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#157 ド素人でもシンクをピッカピカにできるのか?

今の家に引っ越してきて約9ヶ月。

入居した時からずーーっとシンクの汚れが気になっていました。
その汚れというのが、シンクの上段から垂れていたであろう液体の跡や
スポンジを収納する用の吸盤の跡

いろいろと試してみました。
食器用洗剤。
キッチンマジックリン。
ティンクル。
ジフ。
すべて効きませんでした。
何したらこんな汚れになるんだよ。


もう諦める形で放置していたんですが
ある日、ふとYouTubeで目に留まったのが「鏡面仕上げ」。

なるほど。
削っちゃえば大概の汚れは消えちゃう。
やってみるか…。

と、思い始めて約2ヶ月。

ようやく時間ができたので、実行に移すことに。


まずは買い出し。

いくつか動画を見て、要りそうな物を買ってきました。
・耐水紙
・ゴム手袋 (ダイソー)
・安いスポンジ (ダイソー)
・マイクロファイバーぞうきん (ダイソー)

本当は仕上げ用のピカール(金属磨き粉)も欲しかったんですが
近所のホームセンターには売っていなかったので
ジフで代用できるかな、と思い買いませんでした。

耐水紙は…

 #400,#600,#800,#1000,#2000の5種類を購入。

いろんな動画で傷を完全に消すには#240ぐらいからやるのがいいと言っていましたが、今回は表面の汚れを落とすのが主目的だったので見送りました。
だっていっぱい磨くのめんどくさいじゃん。


さて、モノが揃ったところで作業開始です。

せっかくやるならキレイになっていく様子を記録したいので
イチイチ写真に収めていきます。

まずは作業前。レベル0。

キレイ具合が分かりやすいように、洗剤とペットボトルを置いています。

築年数にふさわしい傷とくすみ具合です。

まずは#400で磨いていきます。

当たり前なんですが、削れた金属粉がめっちゃ黒い。
あとめっちゃ臭い。
あの錆びた金属の独特の臭さが、換気扇を回していても襲ってきます。

あんまりにも臭いのでマスクを装着。
ちなみに、オススメのマスクはシャープのマスクです。

たぶん市販されている不織布マスクの中で一番息がしやすいので「当選メールうざい」なんて言わずに1回買ってみて!
もう病院以外でマスク付ける機会ないけど買ってみて!


そんな臭いと格闘しながら全面磨きおわり、食器洗剤で洗います。

うーん、ちょっとキレイになった……??
よく分かんない…。


お次は#600。

 #400の時と同様に磨いていきます。

暑い…とにかく暑い…。
扇風機ブンブン回してるけどあっっつい。
気が持たなそうなので、ラジオを聴きながらやりました。
要るものリストにラジオも入れておきましょう。

で、やっている最中にもとにかく金属粉が出るわ出るわ。
壁のタイルや床に容赦なく飛んでいきます。

次の番手に移る時には毎回シンクの洗浄が必要なので(たぶん)
そのタイミングで壁についた金属粉も落としていきます。
放っておいちゃうとカペカペになって取れなくなりそうなので…。

金属粉とも戦いつつ#600完了。
洗ってみてどんな感じかな~。

さっきよりはちょっとキレイになった気がする…。
でもまだイマイチだね。
まあこのタイミングで目的の汚れは落ちてるだろうし、鏡面になって自分の顔が映っても嫌だし。

さて、続けましょう。
あっっついので水分補給も忘れずに。


お次は#800。

当然っちゃ当然だけど、目が細かくなると出てくる金属粉が少なくなりますね。
そして、いつの間にやら金属臭も気にならないレベルになっていました。

目が細かくなった影響で、耐水紙の目詰まりもしやすくなってきたので適度に水にさらしながら磨いていきます。
(#800から急に目詰まりしやすくなるんですね)

滑りも悪くなるので、まあ体勢がきつい。
腰と腕にきますね。
これ最後まで持つのか…?

そんな不安もありつつ#800完了。
洗ってみました。

おや………?
反射の具合が良くなってないか??
え、ピカピカしてない??

でもまあ、まだまだくすみは残っているので、素人がやるとこんな感じなんでしょう。


お次は#1000。

 #1000まで来るとかなり細かい部類に入ります。
そしてめちゃくちゃ目詰まりします。
腕いたい…。
水をビシャビシャしながらひたすら磨きます。

 #1000は#400から数えて4ターン目。
これだけやると、だんだんと上手くなってきますね。
ここをこうやったら磨きやすい!こうやって力を入れると磨きやすい!
なんてちょっとテクニックが付いてきました。
お、これもうプロなんじゃね?

 #1000完了。

いい感じにピカピカになってきたね~。
曇ってる感じで鏡面までは行ってないけど、めっちゃキレイです。
これで終わってもいいんじゃないってぐらい。

 #1000まで来て曇っているってことは、やっぱり素人がやると鏡面にはならないんですね。
そりゃそうだ。
そう易々と鏡面になってたまるかってね。本物のプロに怒られちゃう。


さて、耐水紙パート最終章。
  #2000です

驚きは突然やってきました。

 #2000でシャコシャコし始めた途端……。

え!?めっっちゃピカピカになってる!!!


明らかに今までとは違う感じ。
ちょっと磨いただけでどんどんくすみが取れていきます。
びっくりしてマジで叫んじゃうぐらい。

今までより少し気合を増して磨いていきます。
正直もうヘトヘトだけど、このピカピカ具合見ちゃうと頑張っちゃうよね。

 #2000を完了した様子がこちら。

いや、明らかに映り込み具合が違うんだけど!!??
ピッカピカになってる!!
すっげーーーー!!
これは…頑張ってよかった…!!


そして最後。
ジフで仕上げ磨きをしていきます。

ピカールは金属を磨いてキレイにするもの。
一方ジフは汚れを磨いてキレイにするもの。

別に汚れている訳でもなく、役割が全く違うので、気休め程度に。
まあピカールでやっちゃうと、最後に洗う工程を追加しないといけないくなってめんどくさいから、結果的に売ってなくてよかったかも?

そう思いながら仕上げ磨きをしていきます。

そして磨き終わり、ジフの泡を流していきます。
ジフを使うたびに思うけど、ジフの泡流すのめんどくせーー。
泡モッコモコな上にスポンジからなかなか落ちないからめんどくさいの。
キレイになるからいいんだけどめんどくさいの。

最後の最後、泡と戦いながらジフの工程を終えると……。

なんっっじゃこりゃ~~!!

ジフでちゃんとレベルアップしてる!!

もはや鏡じゃん!!


いやもう映り込み具合が桁違いなんですが…?
正直ジフの泡流してる最中からピカピカすぎて、あまりのピカピカぶりに笑いが止まんなかったんだけど?

え、素人でもこのレベルに行けるんだね。


最後、マイクロファイバーぞうきんで拭き上げます。

これが鏡面仕上げか!!


もうね、想定外のピカピカぶりに笑いが止まりませんンフフ。
ここまでのは期待してなかったんだけどフハハハハ。
顔映るんだけどハハハッ。
いや~~、キレイだな~~ハッハッ。
ツルツルすぎてずっと触ってたいウヘヘ。

映り込みすんごい。
アヒャヒャアヒャヒャ!!

大きな傷は残ってしまったんですが、原因はおそらく
・#240をサボった
・まだ慣れていない段階で#400で磨いているので磨き残している
だと思います。
これらを解決できていれば傷も消えていたかもしれませんね。

ただ、当初の目的であった汚れ取りは完全達成できているのでヨシとします。

作業前のレベル0と最後の拭き上げ後との比較を。

作業前 レベル0
最終拭き上げ後

こうやって比較すると、余計にピカピカ具合が分かりますね。
排水口の映り具合がすごい。
テンション上がる~~!!
3時間かけた甲斐があったな~~!!


ちなみに

ここまでの作業でちょうど3時間かかりました。(買い出しの時間抜き)
正直めちゃくちゃしんどいです。
あと、夏にやるもんじゃない。暑い。(当たり前体操)
このキレイになり方は楽しいけどもうやりたくない


注意点

とにかく金属粉が厄介です。

磨き終わって洗うスポンジは必ず、終わったら捨てる前提で使ってください。
金属粉でとんでもない色になります。

左が全工程終了後。
右が新品。
こんな感じになっちゃうので安物でじゅうぶんです。


フチを磨いた際に出てくる金属粉で服が汚れます。
汚れてもいい服か、黒い服を着ることをオススメします。
グレーのTシャツ着てたらおヘソの辺りに黒い汚れが付いちゃいました。


ゴム手袋は必須です。
救いようのないぐらい真っ黒になるので必須です。

金属粉は爪の間に入るとしばらく取れません。

最終工程終了後のゴム手袋はこんな感じ。


端っこにあるコーキングも真っ黒になります。(なりました)
漂白しても落ちないだろうし、そもそも金属粉に対して漂白剤使うの怖い。
マスキングテープでも何でもいいから養生したほうがいいですね。


最後に、この作業は自己責任で行ってくださいね。
(ただ、終わったらめっちゃ楽しい。)


最後に

翌日、上半身のいたるところが筋肉痛でバッキバキに…。
動くのもおっくうになるぐらいバッキバキに…。
きっつう。
慣れないことするもんじゃない。


写真の撮影日:2024年7月14日

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