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関谷記念出走馬のラップ見解~クリノガウディー

クリノガウディー|過去のレースラップによる見解

正直に言うといまいち掴み切れていないのがこいつだが、まあ前走に関してはまるでやる気を感じられない本来の形のレースではないからな、このレースは度外視でいいだろ。

思い出してほしいのが2走前の高松宮記念だ。

初のスプリント戦で降着となっちまったが、3番手でレースを運び直線でも突き抜けるだけの脚は見せてきていた。
まあこの時とんでもない強さを見せてきたのはグランアレグリアなんだがな、それは置いとく。

ただ、重馬場でレースラップを見てもそこまで極端にスプリント気質が問われたというようなレースではない。

むしろ総合的な判断で見るとすれば、ラスト3Fから2Fへの加速、重馬場でタフな状況とくりゃどちらかといえば1400m~マイルくらいをこなせるポテンシャルを問われたとみていいだろう。

そうなると察しのいい奴にはわかるだろうが、クリノガウディーには向いていたレースだったのかもしれねぇな。

何が言いてぇかというと、本質はスプリントではなくマイルくらいまでがちょうどよさそうってことだ。

そうなると前走の負けに関してもやる気がなかっただけではなく適性面の問題であった可能性すら出てくる。

そして3走前の阪急杯。

このレースは行ってみりゃ先行自滅差しに近い内容だ。

先行自滅差しがわからねぇ奴はこの記事を見てくれ
プリモシーン|過去のレースラップによる見解

そこまで極端なハイペースではないにしろ、後続が流れ込んでくるレースだったのは事実。

実際前半はタフなラップを刻んでいるからな、これを残すとなると相当な馬だっただろうぜ。

よってこのレースは負けはしたがむしろ評価してもいいレベル、強い競馬ではあった。

そして4走前の東京新聞杯。

この時のプリモシーンとの差は極僅かだ。いや、先行自滅差しを食らったと考えればクリノガウディーのほうが内容的には強かったのかもしれない。

もちろん、差されているのは事実だからな、浅はかな判断を下すわけにはいかないが、タイプ的にはプリモシーンと似ている可能性があり、平均ペースバランスで流れるレースが得意という可能性が高いな。

実際、まあ相手はくそほど強いがマイルCSではラスト2F11秒フラットに加速するレースで敗戦。
19年のオータムハンデでもハイペース崩れ。ときているからな。

淡々と流れる中で持続力を活かすレースのほうがこの馬にはあっているんだろうぜ。


クリノガウディーのラップ見解【結論】

ハイペースまでラップを引き上げられると厳しい。

平均ペースバランスで進むレースで持続力を発揮する。

ラスト2Fで加速する、いわゆる瞬発力は一線級とは乏しいものがある。

スプリントよりもマイラー向き。

プリモシーンとは差がないし、好走するレンジも似ている1頭なだけに極端なペース配分になりそうにないならセットで購入するしかないという感じではあるな。

いやだ、いやだ、人気両馬のセット買いなんてやったらダメだろ。

ただ、俺の印象ではあるがどうにも新潟の極端な高速馬場ってのはこの馬には向いていない気がするな。

確かに能力はこのメンバーなら上なんだが、どちらかといえば高速馬場よりもややタフ馬場で浮上するような感じはしている。
去年の中京記念、富士Sあたりの高速馬場への対応は見せてるからな、全くダメって感じもしねぇが、10秒台のラップに入るようなペースになったときにはどうなんだろうな?

って思うぜ。