金儲けのレシピ | 稼いでいるあのビジネスのカラクリ | 事業家bot
まいどひでやです!
今回は事業家botさんの『金儲けのレシピ』をご紹介したいと思います。
この本は精神論・根性論ではなく、理論に基づいたお金儲けの技術を伝えるものとしてまとめられた本です。
あの会社のあのビジネスの本質はこういった構造にあるという内容で、
あー!なるほど!っと腹落ちする一冊です。
ここ最近読んだ本で一番面白かったです。
今回はこちらをピックアップします。
・消費者から買う
・客に作業させる
・白い粉を客の口にぶち込む
・他人のカネを狙え(ノーパンしゃぶしゃぶが流行った仕組み)
・勝手に「権威」になる(謎の資格を作る)
・1:n構造を作る
消費者から買う
一般の消費者というのは、消費のプロフェッショナルです。
10円でも安い野菜があれば、スーパーをはしごしたり、1円でも安いガソリンがあれば、隣町のガソリンスタンドに行くツワモノもいます。
それだけ消費という行動には敏感になって生きているのです。
しかし、それが売る立場となると、慣れていないため消費の時のような感性は全く働かず全くのど素人になってしまうのです。
ここに目をつけたのが本や家電もろもろの買取のブックオフ・ハードオフです。
ごく小規模で個人で売り買いが可能で、買う側としても安いものが変えるから便利ですよね。
ただ、売る側の時にこんなシチュエーションありませんでしたでしょうか?
査定でただ同然の値段
「全部1円です」
とか言われても、専門知識もないし、また引取るのも面倒くさいので大概お店側の言い値で承諾してしまう…
ここが利益が上がるポイントなんですね。
僕もトレーディングカードを叩き売ったことがあって、結構な量を郵送したんですよ。
査定がタダだからみたいなこと言われて。
そして1万5000円の査定価格だったんですが、不満な場合は返送料取られて返してもらうみたいな感じだったんですよ。
めちゃめちゃ不満だったんですけど、処分が第一目的だったのでそのまま売りました。
後々プレミアがついて、概算でも100倍くらいになってて悔しい思いをしました。
トレーディングカードってバカみたいに儲かりますよね、アレ。
だって紙じゃないですか。
そして、中古車購入のガリバーってあるじゃないですか?
あれは更に一工夫で、「買取専業」を掲げたんですね。
ガリバー以外にも中古車販売の会社はあったわけですが、
「高価買取」と「安価販売」を同時に謳うというちょっと矛盾したビジネスだったのですが、
ガリバーは買取専業にして、買い取った車は業者間のマーケットに流すことで消費者から買い取るというコアバリューに注力することができたんです。
商売のプロセスを変えてしまったことで出来たビジネスモデルですね。
視点をずらす(客に作業させる)
提供していたサービスそのものを客に与えることで、新業態・サービスを作り出した例があります。
家具屋として一世を風靡したIKEAです。
本来、家具の組み立ては、サービスの一貫であり、提供側が負担する事。
そしてこの人件費・工数が大きな負担だったはずのところ、それごと購入者にやらせてしまった事で、大幅なコストダウンに成功したのです。
だって、よく考えてくださいよ。
板とネジ売られて、これは棚です!って言われてるのと同じですよ笑
しかし、この「作業させていると思わせない」ようなサービス提供の仕方がポイントなんです。
DIYという言葉を巧みに利用し、自分たちで家具を組み立てることは楽しいんだ!
自分で作ると愛着が湧く。と思わせるところがうまいんです。
出来上がった状態を広いスペースでオシャレにセッティングしているところもポイントです。
完成させるのが楽しみになります。
あ、ちなみに僕IKEA好きですよ。
ウチの家具ほとんどIKEAです。
もう一つの例として、焼肉屋。
肉を焼くと言う作業を客に任せることで人件費も調理工程も省けます。
自分の好みで肉を焼くことが出来るので、お客も作業をしていることに全く気づいていない。
視点をずらすことで、客は喜んでそれらをやる。
新たなセルフ〇〇を考えれば、成功のチャンスかもしれません!
白い粉を客の口にぶち込む
ひどい乱暴な言い方ですね。
これは言ってみれば「合法的に麻薬を売る」ということです。
もちろん本当の麻薬ではなく、
中毒性のある商品の砂糖、小麦粉、脂肪は白い粉3点セットを指してます。
この3つは原価率が極めて低く、また食べたいと再訪する確率が非常に高い商材です。
確かに、小麦粉を使った、クレープやパンケーキ、たこ焼きのお店は儲かってる印象がありますよね。
最近はマリトッツオ、台湾カステラなんかも上手に儲けていらっしゃいます。
特に「マリトッツオ」ってなんか言葉の響きが良くないですか??
ついついSNSにあげたくなるというか・・・
そう、それが大事なんです。
要はオシャレっぽい雰囲気を出して白い粉を客の口にぶち込めば中毒でリピートしてくれるという話です。
……これ、本に書いてあることですよ。くれぐれも笑
他人の財布を狙う(ノーパンしゃぶしゃぶが流行った仕組み)
人は自分でお金を払うときは、多かれ少なかれコスパを意識します。
ところがお金を払うのが他人の時はむしろ無駄がある方が嬉しかったりするもんです。
一昔前に大問題になった「ノーパンしゃぶしゃぶ汚職事件」。
あれは大蔵省の接待で市民の血税をノーパンしゃぶしゃぶに使ったことから大問題に発展しました。
しかし、ノーパンしゃぶしゃぶでの接待を考えた官僚のビジネスマンとしての着眼点はなかなか良かったと思うんですよ。
僕自身も、例えば自分のお金を払ってしゃぶしゃぶを食べるなら、ノーパンなしの高級しゃぶしゃぶを迷わず選びます。
だって自分でお金払うなら、質の高いお肉食べたいと思うじゃないですか。
大体、食事と性的サービスって分けたくないですか?
女の人の裸見ながらご飯食べてもおいしくなるわけではないじゃないですか。
しかし、これが接待を受ける側となれば、事情が変わってきます。
自分のお金では絶対やらないような本当にくだらない無駄遣いを「接待」という大義名分で受けられるというのは、すごく贅沢を感じるのですよ。
接待をしてくれた人にも「良い機会をくれた」と感謝して、商談の一つでも受けるかもしれません。
ということもあって、接待ニーズを狙うとコスパの理屈から逃れることができるというお話です。
実際にノーパンしゃぶしゃぶ店の従業員の証言によれば、接待する側は冷めていたが、接待される側は「一心不乱に見ている」状態であったとか笑
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