高3と中3

昨日の政府の見解を受けて、

長女は高3。学校は3学期はもともとあまりなく、卒業式が気になっていたところ、


「卒業式は取りやめます。代替えを再設定します。」とのメールがピロロンと。事務事項の連絡でなんだか、あっけなかった。謝恩会はすでになくなっていたところに卒業式も。色々状況に追われているんだろうけど、なんだか冷たいな。

次女は中3。受験も終わり今日最後の定期テスト終了。ようやくこれから卒業までの日々を、仲間と過ごし、楽しみにしていた行事が目白押しだったのに2週間休校。

お楽しみ会のために練習してきたダンスやら、最後の席替えやら、ディズニーやら、クラブの三送会やら。15歳にとってはとても楽しみなことがなくなる。

卒業式はまだ未定。

次女は幼稚園の卒園式が東日本大震災で、在園生だけの卒園式だったな。


私は大学4回生で卒業の前に、阪神淡路大震災が起きた。

起こっている出来事は違うけど、それまでの日常が一瞬でくずれ、自分たちの力ではどうにもできないことが目の前にたちはだかる。しかも卒業前に。

あの時私は娘だったので、家の壁がむき出しでも、お風呂に自宅で半年入れなくても、避難勧告でても、多くの死者がでてても、親という絶対的な安心感のもとにいた。
でも今は親という立場でいる。あの時の親の気持ちを体験している。すごく大変だっただろうな。東日本大震災の時も感じたけど、親って偉大だな・・・改めて思う。

卒業前のあの空気感や、わくわく感や、寂しい感じは独特で特別で。
その時の仲間とやるその一つ一つが愛おしくて。そして、その時のタイミングということが大事で。日を改めて。。。有志で。。。だと全然違ったものになる。
楽しみにしていた行事や、頑張ってきたことが一瞬で消え去る。また来年に!ということが残されていなくて、今しかなくて。

そして、大学を卒業前に父がよく言っていた言葉「また明日な!」という言葉を使えなくなるんだ。って。それを急に奪われた中3女子。


しかし長女が、若者が政治に関心を持ち出して、選挙に行こう!ってなってるよ。と。これはすごく嬉しかった。


今、感じていることを大切にして欲しいです。

卒業式を前に母として思ったことでした。

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