もねもねもねもね

モネ展に行きました。
この前、光のテート展でモネの絵を幾つか見て、よかったということもあり、行ってみることにしました。

光のテート展は複数の芸術家が光をどう表現するかということに焦点を当てたものでした。
今回のモネ展はモネの作品だけを集めて展示するものだったのでわくわくでした。

チケットを予約しようとサイトを開くと、入場時間枠も決められており、週末にはチケットが売り切れになるようで、とても人気なんだなと行く前から少し人気の多さに酔いそうになりながら当日を迎えました。

会場に着くまでに上野駅公園前の銀杏の木がデカくて夜空に黄色のコントラストが良いと写真を撮りました。

上手く撮れているかは分かりませんが

少し歩いて上野の森美術館に着くと、人だらけでした。

早速、入場してとま的モネ展開始です。

印象派になる前のモネの作品を観ました。モネも最初は人物画を描いていたようで、肖像画とかがありました。館内も人が沢山いました。
モネの時代のフランスではサロンの評論会?のようなものに認められると稼げるようなシステムだったらしく、モネもそこに応募したそうです。バンドのオーディションみたいな感じか、とか思いながら見ました。

そのブースの中にクソデカの絵がありました。モネの奥さんと子供が描いてある絵でした。その絵が認められなかったため王道路線から外れたみたいな事が説明に書いてありました。
(普通にクソデカの油画を描く労力を考えると認められなかったのはきついだろうなと素人ながらに思いました)

その後、モネはドガとかあとなんか他にもいましたが、認められなかった人たちと一緒に印象派として展示会をしていくらしいです。
このブースから風景画がめっちゃありました。

モネの絵は水辺が多い気がしました。なんていうか、私が中学の模写の授業で困り果てた水面に反射した建物をとても綺麗に描いてある絵があり、ずっと観てしまいました。ザーン川の岸辺の家々という絵です。
本当に反射したものを水面もそのまま描いてた。
マジにすごい。なんか、反射してんのは分かるじゃん?それをどう表現するかよな、光の加減とかもすごい。

その後のブースからいよいよ、今回のメインの連作がスタートしていきます。
閉館の時間が迫ってきており、なんか焦ってドキドキしながら見ました。

稾のかたまりや海辺の崖、橋、山など同じ場所を角度を変えたり時間をずらしながら描いたんだろうというように複数枚並べて展示されていました。
朝とか夕日とかその場の空気感も伝わってくる色の使い方をしていました。朝の絵の色素の薄いパステルよりも薄い感じがとても良いと思いました。本当にそこに居るみたいになった。
あの時代のヨーロッパのあの風景はもしかしたらもう存在しないのかもしれないのに、モネが描いたからこの日本でモネの時代のヨーロッパをよく知らない私にも空気感まで伝わってくるのだとしたら、感慨深くなってしまいました。

木陰から水辺を覗いてるアングルで描いてる絵(題名がわからん)が良かった。なんでそこから描いたんだろうというくらい木が邪魔と思う位置にある。木を描いたのかな?私なら移動して描くかもというような絵が良かったです。
波立つプールヴィルの海という絵は波立つ様子が白い絵の具の➰みたいな線で表現されてて、そういうのもアリなんか?!とすごくワクワクしました。

水蓮の絵はやはり大人気で絵の周りは人だらけでした。ライブでいうと最前列です。写真を撮ってもいい絵だったのですが、水蓮の花をみんなアップで撮っていて何故だろうと思いました。花だけがこの絵ではなかろうに。

閉館も迫ってきてグッズも欲しかったので、最後はグッズ列に並んでグッズを買いました。アクスタとかマグネットとかもあって本当に迷いながら買いました。

モネ展に行って思ったことは、絵を描く人は分析するのが上手なのかなということです。めっちゃ当たり前かもしれないけど。この影、水面、光の差し方、波を表現するにはこの色、筆の置き方をしてみようなど観察しながら何が最適解か探していったから印象派という新しい描き方ができたのかなと思ったりしました。
中学で風景画を上手く描けなかった自分に教えてあげたいと思ってしまった。そんなに適当に葉っぱを描いてちゃダメだよって。濃淡考えながら筆置きなよって。

最近、文章を書いてないと思ったのと、なんかアウトプットしないといけないという衝動に駆られて文章にしました。
モネ展行ってよかったです。
拙い文章ですが、ここまで読んでくれた貴方、ありがとうございました。

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