マルクス+エンゲルス 『共産党宣言 ─まんがで読破─』 イースト・プレス,2009.
私は右でも左でもありません.教養として読みました.
「時代の波にうまく乗れた奴が資本家になった」
* 労働者の資本は身体
* 暴動を諌める警察と国
この世は金か,魂を売るか
資本家は
「じゃあ外にいるホームレスを適当に拾ってこい
少し飯をやれば動けるはずだからな」
と言います.
代替可能性が重視されています.
「金なんて金持ちがたくさん持ってるじゃないか
奪えばいいんだ!」
こういう思想になってしまうのですね.
おぞましいです.
人類の歴史を貫く共通点は
「働くものはいつも貧しく
働かないものたちが儲かり続けている」
働くから,いつも貧しい,のかもしれません.
「資本家には社会のリーダーになる資格はない!」
現実には,資本家が社会のリーダーになっています.
それによって,資格がないことが可視化されているようです.
「まともな教育を受けられるのは、資本家の子どもだけだ
労働者の子どもは優秀な労働者になるための教育しか受けられん
資本主義社会では物質的な面だけでなく精神面をも労働者から搾取します
ブルジョア階級が押しつける教養は多数者にとっては「機械になるための修養」です(強調は筆者)」
昨年,萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言が話題になりました.
わたしは,労働者の精神面が搾取されていることが気がかりです.
「夫の不労所得で幸せに暮らすブルジョワ家庭は「家族喪失」と「公娼制度」をプロレタリアに押しつけることで成り立っています。
金持ちどもの家族の絆は「愛」じゃねぇ
結局カネだ!」
家族の絆はカネ,と考えるひとは増加傾向にあるかもしれません.
共産主義にはルールを乱す有害分子を排除するために絶対的な権力が必要
これまでに形成されたいっさいの社会秩序の暴力的転覆!
強行手段によって共産主義革命は達成されるのだ
暴力と共産主義の連関が理解できました.
マルクス+エンゲルス 『共産党宣言 ─まんがで読破─』 イースト・プレス,2009.
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