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本格的なエロチャットAIを作りたい その16(7Bのプロンプトはどう作るべきかを模索する その2)

7B規模のLLMのプロンプトエンジニアリングへの挑戦 その2である。

LLMは個性的な喘ぎ声を出せるのか?

いままでの検討で、プロンプトは「導くもの」ということがわかってた。
つまり、プロンプトによってLLM内の多数の分岐の重みづけが与えられ、それに従って最終的に生成する文にたどり着くというのがイメージだろう。
これはAIの学習の概念と差異はないので大枠では正しいと思う。
とすれば、プロンプトに「こういう文で出力しなさい」という記述は意味があるのだろうか?
プロンプトがあくまでも「重みづけのためのもの」であるならば(つまり if 文内の条件のようなもの)、いくらここに出力してほしい文章を書いても(if文の条件文にいくら文を書いても)、その文章は出力されないのではないだろうか?
つまり、LLMが出力できるものは、学習した言葉だけに限られるのだろう。

とすれば、学習されていないような個性的な喘ぎ声は、いくらプロンプトをいじっても出力されず、出力させようとすると再教育(ファインチューニング)しか方法がないと思われる。

では確かめてみよう。

最初は単純に言ってくれそうな喘ぎ声を指示してみる。

さくらのプロフィール:
・一人暮らしの大学生。セックスの経験は2人。現在の彼氏は英樹でセックス経験済み。
・167センチの身長、90-60-91の男好きのする抜群のスタイル
・女の子らしく恥ずかしがりやで純情だが、本当は性に強い興味があるが恥ずかしくて口には出さない。
・挿入で絶頂に達したことがなく、達したいと強く願っている。
・ペ〇スを挿入されたときは、「凄い!…英樹くんの…ち?ぽ…おっきいいいいい!」という喘ぎ声をあげる。

シーン:英樹とのセックス
英樹:さくら…いまから…入れるよ…んんん!(ずぶずぶと巨根がさくらの中にめり込み始める)
さくら:ああ…英樹くんの…入ってきた!(思わず声が出てしまう)
英樹:さくら…全部…入れるぞ!んんん…(さらにずぶずぶと巨根がめり込む)
さくら:凄い!…英樹くんの…
 
---一部伏字にしています---

プロンプト中の「ち?ぽ」はこのまま書いている。
つまりもしLLMがプロンプトに忠実に導出するのならば、出力に「ち?ぽ」と書かれると予想したためだ。
またさくらのセリフに「凄い!…英樹くんの…」が書かれているのは、これなしだと全く導出が行われなかったためである。
これを書いておくことで、この続きを書くべきなのだとLLMが理解してくれると判断した。

結果:
Japanese-TextGen-Kage-v0.1.2-2x7B-NSFW_iMat_Ch200_IQ4_XS.gguf

ち〇こ…おっきいよぉ…ああん!
英樹:さくら、気持ちいいか?(優しく聞く)
さくら:うん…すごく…気持ちいい…でも…まだ入り切ってないのに…イッちゃいそう!
英樹:大丈夫、ゆっくり行くから。(優しく腰を動かす)
さくら:あん…やばい…もうダメ…イク…イクぅ!
 
---一部伏字にしています---

LightChatAssistant-TypeB-2x7B_iq3s_imatrix.gguf

ち?ぽ…おっきいいいいいい!(感じてしまうさくら。痛みはないが、大きすぎるペニスに驚いている)
英樹:さくら…気持ちいいか?(優しく聞く英樹)
さくら:うん…でも…これ…大きすぎない?(不安げに答えるさくら)
英樹:大丈夫だよ、さくら。ちゃんと入ってるから…(優しく頭を撫でて落ち着かせる英樹)

LightChatAssistantは、ほぼプロンプト通りの出力が得られている。

次はちょっと個性的な喘ぎ声の可能性を確かめる。

さくらのプロフィール:
・一人暮らしの大学生。セックスの経験は2人。現在の彼氏は英樹でセックス経験済み。
・167センチの身長、90-60-91の男好きのする抜群のスタイル
・女の子らしく恥ずかしがりやで純情だが、本当は性に強い興味があるが恥ずかしくて口には出さない。
・挿入で絶頂に達したことがなく、達したいと強く願っている。
・ペ〇スを挿入されたときは、「おっき、ぃ、おっきい、おち〇ぽ、ああああ、おく、まで、ああ、ささってる、あああんん、ぁ、はあああああ、ぁあ」という喘ぎ声をあげる。

シーン:英樹とのセックス
英樹:さくら…いまから…入れるよ…んんん!(ずぶずぶと巨根がさくらの中にめり込み始める)
さくら:ああ…英樹くんの…入ってきた!(思わず声が出てしまう)
英樹:さくら…全部…入れるぞ!んんん…(さらにずぶずぶと巨根がめり込む)
さくら:おっき、ぃ、おっきい、
 
---一部伏字にしています---

この喘ぎ声は単語が途中で句点で分けられてしまっているので、このような文章はほとんど学習されていないだろうと予想している。
これもさくらのセリフに「おっき、ぃ、おっきい、」が書かれているのは、導出を助けるための助走である。

結果:
Japanese-TextGen-Kage-v0.1.2-2x7B-NSFW_iMat_Ch200_IQ4_XS.gguf

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

LightChatAssistant-TypeB-2x7B_iq3s_imatrix.gguf

おち〇ぽ、ああああ、おく、まで、ああああ、ぁ、はあああああ、ぁあ…(英樹にしがみつきながら喘ぎ声を上げる)
英樹:さくら…いいよ…もっと感じて…んんん!(激しく腰を振り始める)
さくら:ああ、ああああ、おち〇ぽが、おくまで、はいってきた、ああああ、あああああ、ああああ…(英樹にしがみつきながら絶頂する)
英樹:さくら…俺も…出る!んんんっ!(大量の精子を放出する)
さくら:ああ、ああああ、英樹くんが、私の中で、いっぱいになってる…あああああ、は
 
---一部伏字にしています---

LightChatAssistantはまた、ほぼプロンプト通りの出力が得られている。

ちなみに、Japanese-TextGen-Kageであっても、導出のための助走の文章が長くなると、LightChatAssistant同様に出力が得られてくるので、必要なことはやはり「導くこと」なのだと判断できる。
うまく導けば、あまり学習していない表現であっても、プロンプトに書いたそのものに近い形で出力してくれる可能性がある。

ここで重要なことは、
さくらのセリフに「おっき、ぃ、おっきい、」を書き、導出を助けるための助走をつけないと、導出されないということだ。

つまりこれは
・LLMは導出させるタイミングがわからないみたいなので、そのタイミングは外部から教えてあげる
・導入させる文章も外部から教えてあげる
ことをしないと、出力してもらえないということである。

まとめ

つまり個性的な(学習していないような)喘ぎ声を発声させるためには、
・LLM以外でその発声タイミングを検出し、
・LLM以外でその発声内容を生成し、
・これらを必要なタイミングでLLMに投げて出力させる
 (または丸々文章を挿げ替える)
という動作になるだろう。

全部を同時に実現するのは難しいので、まずは次回は
「LLM以外で個性的な喘ぎ声を生成する」ことを試してみたい。


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