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エッセイ / 日々感じたことを写真と共に徒然に

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書きたい気持ちを徒然に。
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#辻堂海岸

妻の命日に思う

10/7、寒い雨の日、妻の命日でした。静かに海側の窓から散骨した海の方に手を合わせました。雨粒が窓に当たり涙しているようにも見えます。あっという間に月日は4年も流れています。 自宅で過ごしたいという妻の希望が叶うよう介護ベット、介護士さん、緩和ケアーの医師等を手配して万全の体制で最期3ヶ月を過ごしました。 私としては未だに最善の事ができたのか、妻の苦しみを少しは分かってあげられたのか、未だに後悔ばかりです。2018年10/7 永眠する時は鎮痛剤の影響で話も出来ずにお別れし

写真を撮り続けるという事

デジタルカメラを使い始めて20年以上の時が流れた。 初めは海の風景写真を毎日撮ってはSNSに日に数枚単位で載せていた。 少しづつ地元の人を中心に観てくれる人も増え、12年前には期間限定(3ヶ月)だったが小さなギャラリーを開き販売するまでになった。自らプリントにこだわり額装しての販売はとても良い経験になり自信にも繋がった。 higehiro flickr archives 画像をクリックするとサイトに飛びます。 カフェ経営から写真家に転向するきっかけは癌だった。12年前の6

私の散歩考 Ⅱ 妻との写んぽの思い出

妻がいた頃は時々海散歩に参加してくれた。 1人で歩くのも考え事や一日の予定の組み立てなど出来る良い時間ではあるが、時々パートナーと歩くのはなんかウキウキした。 どんな会話をしていたのかは思い出せない。でも長年連れ添ったパートナーとの会話は無理がなくごく自然に話していたんだろう!例えば「雲がきれい」とか「お花がきれい」とか、「鳥のさえずりが聴こえるね」「波の音が心地よい」とかそういった事だったんだろう。そんな他愛も無い会話をして、時々立ち止まって写真を撮った。私が写真を撮って