こつこつハンドレビュー その5&6
今日はシンプルなレビューのふたつ詰め合わせです。
これまでのハンドレビュー記事はこちら: その1 その2 その3 その4
今日のハンド1
フロップからポラーレンジでトリプルバレルをうち、いちにのさんで玉砕しました。ひょっとしてオーバープレーしちゃったかなと心配になったので検証しました。
piosolverによる分析 1
相手のレンジにはちょっとだけAA, KK, AKがあるような想定です。QQは0.5, JJは0.75.
フロップ
ターン
リバー
リバーでチェックバックを考えましたが、セカンドバレルを選択したならば突っ込む以外はあり得ないようです。
ターンチェックバックからのブラフキャッチ or ポラーベットというラインをとるのは正当化されるようです。
今日のハンド2
チェックレンジを広く取りそうなフロップだったのでチェックしました。SPRを考えるとターンでオールインするつもりでチェックレイズするのもありだったかもしれません。
ターンxxからの、リバーAで75%のベットが飛んできて、JhJsをブラフに変えることにしましたが果たして……。
こちらのレンジにはTがある程度残っていて、相手にはほぼ無いと考えていたのと、AKでもこのラインが取れるかなということでやってみました。
オーバープレーという気は若干しています。ただ相手のベット/コールはなかなかがんばったな、という印象も。
piosolverによる分析 2
フロップ
チェックレンジを広く取る戦略は間違っていないようです。この形だとレンジチェックでもいいかもしれません。
その分、チェックレイズレンジは広めになります。
少し直感には反しますがdありコンボのほうが高頻度でレイズに回ります。すこしでもエクイティがあるほう、ということでしょうか。
ターン
IPのTはかなりの割合でベットするため、チェックレンジにはとても少なくなります。
リバー
IPのかなり弱いチェックに対して、OOPはAK+でポラーなベットを行います。KK-JJは特段ベットする理由もなくpure checkです。
OOPのチェックに対してIPはAQ+で薄いバリューを取りに行きますが、実戦のA3sはpure checkです。ショーダウンバリューがあって、ベットしてコールされたら負けているハンド、という扱いでしょう。
対してOOPは
やりすぎてしまいました……。AK+でこのラインを取るというのは正しいですが、ブラフコンボとして使うのは弱いAやT9sをブロックしている99がよいようです。
IPが弱いAでも時々ベットするようノードロックした場合、かろうじてレイズが正当化されますが、それでも単純にフォールドするのが支配的な戦略となりました。オーバープレーですね。JsJcが一番ましなのは、相手のJsTsとJcTcをブロックしているからです。
IPのA3sでのオールインコールは正当化されませんが、そういったラインを取るプレイヤーに対してはなおさらダメなプレーでした。反省。
ソルバーによる解析を軸にいろいろな動画の作成や記事の執筆をしたいと思います。