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【質問箱へのお返事(2)】おすすめのPCは何ですか?

noteにちょっと変わった質問をいただきました。

おすすめのPCは何ですか?

自分より年上のOSに触れた幼少期

人生で始めて手にしたPCは、母親が持っていたWindows 95搭載のIBM社製デスクトップでした。まだ画面がブラウン管で、マウスやキーボードとの接続もUSBではなくPS/2コネクタだった時代の機種です。保育園児の頃から、自分が産まれる前に発売されたOSに触っていました。ただ、これは母親も大して使っておらず――むしろ、いったい何のために買ったのか謎のままですらあります――、そこまで使い込みませんでした。

Windows XPとの出逢い

私が小学校に入学する前後に、母親がWindows XP搭載の富士通製デスクトップ(FMV)を新調しました。おそらく地元の家電量販店で特に意図もなく買ってきたモデルで、特にスペックが高いわけでもありませんが、それでも先述のIBM社製デスクトップに比べれば性能もGUIも向上していました。

このFMVが、長い時間触れた人生で最初のPCでした。もともと知的好奇心が強いので、Webでニュースを見たり、Wikipediaを漁ったり、観た映画について公式サイトでおさらいしたりと、PCを利用して「情報の洪水」に飛び込んでいました。

人生で初めての「自分のPC」

小学校5年生のときに、「自分のPC」を買って貰いました。決して高性能な端末ではありませんでしたが、それでも親と競合せずに使えるPCの存在は非常に大きいものでした。それがWindows Vistaを搭載したSONY社製のVAIOのラップトップでした。

先ほどの用途に加えて、ゲームをしたり、その攻略サイトが荒らされていたらHTMLを見よう見まねで復旧したり、少しだけ使い方がクリエイティブになりました。

思えば、自分のPCで「やりたいこと」に没頭したり、何もない地元から広い世界を覗いてみたりする体験は、ここから始まったように思えます。

ラップトップは基本的に「VAIO」を使い続けた日々

その後、実家のデスクトップPCはヒューレット・パッカード(HP)社製のものになったり、ドスパラやパソコン工房でのBTOになったりと、Windows搭載PCで幾度か変遷を遂げました。

また、私が使うラップトップも、一時期は富士通製のUHシリーズになったこともありましたが、やはり結局は「原点」であるVAIOに戻ってきました。高校入学に前後して買ったのは、SONYのPC事業が売却された直後のVAIO Pro 13でした。おそらくWindows 8を搭載していたと記憶しています。

そして、学習院大学入学の少し前に買ったのは後継機種のVAIO Pro 13 mk2。13インチのUltrabookは何をするにも快適でした。この時点でWindows 10になっていたはずです。

そして、その数年後にVAIO S13を新調。13インチのUltrabookは持ち運ぶのに便利ですが消耗も早く、データの逸失を防止するためにも早めに買い換えるようにしています。

しかし、これが私の使った「最後のVAIO」になりました。

Mac OSへの移行

実は、このVAIO S13に前後して、自宅にiMac 21.5インチを購入しました。PCを持ち出すと紛失や呼称のリスクが高まり、すると勉強に使えるPCがなくなってしまいますから、自宅に据え置きで使えるデスクトップPCが必要でした。

これが人生で始めて手にしたMac OS搭載PCでした。いままで書いてきたよに、私はWindows OS搭載PCを使ってきましたが、Mac OSを触ってみたいとも思っていました。機種別に考えたら、大学生のシェアが最も多いのはMacBook ProやMacbook Airでしょうから、やはり興味はありました。

スマートフォンがiPhoneということもあり、確かにMac OSの利便性は高く感じました。もはやVAIO S13を主に使うことはなくなり、追加でMacBook Proを購入。VAIO S13は互換性の観点からたまに必要になるWindows OS環境を維持するための存在になりました。

そして、渡英に際してiMacを現地に持っていくことは物理的に叶いませんから、Macbook ProとVAIO S13を手にロンドンへ。結局はiPhoneとMac OS端末の互換性が気に入って、あまりVAIO S13を使うことはなくなり、学校や旅行に持ち出せるMac OS端末として、現地でMacBook Airを追加で購入しました。

ThinkPadとの出逢い

ちょっと時期が前後してしまいますが、学習院大学に入学した直後に、社会経験を積みたいのと、何より親の貧乏性に付き合わされて大した仕送りも得られていませんでした(下記記事参照)から、アルバイトをすることにしました。

丸の内にある大手人材紹介会社で、1年3ヶ月ほどキャリアアドバイザーのアシスタントをしていました。

その時に支給されたのがThinkPad X240でした。

ただ、当時はLenovoには「中国の怪しいメーカー」くらいの印象しかありませんでした。ThinkPadも、IBMからLenovoに売却されたニュースを過去に見た記憶があるくらいで、大して気にも留めていませんでした。

よって、当時はThinkPadに対して何の感情もなく、「無骨な社用PC」くらいの認識でした。

ThinkPad体制への移行

Mac OSには従来からの不満がありました。

まず、Windowsに比べて自由度が低いこと。やはり設定項目で弄れる部分はWindowsに軍配が上がります。特に、ソフトウェアによってはMac OS版は簡易的な機能に留まり、同じソフトウェアでもWindows OS版でしかできないこともあります。

次に、Mac OS版のMicrosoft Officeで使えない機能があること。Microsoft Officeは企業や学校における「デファクトスタンダード」と言えるソフトウェアですが、ごく稀にWindows OS版のMicrosoft Officeでのみ使える機能があります。例えば、PowerPointのプレゼンテーション録画機能は最新のWindows版でのみ対応しています。実際にこの機能をリモート授業で使うことが求められたときに、Windows環境の重要性を痛感させられました。

最後に、ソフトウェアの選択肢が少ないこと。例えば、私は文章を書くときにテキストエディタの「秀丸」を使いたいものの、これはWindowsにのみ対応しています。

そこで、自分の中で「Windows回帰」を希望していました。しかし、先述のVAIO S13も導入から時間が経ち、陳腐化と老朽化が課題になっていました。

ちょうど友人がThinkPadを使っていて気に入っていたのと、ふとThinkPadの「選ばれる理由」特集を目にしたことがきっかけで、当時は気にも留めていなかったThinkPadを検討するようになりました。

タイミング良く、実家に配備して父親に割り当てるノートPCを選定する必要があり、パイロット運用としてThinkPad X390を調達。実家に送付する前にセットアップで使ってみたところ、やはりThinkPad故に打鍵感も非常に良く、導入を決めました。

そして、そこで新規に導入したのがThinkPad X1 Carbonでした。

ただし、最新型の第8世代(2020年式)ではなく、納期が早い「米沢生産」を選べて価格も控えめな第7世代(2019年式)。第8世代(2020年式)との差と言えばWi-Fi 6くらいで、自宅のWi-Fiルーターはともかく、学校や出先のWi-Fiが対応しているとは考えにくいので、大した差ではないとして、廉価な第7世代(2019年式)にしました。

個人的にはThinkPad X1 Carbon、でも……

そういうわけで、個人的にはThinkPad X1 Carbonをお勧めしたいと思います。でも、やっぱりThinkPadは見た目が無骨です。オシャレなカフェで開くのは憚られるのが本音です。

そこで、ThinkPad X1 Carbonと同時に、「持ち歩きPC」として13.5インチのSurface Laptop 3も併せて調達しました。

特に学生であれば、やっぱり「見映え」も気になるもの。オシャレなカフェで無骨なラップトップを広げると、「ダサい」と思われてしまうリスクも否定できません。

そこで、見た目が洗練された13.5インチのSurface Laptop 3も、併せてお勧めしておきたいと思います。

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