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部屋とTシャツと私(その2)

「前回の続きが気になって眠れない」「早く続きを書いてください」なんてメッセージが全然来ていませんが、前回の続きを。

※前回から読みたい方はこちらからどうぞ。

前回の最後は、大学の時にサビキ釣りをしたお話でしたね。そこから再開します。

同じ大学で仲のよい友達から釣りに誘われ、高校時代から使っているバス釣りのタックルを持って、大阪南部の工場地帯へ。車もなかったので、電車を降りてから夏の暑い中結構な距離を歩いた記憶が。

そこで初めてサビキ釣りを経験しました。最初は「釣れんなー」なんて会話を交わしてたのですが、夕方になりアジの群れが入ってきて、サビキを落としたら即数匹いっぺんに釣れるみたいな入れ食い状態になり、帰りにコンビニで氷を買って袋にいっぱいになったアジを持って帰り、母に南蛮漬けを作ってもらいました。ここで「サビキちょろいな」という印象を持ったのですが、そこから十数年後に痛い目に合うのでした。

その後、社会人になり、結婚をして、子どもが生まれ、釣りとは全く無縁の生活をしていました。趣味といえば、バイクでツーリングに行くくらい。(今はバイクも手放してしまいましたが…。またバイクにも乗りたいな。)

2018年のGWに家族旅行で琵琶湖に行くことになり、息子も小4になりそろそろ釣りもできるだろうと、インターネットで色々と調べて、バス釣りの道具を一式購入しました。

旅行当日、京都駅からレンタカーでまずは比叡山延暦寺へ行き、その後ホテルにチェックインをしてさっそく夕方に少しだけ釣り。
息子もルアーを動かしてる感を感じたいだろうと思い、バイブレーションを選択し、見本として1投目。巻いているといきなりHIT。でもかなり小さそうな感じ。隣の女性の方が「タモ貸しましょうか?」と声をかけてくださったのですが「いえ。すごく小さそうなので大丈夫だと思います」と返事をして巻いていると、どうも手ごたえがなくなり…。隣の女性の方がさらに「タモ要ります?」と声をかけてくださったのですが「たぶんバレちゃいました」と返事。巻いてくるとやはり魚はかかっていませんでした。その後、息子に投げ方をレクチャーしたり、ルアーを変えてみたりしても、全く釣れず…。翌朝も朝5時に起きて息子と二人で釣りをしましたが、全く生命感を感じず…。(いや、生命感は感じた。息子がタニシを釣りました。)
結局、この日も釣れずに旅行を終えたのですが、息子も「釣れなかったけど、すごく楽しかった。簡単に釣れたら面白くないもんね」と釣り人の悟りの境地みたいな発言をして、リベンジを誓うのでした。

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《今回で書ききってしまおうかと思ったのですが、結構長くなってしまいそうなので、続きは分けて次回書きますね。というわけで、その3に続く》


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