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他自治体「国際交流協会」訪問

日本語教室を盛んにやっている近隣市町村への訪問を計画していましたが、ほとんどが週末に集中しており、本業が忙しいため実現できていませんでした。

夏頃から計画し、ようやく行けるかと思った矢先、そちらの国際交流協会さんがちょうどイベントを催しているところで、うまくあいませんでした。

そこで以前から熱心にお誘いいただきました方に平日にお時間を作っていただいてお話を伺うことができました。

日本語教室はその日行われていませんでしたが、実情や経緯など、興味深いお話でした。

まずは人口の1%強にあたる外国人登録があるそうで、その中の20%弱に当たる70名ほどが日本語教室に登録されているそう。さらにその中で参加率の高い方は約半分。やはり日本語能力試験への受験など明確な目標がある方が多いようです。

そして日本語教師の数は10名ほど。2つの地区で教室があり、割り振っているそうです。こちらも常に募集をかけているそうですが、定着してくれる方は多くないとのこと。

県からの助成金から教師への謝金が払われているようです。それとは別に市からの補助金は「国際交流協会」の方へ行っているようで、日本語教室は国際交流協会の事業でありながらもイコールではなく、日本語教師の中には国際交流協会のメンバーでないかたもいらっしゃるそうです。

会としては30年以上の歴史を持ち、特にそのきっかけが地域に住んでいる外国人との交流から始まったとのことで、その歴史をまとめた出版されている書籍もありました。(https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E7%AA%93%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8C%E3%81%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E2%80%95%E2%80%95%E5%90%89%E9%87%8E%E5%B7%9D%E5%B8%82%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E4%BA%A4%E6%B5%81%E5%8D%94%E4%BC%9A%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%81%8B%E3%82%89-%E6%9D%91%E4%B8%8A%E7%91%9B%E4%B8%80/dp/4867267031

今回のお話相手になっていただいた方はその著者の情熱を引き継がれ、また次代に引き渡そうと奮闘されていました。

他にも興味深い話は多々ありながら、マニュアルがなく、集まったメンバーと向き合いながら答えを共に探していく姿が支持され、長期に渡って実施できているのだと思います。

以前、地元の企業さんから伝え聞いた労働者の国原産の野菜を作る取り組み、というのはご存知ないようでした。残念です。

勉強になりました。

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