、沖縄県の中では「1馬力」で育児ができている。つまりは妻は専業主婦だ。

だからこそだ。自分が育児参加しているの時間なんてものは19時に帰って20時ぐらいまでのことだ。後の家事は風呂、トイレ、洗面台掃除と料理と洗い物ぐらい。

洗濯はどうしてもできない、というか妻の満足するやり方ができないのでできないのだが。

そんな自分が育児うつ?それも1週間ほどキツかった。

妻にはさすがにこのことを正直に伝えた。だが深刻そうな感じではなかった。妻の方はどうなのだろうと思ったが、そこまでダメージはなさそうだった。妻はインドアで整体や病院もかなり億劫な人間だ。驚くほどに。

それでも娘はカワイイ。ほんっとカワイイ。だからつらい。

笑いながらこっちに走ってきて座っている自分の膝に乗ってこようとする。カワイイ。

それがイラついてしまうのは、原因はやはり「自分の時間を持てないことだった」のだと思う。あと個人的なことだが、遊びを僕が知らないこともあったと思う。だから極端になってしまった。

「男が育児うつになったっていいじゃない」って言ってくれる人もいることは分かっていた。でも現実の生活の中で、その「承認」をうけることは容易ではなかった。ワンオペの妻をもっていながら、何を言ってるんだと思われる方が怖い。

人に相談できなかったのもあったが、ツイッターではつぶやいていたので、その分は良かったと思う。いつもありがとうツイッター。

でもこういった問題が家庭内不和や、ケアの不在の問題につながるので、早めに解決しないといけない。これからなんだ。がんばろう。

もし同じようなパパさんがいたらツイッターで仲良くなってくだせぇ。


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