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#111 陰陽連絡線完全制覇の旅 (4日目)

※この記事は2022年3月29日にブログへ投稿したものです

3日目からの続き。

この日は遅めの出発ですが7時半起床。
健康的な朝です。

お宿の窓からは機関庫ビューでした。

扇形車庫!!

ホテルから歩いて15分くらいのところに米子城跡があったので、せっかくだから行くことに。
往復30分かかるので、ゆっくり見ることはできないですが…。

ゴロゴロを携えながら米子城跡へ向かいます。

一番上には天守台!!


石垣もちゃんと残っています。

なんか工事していました。


門!

お堀ですかね?


…とまあ、チョロチョロっと見ただけで米子駅に戻らないと行けないといけない時間に。
てか、結構ギリギリの時間。

急いで戻ります。

3日目の到着時にも撮影しましたが、明るい時にも撮影。
分断された米子支社屋。


駅前には謎の建造物。名駅のちっちゃい版みたいな。


メトロポリタン中央駅みたいな。

山陰地方の鉄道発祥の地だからのモニュメントだそうです。


さて、駅に入ります。


関西民としては、この時間に発車標でサンライズの文字を見られるのは、なんだか違和感。


1番のりばには恋が実る系の待合スペースがあります。


♪ディスカバージャパ~ンっ!ディスカバージャパ~ンっ! 見~知らぬ街に~、~見~知らぬ村に~

「旅のドラマは米子駅から」

やっぱ、国鉄のままじゃないか!


そして、鳥取へ向かいます。

乗る列車は
キハ126系 鳥取行き とっとりライナー
8時39分-10時21分 3420D

コナンラッピングでした。
誰か殺されるんじゃないか…?

米子駅構内に、ラッセルに使えるキヤ143がいました。


とっとりライナーが早速飛ばします。

美しい日本海が車窓から存分に見えました。

反対側の車窓は山と畑。


背面展望。
架線がなく、空が広いですね。


とまり駅に止まり列車交換。

瓦屋根の駅舎がかっこいい!

列車交換でやってきたのはスーパーおきでした。


再び走り出し、日本海沿いを走っていきます。

まあ、でも、西側のほうが海原の景色いいんですよね。

車内のトイレはコナン仕様。

たぶん、中で誰かが死んで…おっと誰か来たようだ。

車内はボックスシートが綺麗に並んでいます。


途中でスーパーはくととも離合。


なんだかんだあっという間に鳥取駅に到着。


鳥取に着くとあらビックリ。

前日に宍道で見たブルジョワ列車瑞風が!

やっぱり他にも撮影されてるかたはチラホラいますね。
とりあえず撮影会。

クマが乗車していました。
きっと「きれいなきんたま」と言った子供がいたんでしょう。

発車標での種別は臨時特急でした。
瑞風(MIZUKAZE)の文字も外字登録されていました。


コンコースには巨大傘がありました。

地方の主要駅は基本的に巨大な名産が置いてるのが常ですね。

ラッチ外コンコースめちゃでかい!!
百貨店みたいですね。

でも鳥取県は自動改札無い県です。

いい駅舎ですね。


ここって麒麟の街なんですね。(この辺の知識あんまりない)


駅前の通りには鳥取城跡に砂丘の看板。
いいですねえ。


これがかの有名なすなば珈琲か!! とちょっと興奮。


次の列車まで中途半端な時間だったため、駅周辺をダラダラと歩いて回るだけでした。
今度は鳥取城跡に行くとしよう。

駅に戻ると…。

瑞風のお見送りがありました。

自分もお見送りされたと錯覚しておきました。

ホームに置いていた瑞風グッズ。
車椅子用の渡り板も瑞風仕様なんですね。


特段何もしないまま、鳥取駅を発つことになりました。


乗る列車は…
HOT3500形 上郡行き
11時5分-11時53分 633D


シートがモフモフで乗り心地もいいです。


このまま因美線で智頭まで向かいます。


と、出発して2駅くらいのところで急制動がかかりました。

よく見ると踏切で特発が発報されていました。

この列車はワンマン運転なんですが、この時は便乗されていた乗務員さんが4人もいらっしゃったので
かなりスムーズに連携して対応されていました。
やっぱすげえ…。

15分ほどで運行再開されました。
再び快走が始まります。


いい感じの駅舎ですねえ。


快走を続け、あっという間に智頭に到着。

智頭って「ちづ」じゃなくて「ちず」なんですね。

なんかいい雰囲気ですね。


ここで次の列車まで1時間ほどありました。
せっかくなので、お昼を摂ることに。
というか、ここを逃すとスケジュール上、夜まで食べる時間がありません。

智頭駅。


駅前にあったポスト。

高松にあったオリンピック選手が金メダル取ったら金にする系なのかなと思ったら
普通に日本遺産記念的なので、鳥取駅前にあった麒麟のイラストも書かれていますね。

智頭駅70周年記念碑。


この辺で美味しいものって何かなーと考えながら
そうだ因幡うどんだ!ということで、一番駅に近いうどん屋さんへ行くことに。
(後から調べたら、因幡うどんは福岡うどんのチェーン店でした)

智頭のマンホールの蓋。

これは「ちづ」なんですね。

さて、うどん屋さんに着きましたが、すぐそこに川があったので例によって撮影を。


まあ、こんな感じで寄り道ばっかりしていたら、ちょっと時間が迫っていました。
ということで、お店に入ります。

いざ入ってみると、完全に地元のかたしかいない感じのお店でした。
たまにはこういったお店もいいですね。
 
シンプルにきつねうどんとおにぎりを。
いやーもう、これが美味しいのなんの。
うどんはもちろん美味しかったんですが、おにぎりはうどんに程よく合う塩の塩梅で
大変美味しゅうございました。
 
食べ終わって、お店の建物全景を撮影。
製麺所を兼ねてる系のお店ですかね。


時間が迫りに迫っていたので、急ぎ足で智頭駅へ戻ります。

…と思ったら、途中にこんな看板が。

お、おぉ…。
ちなみに農協の看板です。

てことで、智頭駅に戻ってきました。

駅員さんのいる時間帯だったので、駅スタンプを押させてもらいました。
わざわざ出してくださったのに、お礼を言いそびれました。
すみません…。

さて、智頭からは智頭線には入らず因美線で東津山へ向かいます。
乗る列車は…
キハ120系 津山行き
12時54分-13時58分


はくとも通り、本数の多い東側とは違って、割と低規格な線路で山中を突き進んでいきます。
距離がそこまで長くないのに、こんなに差がある路線も面白いですね。

完全に森。

津山に近づくにつれて、人家が増えてきました。


東津山に到着しました。


右側にはおそらく大王製紙用の引き込み線があったんでしょう。


次の列車まで30分ほどあるので、駅を出て周りを適当に散策します。

駅前にあったマンホールの蓋。
作州津山ののぼりを持ったカッパと津山城ですかね。

美作国ってカッパの伝説があるんですか?

左側が因美線、右側が姫新線。

で、東津山で合流。


ここの踏切ですが、踏切名が「請願踏切」というものでした。

この辺の地名でもないことから、本当に周辺住民のかたが請願されて実現した踏切なんでしょうか。

雨がちょっとポツポツきたので、駅に戻ることにしました。

いい駅舎ですねえ。

閉められた出札口が寂しいですね。

ただ、待合スペースには、学生さんたちがまあまあの人数いらっしゃいました。
ちゃんと賑わいもあって、いいですね。

ものすごく古そうな木製の柱がありました。

よーく見ると「昭29・1」の表記が。
これが設置日とすれば、70年ほどここにいることになります。
風雨にもさらされながら、ずっとここで耐えているのすごいですね。
姫新線, 因美線の栄枯盛衰も見てきたのでしょう。

長いホームが歴史を感じさせます。


これって列車無線の周波数のこと?


と、ダラダラと過ごしていると列車がやってきました。
乗る列車は…
キハ120系 佐用行き
14時35分-15時28分 2830D

この列車で佐用へ向かいます。

姫新線なので、初日に通った部分をもう1回通っています。


森やら川やら田んぼやらを楽しみながら、佐用に到着です。


わりかし時間はないんですが、せっかくなので途中下車。
まあ結局改札から出て、コンコースから出ることはなかったんですが。
佐用の下車印も播磨新宮と同じ形式のものでした。
どういう管轄なんでしょうか。

佐用で大したこともせず、今度は智頭線に乗り換えます。

佐用って韓国語だと1文字なんですね。

乗る列車は…
HOT3500形 上郡行き
15時36分-15時55分 738D
イベント列車用のあまつぼし仕様の車両でした。


中はこんな感じ。

右手前の吊手、ハート型で可愛らしいですね。
恋山形駅となんだらかんだららしいです。

途中、ノーマルなHOT3500形と離合。


さすが智頭急行、めちゃめちゃ早いです。
あっという間に上郡に到着しました。
高規格路線様々です。


上郡でもまた乗り換え時間がギリギリなので、急いでJRのホームに向かいます。
ただ、智頭線のホームからJRのホームへの距離が長いこと長いこと。
どちゃくそ急ぎました。

ギリギリ写真を撮ることができました。

ちょうど学生さんの下校時間と重なっていたこともあり、ホームは結構混んでいました。

で、写真を撮っていたら、はくとがやってきました
HOT7000系 京都行き
16時1分-17時24分 60D

今回の旅で、最後の最後に優雅に特急で帰ります。
夕暮れの瀬戸内海, 明石海峡を眺めながら、ゆったりと大阪へ。


さすがに4日間の疲れが溜まりに溜まっていたので、途中からウトウトと…。

そして、新大阪に到着。


こうして、4日間に及ぶ陰陽連絡線完全制覇の旅(1回目)が終了しました。

[4日目成果]
因美線
[完乗路線]
伯備線, 山口線, 姫新線, 吉備線, 可部線, 福塩線, 木次線, 因美線

4日目まとめ動画



スケジュール通り、まだ芸備線の備後落合-塩町間, 下深川-中三田間, 智頭線の智頭-佐用間, 播但線が残っているので
続きとして、2回目を実施します。

帰宅して、時刻表を眺めながら「ここ良かったなあ」とか「面白かったなあ」なんて考えていたら、大変なことに気づきました。

津山線の存在を忘れていた。

4日目の今日に因美線で東津山に行った時、そのまま津山から岡山へ津山線で行けばよかったものを、完全に津山線の存在自体を忘れていました。
これは厄介なことに…。
2回目の予定を再考する必要ができました。
なんだかんだ、続きを実施することは確定していたので良いのですが。

 
さて、今回の陰陽連絡線完全制覇の旅(1回目)のデータです。
・1日目 
乗車キロ 471.1キロ
乗車時間 509分
 
・2日目
乗車キロ 353.8キロ
乗車時間 442分
 
・3日目
乗車キロ 325.8キロ
乗車時間 479分
 
・4日目
乗車キロ 341.2キロ
乗車時間 371分
 
[累計]
乗車キロ 1491.9キロ
乗車時間 1801分
 
平均して1日あたり370キロ 450分乗車していました。
体感では、今回の旅では観光はほどほどにしていたので、九州7県浪漫鉄道の旅よりも
楽だった気がするんですが、翌日の睡眠時間からして結果的には同じくらいの疲労感だったようです。
まあ、今回はほぼ全ての行程が普通列車だったのもあるんでしょうね。
 
 
そして、今回の旅では
1日に3往復しかしないような路線でもしっかりと整備されていて
また、どの路線でもちゃんと時刻通りにやってくる、日本の鉄道文化の素晴らしさを改めて実感できました。
これがなければ、事前に組んだスケジュールは早々に破綻していたことでしょう。
鉄道会社、及びそれに関連する皆様のおかげです。
(あと、こんなえげつないスケジュールを組んで、1つも欠けることなくこなせた自分も褒めたいところ)
 
 
さて、続きを実施しますが5日目からは2021年の秋冬に発売されていた
「西日本どこでもきっぷ」を使って行います。
日程確保のためにも、4日目からはしばらく間があくことになります。
 
 
ということで、5日目に続く。

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