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発信者情報開示命令および提供命令の申立てに関するお知らせ

 このたび、2023年4月10日付で、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律 第5条第1項の規定に基づき、Twitter, Inc.を相手方とする発信者情報開示命令および提供命令を東京地方裁判所に申し立てました。

 今後、本件に関してお知らせすべき事象が生じた場合は、適宜公表いたします。 

1.     命令を申し立てた裁判所および年月日

裁判所: 東京地方裁判所(東京都千代田区)

年月日: 2023年4月10日

 2.     命令を申し立てた相手方

Twitter, Inc.(米国カリフォルニア州サンフランシスコ)

 3.     事件名および申立ての趣旨

事件名: 発信者情報開示命令申立事件および提供命令申立事件

申立ての趣旨の概要:

「Twitter, Inc.は対象となるアカウント情報および侵害関連通信に関する情報を開示せよ」との裁判を求める

 4.     申立ての原因 (手続に至った当方の主張)

 2023年3月より、Twitterにおいて、「暇空茜」を称するユーザーを支持する発信者による頻繁な書き込みが確認された。一連の発信者は虚偽の事実を摘示したり、受忍限度を超えた不適切な表現で社会的評価を低下させたりといった行動に及んだ(名誉毀損)ほか、社会通念上許される限度を超えた侮辱行為により人格攻撃に及び、名誉感情を侵害した(侮辱)。

 いずれの書き込みも意見ないし論評の表明の範疇を明らかに逸脱していたり、申立人に対する反感ないし敵意の表出というべきものであったりと、とても公益を図る目的の下になされた真摯な意見の陳述とは言えない。よって、違法性阻却事由は存在しない。

 一連の発信者に対する損害賠償請求ほか法的措置を予定しているため、当該発信者に関する情報の開示を受けるべき理由が存在する。 

 よって、18 件の Twitter アカウントについて、Twitter, Inc.を相手方とする発信者情報開示 命令および提供命令を東京地方裁判所に申し立てることにした。

以上

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