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シェイクスピア 『ハムレット ─まんがで読破─』  イースト・プレス, 2011.

これは
デンマーク王子。
ハムレットの
戦いの物語…

気高き魂を持った王子が
恐ろしい不安や絶望のなかで
それでも己を見失うことなく

毅然と生きようとしたその証の物語
「役者たちは時代の縮図」

現代の役者たちも時代の縮図なのでしょう.

「生きるか死ぬか…
それが問題だ…
どちらが気高い生き方か?

運命の矢弾にじっと耐え忍ぶのと...
怒流のように打ち寄せる苦難に刃向かい
勇敢に戦って相共に果てるのと!」

現代人に気高さが失われているように思います.
わたしもハムレットのように,気高く毅然と生きたい!!

ハムレットはオフィーリアに

「僕自身まともな人間のつもりでいるがいっそ母に生んでほしくなかったと思うことが山ほどある…
僕はひどく高慢で執念深く野心家だ!
とっさにどんな罪を犯すかもわからぬ!
人間はみんな大悪党だ。
男など誰も信じてはならない…
尼寺へ行くがいい!」

と言います.
ハムレットに,反出生主義と狂気のつながりを感じます.
狂って亡くなってしまうオフィーリアが気の毒でなりません.

シェイクスピア 『ハムレット ─まんがで読破─』  イースト・プレス, 2011.

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