「Shoe the Flag」には「日の丸(国旗)を示せ」という訳はないのに、日本では外務省がそのような「誤訳」を流通させ、自衛隊イラク派遣とまでつながった

2011年9月11日テロが起き、ブッシュ・Jr大統領政権の知日派で知られるアーミテージ国務副長官は、ワシントン在住の柳井駐米大使へ「Show the Flag 」と言ったことにされているが、実は真偽は定かではない。仮に「「Show the Flag 」と言ったとしても日本国内で訳され、流通した「日の丸(国旗)を示せ」という意味はない。
訳は以下である。
1.(英国船が)外国の港に公式訪問する
2. (会合などに)ちょっと顔を出す。儀礼として参加したことの意味合いが大きい
3..自分の見解を明解にする。立場を鮮明にする。
である。
10月5日、ベーカー駐日国務大使は「Show the Flag」は古いアメリカの表現で、「どちらの味方なのか示せ」と言った。
まったく「日の丸を示せ」という訳はないのにも関わらず、日本では一人歩きし、自衛隊派遣しなければいけないとまでつながった。またもや、意図的な外務省の「誤訳」ではないだろうか。
アーミテージ国務副長官は「自衛隊派遣」など念頭になかった、とベーカー駐日国務大使は語っている。
では、小泉純一郎元首相が決定した「イラク自衛隊派遣」は本当に米国からの要請だったのか、疑わしくなる。
霞が関のいつもの手口であるアメリカから圧力である、という演出なのか。やれやれ。

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