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伝えたい気持ちをトランクに詰めて

みなさんの想いを伝えたい。電話だけでは伝わらない気持ちを。

2年越しで行ってきました。福井県越前市。カゴ作りのおばあちゃんのところです。

おばあちゃん、いまは畑に行っとるでぇ〜、もう少ししたら、帰ってくるから待っとき〜

しばらくすると、おばあちゃんは畑から歩いて帰ってきました。畑と言っても家の裏とかではありません。1kmちかく離れた山のほうにあるとのこと。

おばあちゃんは毎日、畑を午前、午後、一回ずつ、見に行きます。その合間にカゴ作りをせっせとこしらえます。これをなんと!30年間も続けています。

わざわざ来んでもええにぃ〜

今回は特別。あおきえんだけではないんです。

どういうこと?

去年みなさまからサポートしていただいた、大切なお金とお気持ちを、おばあちゃんに届けてきました。

まあ…。こんなに…

ここに書かれているのは、ほんの一部だよ、おばあちゃん。近所の方や友達、常連さんまで。たくさんの方々がおばあちゃんのかごをいろんなことに使ってくれていますよ!

おばあちゃん、字がちっちゃくて見えないほど、たくさんの方の感謝の言葉がぎっしり詰まっていますから、あとでひ孫に読んでもらってね。

わたしの作ったカゴが、みんなのところに行ったの?

そうだよー!日本全国にだよー!

おじさま、おばさまの馴れ初めやおばあちゃんの昔話に花を咲かせていると、なにやら、うちの嫁さんが そわそわ しだしました…

納戸に隠して?あった、おばあちゃんのストックしてあるカゴまで探し当てる嫁さん(笑)自分が隠したものは、リス並みに忘れるのに、宝物の場所はわかるみたいです。

自分専用のカゴをキープするお義母さん!どこまでも自分大好きです。やっぱり親子だなぁ(笑)根菜入れと温泉セットに使うそうです。

おばあちゃんが30年前に作ったカゴも見せてもらいました。きれいな四角で、それはそれで素敵だけど、おばあちゃんらしさのある今のかごが、ぼくは好き。

さいごの硬い針金で整えるところは、おばあちゃんの息子さんに手伝ってもらって二人で整えるとのこと。息子さんとの共同作業は、きっと楽しいだろうね。

おばあちゃんが作ってくれたカゴ、100個!どこかの窃盗団のような早技で、バックミラーから後ろが見えないくらい、ハイエースのトランクいっぱいに積み込みました。愛情もたっぷり積んで車内はぱんぱんです。

車にに乗り込むと、ひ孫のショウくんが見送りにきてくれました。小学2年のやんちゃボウズです。

「オレ、大きくなったら、オメーんとこ、行くわぁ!」

「おう、とびきりの彼女を連れてこいよー!約束だぞ!」

がっちりとグータッチをしました。この約束はなんだか叶いそうな気がします。

あの生意気な子が、大切な人を連れて山梨にくるまで、おっちゃんは頑張るとするか。

おばあちゃんは来年のために、今日もカゴを作っています。

応援するぞーって方はお願いします(#^^#) サポートしていただいたお金は、完熟すもも農家 あおきえん のことに大事に使わせていただきます。 けっしてわるいことには使いません。すこしニヤッとするくらいです。