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金の冠をかぶった雀 | ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

今回はまたまた『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』から
金の冠をかぶった雀というお話をさせて頂きたいと思います。

前回の動画でもお話しましたが、なんでこのユダヤ人の成功哲学というものに価値があるのかというと、ユダヤ人の成功者は昔から数多くいて、ノーベル賞受賞者の20%がユダヤ人であったり、長者番付でも上位陣に常にいてたりなど、簡単に言うと成功者が多いんですね。

有名な方にはフェイスブックのマーク・ザッカーバーグさんなんかがいらしゃいます。

というわけで、金の冠をかぶった雀のお話に移りたいと思います。

ソロモン王というのはユダヤの最も有名な王である。賢者の王は、鷲の背に乗って空を飛び、領国内の隅々まで視察して回ったと言われている。

ある日、ソロモン王が鷲の背の上に乗ってエルサレムからはるか彼方の領国まで目指して飛んでいた時、たまたまソロモン王の体調が悪く鷲の背中に捕まっていられなくなり落ちそうになった。

それを見ていた雀達が何百羽と寄って来て囲いを作りソロモン王が鷲の背中から落ちないように助けた。

これに感謝したソロモン王は、雀達に「お前たち雀に何でも欲しいものをあげよう。」と言った。

雀達は巣に戻り何をもらうかを大議論した。
しかし、それぞれ勝手なことを言って、なかなか一つにまとまらない。

「いつでも身を隠しておけるブドウ畑」
「いつでも水が飲める池」
「いつでも食べ物に困らないように野原に落穂をまいてもらう」

という意見もあった。

そんな中で、ある雀が「ソロモン王と同じような金の王冠を被って飛んだらさぞかし誇らしく格好が良いだろう。」と言ったところ、雀たち全員が「そうだ、そうだ」と賛成し、意見がまとまった。

雀の代表が、ソロモン王のところに行き、「王様と同じ金の冠を雀全員にください。それが私たちの願いです」と申し出た。

それを聞いたソロモン王は「それはあまり良い考えではないな。もう一度考え直してきてはどうか」と助言したが、雀たちは「ぜひ王冠をください」と繰り返した。

「それほど言うなら仕方がない」とソロモン王は雀たちのたっての願いを叶えた。

金の冠をかぶったイスラエルの雀たちは、喜々として大空を飛びまわった。
今まで猟師達は雀などには目もくれなかったが、金の冠をかぶっているために、全国で雀が狩られるようになった。

仲間たちはみんな撃ち殺され、イスラエルの雀はとうとう最後の五羽になってしまった。
最後の5羽は、ソロモン王のところに命からがら駆けつけ、
「私達が間違っていました。金の冠はもういりません。」と言った。

雀から金の冠が取りはずされ、少しずつ雀は平和を取り戻し、何年かのうちにはまた元の数に戻ったということだ。

というお話です。

得られる教訓

このお話から得られる教訓というのは主に

『財産を見せびらかすと身を滅ぼす』
『人目には普通の雀と映るのが安全』

ということです。

雀たちは金の冠をつけて飛び回っていなければ
猟師に狙われて撃ち殺されることもなかったわけです。

不相応な大きな報酬を得てそれを見せびらかした結果、
命を狙われて身を亡ぼすということです。

イスラエルの親は子供達に身分不相応な装飾品を身につけたり、身分不相応な収入を得たり金貨を得たりすることはかえって不幸を招くことになるということを教えるのだそうです。
常に利益に浮かれることを戒めるために、自分が受け取る利益の「適正さ」を把握する訓練を積んでいるのです。

というのがユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集に書かれていることです。

2つの補足

こっからは僕の個人的な補足です。
教訓が2つ含まれていると思っていて、

1つ目は物事の優先順位を考えなければいけない
2つ目は承認欲求は破滅への道

ですね。

1つめの「物事の優先順位を考えなければいけない」ですが、
雀たちは王様を助けて報酬をもらう事になったわけですが、
ここまでは何の問題もありません。

議論している段階では食べ物や水などのライフラインをしっかり獲得するような
報酬の案もあったわけです。

雀はか弱い生き物なので、将来的にライフラインの獲得に困る可能性があるのに、
ライフラインに全く関係のない金の冠を選んでしまったわけです。

報酬としてまずそちらを選んでいれば、QOL、つまり生活の質が上がって
豊かに暮らせたはずです。

人間で考えた時に、明日食べるものに困る生活をしていて、
ブランド品を買うってめちゃくちゃ愚かじゃないですか?

本当に自分に必要なものは何かということを考える必要があるわけですが、
人間であっても不思議とこういった行動はしてしまうパターン良く見ますよね?

なんでこんなおかしなことをするのかと言うと、
それが2つめの「承認欲求は破滅への道」です。

人にはですね、人から認められたいという承認欲求というものが本能的に備わっています。

高価なものを持ったりすることで、
周りにちやほやされると何か自分自身の価値が上がったような
気持ち良い錯覚に陥るんです。
まさに「ソロモン王と同じような金の王冠を被って飛んだらさぞかし誇らしく格好が良いだろう。」と考えた雀ですね。

年収の8割を腕時計につっこんだ人の話

僕の友人の例を出します。
年収250万円だった時に、160万円の腕時計買ったんですよ。
超高級時計ですね、年収250万円というのは額面なので、
手取りで200万円くらいですね。
つまり年収の8割をぶっこんだわけです。

まぁ別に何に使おうが勝手ではあるのですが、
当時の彼の状況を考えて、160万円の時計はあきらかに必要ないんですよ。

実家暮らしだったので、食うに困るということはなかったのですが、
低年収を嘆いていたので、明らかに先にそちらの問題を解決すべきなので、
自己投資でスキルを身に着けて転職するなりなんなりするのが合理的です。

もしくは、低年収のまま生活していれば、将来お金に困る可能性があるので、インデックス投資のような形で資産を形成するか、そこまで頭が回らないにしても貯金でもしている方がマシなわけです。

彼がなぜそんなアホな行動に走ったかと言うと
『しってる社長がいい時計つけてたから』ということでした。

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彼は低年収=社会的な地位が低いという
風に考えて、自分がそのケースに当てはまると思い、
「人から認められたい。」という思いを強くしていったのです。
つまりコンプレックスから来る承認欲求ですね。

そして自分の知っている『お金を持っている人=社長=高級時計持ってる』
みたいなイメージをして、自分もそうする事によって
社会的な成功を収めているようなイメージを周囲に持ってもらいたかったんですね。

雀と同じで、金の冠をかぶっているからと言って雀自身の価値が上がったわけではありません。
雀が注目される理由は頭に金の冠があるから。
ただそれだけです。

また、承認欲求というのは本当に厄介なもので、どんなにお金を投じても、決して完全に満たされる事はないのです。
一時的に充足感を覚えても、高級時計の上には超高級時計があり、
高級車のうえにも超高級車があったり、
やはり上がいます。

承認欲求を満たすために何かを手に入れたいと思うことは
果たせぬ夢を永遠に追いかけるようなものです。

事実彼はこの時計で周囲をドン引きさせて半年やそこらで「お金が無くなった」と言って、買値の半額80万円で引き取ってもらっていました。
で、そのお金を元手にロレックスを買ってました。
地獄ですね。

話がそれましたが、報酬を得る機会や、大きなものを手に入れる時、
この金の冠を被った雀の話を思い出して、自分に問うてみてください。

それは自分にとって、相応のものなのか。
自分の行為にとって適正なものなのか。

自分は金の冠を被った雀になってないか。

自問してみましょう。

動画解説版はコチラ

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