髭鯨の第2期Σリーグ参加記録 その4(2023年末 レギュラーシーズン半分終えて)

 これは僕、髭鯨(ひげくじら)の第2期Σリーグ参加記録である。

 時が経つのは早いものでもう2023年が終わろうとしている。この間に第2期Σリーグはレギュラーシーズンに定められた試合の半分以上を消化した。正確には全20節のうち13節、いまや各チームの勢いみたいなものが順位表にはっきりと表れている。

第13節終了時点の順位

 前期優勝チーム『なんでも鳴けばいいものではない』がさすがの安定感を見せて首位をキープ。それを『ぽんてんLv47』が6連続トップの急上昇で猛追。この2チームが頭ひとつどころかふたつみっつ抜け出してファイナル突破の2枠を決めにかかっている。
 僕が所属する『ANC PURPLE BATS』『APB』)は現在8位。第4節までは首位争いに加わる良いスタートを切っていたのだけれど、そこからの乱高下(リーダーのあんさん曰く、APB名物であるらしい)で順位を下げて年末年始のブレイク期間を過ごすことになった。

「まー今年悪かったところは忘れて、来年もロケットスタートを切れるようにしましょう」

 と最後の試合が終わって、あんさんは気丈に締めくくった。

「厄を落とし終えたということですよ」

 とむいさんは持ち前の前向き成分をおすそ分けする。
 最後の最後でそんなポジティブにふるまっているのは、僕が年内最終節にラスを引いてしまってショボーン状態に突入してしまったからだった。これで個人2連続、しかもどちらも和了のない、いわゆるヤキトリだった。クジラカツに揚げられた、と言われても全く言い返す言葉が見当たらない。 

※第13節APB応援配信

「今年の汚れは今年の内にだよ」とはコータさん
 ルシャバさんも「みそぎは済んだんですよ」と添えてくれた。

 みんなの声があったかいと感じる一方、どうしても自分自身への不甲斐なさみたいなのは胸の中に残ってしまう僕がいる。
 このチームの中で、各メンバーそれぞれ特徴はあれど、僕はある程度成績を期待される立ち位置のはずだった。それはチーム内でここまで一番登板回数が多いという点にも表れている(僕が「出たいです」アピールでうるさかった説もある)。僕はここまで7半荘登板して獲得ポイントは「-23.0」でマイナスだった。
 頭ではわかっている。僕らがやっているのは麻雀だから。短期の成績なんてどんなふうにだってブレるってこと。次の1節でプラス100くらいになるかもしれないし、もちろんその逆もある。だから1戦1戦の結果でこんな風にチームメンバーに心配なんかかけていないでしっかり前向いて僕自身がポジティブを振りまくくらいにならないとね。

 思うに、僕は少し焦っているのかもしれない。APBの他のみんなは今のリーグ戦をしっかり楽しめているのかな。明るい声の裏で、微妙なひっかかりを覚えていたりしないのかな。そういうのって、なかなか見えてこないから。ただでさえ僕らはこのリーグで交流が始まったくらいだから。あんさんはここまでのチームにどれくらい手ごたえを感じていたりするのかな。気を抜くと思考ばかりがぐるぐると巡ってしまう。

 12月27日はリーグ戦も休みに入って、APBメンバーで練習会を開いた。ここまでのリーグ戦で、しっかり時間をかければ避けられたかもしれないミスみたいなものが僕も含めて幾つかあったから、しっかり時間を使う練習をしよう、という狙いでの集合だった(段位戦と違い、Σリーグは打牌ごとに最大60秒の持ち時間がある)。
 その練習はたぶんしっかりできた傍らで、僕はみんなにそれとなくここまでのリーグ戦での感触みたいなものを聞いて回った。まだまだみんなの本当の声みたいなものに触れられたかは自信がないけれど。

 僕はとても楽しんでいるよ。このチームに入ったからこその経験ができていて、それはとても掛け替えのないものだよ。
 これは僕の今の偽らざる本当の声で。それをあんさんや、チームメイトにはしっかり届けておきたいから、またこうやって本記録の更新を進めているわけで(サボらずもっと更新頻度上げろ、という話はある)。

 僕はYouTubeで麻雀実況をしてはいるけれど、とりあえずやってみましたのレベルから全然脱せていなくて。応援配信というのをやってみたのもこのリーグが初めてで、それがなければ僕はDiscordのやりとりを配信にのせるやり方はずっと手探りのままで前に進めていなかったかもしれない。
 第4節に僕が初めて応援配信を担当したのだけれど、やってみて初めて分かったのが、
①雀魂の観戦
②Discordでその画面をチームメンバーにシェア
③OBSでそれをYouTubeに配信
 の3タスクを同時進行すると僕のPCはスペック的に早々にギブアップしてしまうということで。その時はむいさんが②を肩代わりしてくれるという機転があってかろうじて乗り切ることができた。

※第4節APB応援配信(第1試合開始早々にそのてんやわんやが残ってる)

 それがきっかけになって、あんさんにはそのあと僕の配信環境強化の相談にずっと乗ってもらっている。CPUはこれがいいよ、とか、雀魂だけだったらこれはオーバースペックだけど今後やりたいことが増えてきたときのことを考えるとこのくらいほしよね、とか。僕はもうグラフィックボードみたいな話もよくわかってなかったくらいなので、とても勉強になったし、素人丸出しの僕の質問にあんさんはいやな顔ひとつせず(だと思う)すぐにいろいろ詳しく教えてくれた。

 僕もそんなふうに他のメンバーの何かの助けになれていたらいいな。
 他のチームに目を移せば、ひとりひとりのメンバーがとても洗練されているように映るけれど。ひとつひとつの完璧な立方体が、集合してもなんの摩擦もなくより大きな立体を作るように見えたりもして、それと比べると僕らはデコボコすぎるかもしれないけれど。でもそんなデコボコが何かの拍子にぴったりはまって何かの形ができたなら、それはとても綺麗なはずだと思うから。

 第2期Σリーグの2024年は第14節、1月7日から再開する。
 さあ、今度は僕もしっかりポジティブに戦っていかないとね。

 チームメンバーのみんな、そしてリーグ関係者のみなさま、2023年はとても、とてもという言葉じゃ納めきれないくらい、とてもとてもお世話になりました。2024年もどうぞよろしくお願いします。

 APBはいいぞ!

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