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20××年ヨコハマ。 犯罪組織により絶体絶命となった刑事ランス。 そしてその相棒のアイリス。 2人に数奇な出来事が……。 本文文字数:約7513文字 読書時間目安:12分 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 1 くそっ、ここまでか……。 廃墟ビルの一室で、ランス・イシモリは悔しそうに顔を顰めた。 体から力が抜けていくのがわかる。同時に血液もドクドクと流れ出ていく。 「さすがのタフガイ刑事もここまでのようだな、ランス」 あざ笑うかのような声。ドン・オガ
大物政治家の暗部を探る公安捜査官の島津浩一は、フリーライターから情報を得た。 しかし、たまたま居合わせた女性警察官の利香とともに拉致されてしまう。 はたして、彼らの運命は……? 文字数(本文):約7766字 推定読書時間:12分 久しぶりの短編です。改名後、初作品となります!! よろしくお願いします(o_ _)o 1 「告白者が殺された?」 嶋津浩一は目を見開きながら聞き返した。 「ああ、そうだ。安川晋三郎の元支援者だ。政治的な思想に共感していた
とある理由から「暗殺者」をやめ、立派な一般庶民を目指すことに決めたアカマ。そのために、凄腕の美人暗殺者にある依頼をする。 はたして彼は、普通に生きていくことができるのだろうか? 文字数:約8000。読書時間目安:14分弱。 1 決意? 今日から俺は、一般庶民だ。もう、殺しはやらない。 うらぶれた路地を歩きながら、アカマは何度も自分に言い聞かせた。 数時間前、トムに最終連絡もした。 もう俺には依頼しないでくれ、と……。 アカマは暗殺を生業としていたが、悪