前途多難

 吹奏楽団の運営委員長を拝命して二年目。

昨年度はコロナ禍の中、ほとんど活動らしい活動ができず。団員も一人減り、二人減り…。

 吹奏楽団の運営は団員からの団費によって賄われています。団員の減少は死活問題なのです。足らなければ取ればいい、団費を上げればいいのだ、と安直にはできません。負担が増えればさらなる離脱者が出るは必定です。

 どうすれば団員が増えるか。それを考え、実行に移すのが私の役目なのですが。

 「うまくなれば、自然と集まってくるよ。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。確かにそうです。しかしながら…。それは綺麗事すぎはしませんか?一年後の五人より今の一人が欲しいんです!コンクールで金賞取ったら増えるかもしれません。もちろん取りにいきますよ、全力で。でもね、コンクールに出るにはお金がかかるんですよ。練習するにもお金がかかるんです。指導者を呼ぶにもお金がかかります。お金がないんです!

 あぁ、前途多難。お金を稼ぐ算段を考えねば…。

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