「AI創作物の未来が明るい

…か、どうかは利用者のモラルと、常識、いち早い法整備にマジ冗談抜きでかかっている。」と思う。

またキンドルの話になるのだが、懐かしのWinnyに関する本が「無料です!」と推されていたのでスワイプして消したのだが。
当時、かの人を英雄のように語っていた知人(友人や同僚とは書きたくない)が多数いたのを覚えている。

当然、その知人たちはWinnyのお世話になっていたようだ、断定しないのは私が直接その現場を押さえていないから。
ただ、当時はまだ珍しかった太古の昔のアニメ作品や、新作の映画のMP4を配ってたりしたのでほぼほぼ真っ黒だろう。

当時の飲み会などで聞いた「かの人の逮捕は国家の怠慢と勉強不足、そのせいで日本は10年遅れた」等のよく聞くフレーズが耳に残っている。
技術に貴賤はなく、道具は使いようだということなのだろう…と当時から流していたが。

「いや、そのせっかくの技術を悪用しかしてなかった、お前らみたいなのがいたから捕まったんじゃね?」

とずっと思っていた、さすがにマイノリティだったので口には出さなかったが…
(というか大手出版社からして、「Winnyで○○、無料でGet」なんて書籍を出しておいて何、偉そうにしてんだ?ってずっと思ってた…)
そしてその後幾分か経って、同じ口で某漫画村を糾弾し、利用者を犯罪者と罵り、著作者を守れと言い出したに至って、彼らを「知人」とさせていただいたわけだが…

そしてAI創作物も同じ道を通らないと限らないのが現状である。
現状のAI創作物は99,9%、著作者、著作権を守っていないのが現状だから。

正確に言うなら、著作者を守る法が無い…(拡大解釈すればあるいは…)と言うべきか。

つまり、無法地帯であることをいいことにやりたい放題している。
北斗の拳世界のモヒカン達と同じことをしている状態だと思えばいい。
誰も咎めないから、好き勝手やれているだけなのだ。

日々、1000枚近い画像を生成している私とて言えた義理じゃないのは確かだが…
少なくとも
・それで商売をしようとはしない。
・それでを公開し、名声を得ようとはしていない。
あくまでも個人として楽しんでいるにとどめている。

技術は技術として認めるべきという論はみとめるが、それで傷つく人々はほったらかしにするのが正しい道だというのなら…
まぁ産業革命時代からなんの進歩もない人類だから仕方ないですかね。

今現在(2023/4/6)、これで小銭をもうけている連中は、「利用モデルに使用された学習データの全てを自作した!」とでもいうヘビーユーザー以外はすべて犯罪者一歩手前。

いや、もっと質が悪いかもしれない…
グレーゾーン金利(笑)などと言って、人死にも厭わず金貸しをしていた連中。
聖域なき構造改革(笑)などと言って、人貸業でこの国の労働環境をダメにした連中。
IT革命(笑)などと言って、情報産業基盤をズタボロにした連中。
そんな連中と等価です。
だって法整備が追いついていないからって理屈で、誰かの成果を勝手に利用しているんだから、同じでしょ?
違うならお気持ち以外で反論してください。
無視しますけどね。
だって法整備されてないし。

もういい加減、
「自分が手を汚したわけじゃないから。」
「直接、誰かを傷つけているわけじゃないから。」
「誰かが作ったものを使ってるだけだから。」
なんて言い訳が通る時代は…全然過ぎ去ってないですけど!…
ただ、どこかで歯止めをかけなきゃいけないはずなんですがねぇ…

こんな連中でも、なぜか自分の著作権が犯されると吠えるんでしょうね。
自分に甘く、他人厳しく。他人の権利に疎く、自分の権利には敏く。

…人の常として、どうしようもないのは仕方ないですが…いちはやい、市場と法整備が必要だと思います。

もっとも…
時代の寵児と呼ばれる人間の大半は、脱法状態で銭稼いで、それを上納したから上級国民に成り上がれたわけで…
ある意味、他人を(間接的にだろうと)〇してでものし上がってやる!っていうハングリー精神こそ、大切なのかもしれないですね…

少数精鋭、優れた人間だけ生き残ればいい…
じつは少子高齢化社会に対応する、数少ない手段なのかもしれませんね。

ちなみに私、こんなこと書いてますがAI肯定派です。
というか、あらゆる技術は存在を否定されてはならないという派閥です。

AI創作に関していうなら、革命以外の何物でもないと思います。
これにより、いままで才能という壁に阻まれていた、個人の創作の幅が一気に広がります。
金人物、これらに阻まれていた想像力が開花され、新しいものが世に出回るきっかけになるはずです。

ただ、革命であるゆえに、過去のそれと同じく、特定の層が根こそぎ虐殺される可能性があり。
それを法整備で、どう抑えるか?がミソなのだと思います。

だってねぇ…
10枚の絵を描いたらポイ、であとはAIが真似てくれるからお前イラネ。なんて市場になったら?
個人で公開していた絵がいつの間にか、他人のAIに取られて主権を奪われたら?

すでにそんな時代になってるんですよね。
すでにほぼ、特定個人が描く作品を真似れる技術が存在します。
極端な話、その人が介在する理由がもうないんです。
成果だけならAIで賄える。
そして、それを止める手段も咎める法もない。

すでに隆盛している人たちは逆に大丈夫なんです。
AIが仕事を奪う、なんていったってディズニーや小学館に喧嘩を売る連中はまだ居ません。
ドラゴンボールを完全再現するAIの漫画が出まわったらフルボッコにされるでしょう。
手塚治虫の火の鳥続編をAIで作成しました!だから買ってね!この著作権は私のモノです!なんて言ったら袋叩きにあうでしょう。

問題は、個人でこれからって人達でしょう、声を上げても誰も耳も手も貸してもらえない人達…

まぁそれも。
数多くの無関係な人達にもたらされる利益の前に塵芥と化すのでしょう。

技術革命ってそんなものですしね…

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