後回しにしない技術 | すぐやる人は必ず成功できる!| わかりやすく解説
今回は 臨床心理専門家のイ・ミンギュ先生の書かれた『「後回し」にしない技術』について解説していこうと思います。
つい、やろうとしたことを後回しにしてしまいませんか?
やること・やりたいことはあるけれど、「明日にしよう」と言って別のことをしてしまうとか、目の前の誘惑に負けてしまうとか・・・
この本では「後回しにしない技術さえ身に付ければ、必ず成功する」と言うことが、様々な角度から繰り返されます(笑)。
‘’1番やりたくない仕事、1番恐れている仕事のほとんどは、あなたが絶対にやらなくてはならないことなんです。
人生の幸福と不幸、成功・失敗は、そのような仕事を進んでやれるかどうかにかかっている。
ということなんです。
この本は自己啓発本、成功哲学の本のような「考え方」「思考」方法がメインではなく、
・具体的なプロセスの作り方(スキル)
・具体的なマインドの持ち方
も解説されています。
それでは早速参りましょう。
楽観的過ぎず、悲観的過ぎず
計画し期限を決める
目標を明確にする
目標を宣言する
すぐにやる
周りの人を上手に頼る
成功したければ、目標に集中
1 楽観的過ぎず、悲観的過ぎず
「きっと毎日一生懸命働けば、いつか収入も増えるだろう…」
「上司の指示にしたがってついていけば、そのうち自分も評価されるだろう…」
‘’バラ色の未来を「イメージ」してばかりいる人たちは、成功を手にする前に簡単に挫折してしまい、イメージの中に逃げ込む可能性が高い。(p26)‘’
だからといって、悲観的すぎるとそもそも何事にもやる気が起きなくなってしまい、本末転倒ということになりかねません。
頭の中でイメージするだけでなく、具体的にどうやるのか、を考えることが成功への近道。
毎日の生活に一生懸命なのはもちろんすばらしいことですが、それでいっぱいいっぱいになってしまって、自分の明確な目標を考えることを後回しにしていませんか?
まずは具体的になりたい自分をイメージし、それには何が必要なのかを具体的にリスト化する事で、無駄な努力に割く時間、労力を削減できます。
実行力に優れた人たちは、楽観的な思考と悲観的な思考な思考を同時に持つことができるそうです。
両面思考を育てるには、以下の3つのプロセスがオススメです。
2 計画し、期限を決める。
重要なことをいつやるのか、頭の中でイメージするだけでなく具体的にリスト化することをオススメします。
既にTo doリストを作成してスケジューリングをしているという方も多くいらっしゃると思います。
私も同様に、重要度・緊急度を考えてスケジューリングを行い、その日にやるタスクを決めていました。
しかし、大事なことを先延ばししないためには、締切に間に合うことだけを意識するだけでは足りません。
本書では「完了デッドライン」のほかに、「開始デッドライン」を設けることをおすすめしています。
ある仕事(宿題)を「来週までにやって来て」ていうのと「来月までにやって来て」っていうので、提出してもらった成果物のクオリティは一緒だそうです。
来週までより、来月までの方が時間もあるし、いいものができそうですが、結局、共通して「時間が無くて」といって同じクオリティに。
そして全てのプレゼンターが「あと1日あればもっといいプレゼンができた」と言うそうです。
人は期限を決められると、期限一杯に完成させようとするメカニズムがあります。
早く仕上げて期限より早めに提出するのではなく、期限に合わせてギリギリに動いてしまう習性が。
なのでこの日までに完成させるだけでなく、
ということが、重要になります。
1%でも手をつけてしまえば人間前に進めるものです。
なので、小学生諸君は夏休みの宿題をスタートする日を早めに設定してみてはどうでしょうか。
「開始デッドライン」のほかにも、やるべきことを細かくして「中間デッドライン」を設けることや、締切までの時間はなるべく少なくすることもオススメです。
3.目標を明確にする。
韓国のことわざで、かゆくない方の足をかく、というものがあるそうです。
実際の身体の話なら、もちろん感覚でかゆい方をかくことができますが、
日常でやらなければやらないことにおいては、かゆくない方の足をかいてしまいがちです。
それ今重要じゃなくね?みたいなことをやってしまうことです。
本書で一貫して書かれていることは、大事なことを後回しにせず、すぐやるということです。
そのためには、まず何が大事なことなのかを自分の中ではっきりさせる必要があり、かゆい方の足をかくべきだ、というのが1つ目のポイントです。
個人的に面白いなと思った技術は、「一日に15分だけ、10年後の未来のために使う」ということです。
先程挙げたように、忙しい日々を過ごしていると、つい目の前のことにいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、一日に15分だけでいいから、将来のためになることを進めようという考え方です。
例えば、朝起きて仕事を始める前に15分だけ使って、読書、勉強や副業など、10年後の未来のために使ってみてはいかがだったでしょうか?
また、例えばサラリーマンであれば、仕事に取り掛かる前、または仕事の最中に、「今自分は何をやっていて、最終的にこの仕事がどのような成果や自分の成長に繋がっているのか」を立ち止まって考えるクセをつけるといいでしょう。
その際、初めはつい忘れがちになってしまうので、アラームやカレンダーのリマインダーなどを設定するのが良いと思います。
4.目標を宣言する
有言実行です。
「3日以内にこのレポートを完成させる!」
いつも何かを始める時は、有言実行で先に目標をみんなに宣言しましょう。
目標を宣言していると、それと違う行動をしている自分に違和感を感じるようになります。
友達に言う、Twitter、SNS、ブログなどで発信する。
これが良さそうですね。
特にSNSやブログで発信することは、そのまま宣伝にもなります。
また目標を発信することによって、「協力してくる方が現れる」可能性もあります。
成功者には、「助けてもらう力」という能力も必要です。
ワンピースの主人公 ルフィの「海賊王に俺はなる」の宣言もそうです。
後回しにしない技術とは関係ないですが、禁酒・禁煙なんかは本当で宣言する効果があると思いますよ。
5.すぐにやる
重要なことは何かを決めて、いつまでに何をやるかを計画したら、次は「すぐやる」ことがポイントです。
というと当たり前のことを言っていますが、本書を読むとなぜ「すぐやる」ことが大事なのかが分かります。
本書は1%だけでも、すぐやることをおすすめしています。
なぜなら、始めれば半分終わったようなものだからです。
これは決しておおげさなものではありません。
何かをし始めるまではやる気が起きなくても、実際に始めれば、脳の側坐核という部分が刺激され、作業興奮という状態になります。
こうなると、続ける方が気持ちいい、むしろ止めたくないというような状態になることができます。
具体的には、日々の仕事で以下2点を意識しています。
1さえできれば、もっとも成果の出ることに、一番集中できる時間帯に取り組むことができますし、
2によって、「他の仕事を放置していたらいつのまにか締切を過ぎてしまった」というような事態も防げます。
続きはコチラの動画にて↓↓↓
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