過去の自民党がマシだったという笑える嘘

過去の自民党がマシだったわけではなく、戦争の体験としての記憶が国民に存在し、かつ、ヒロヒトへの複雑な感情があった時代、自民党は経済成長を達成するためには国民から無駄な反発を避けたいだけだったのだ。ちなみに、主要先進国が経済成長という後進国からの収奪と搾取を源泉にして成長していながら福祉国家をアピールしていた頃、日本は、貧乏国を言い訳にして福祉国家を拒否した。日本が福祉国家を宣言したのは大平正芳の日本型福祉からだが、それもOPECの反乱によるオイルショックにより、さらに、うやむやにされ、主要先進国がそうしたように、新自由主義へ舵取りをしだした。アメリカは、カーター政権末期から、新自由主義である。
そして、東京の美濃部革新都政をはじめとして、革新自治体が乱立している頃は、自民党は迂闊に改憲など言えるはずがない。
だいたい、首都圏が全て革新自治体では、田中角栄政権も崩壊しても何らおかしくない。
自民党がマシだったのではなく、革新勢力が現在より強かったのだ。
国労も鉄道を止めたしね。
スト権ストライキを国労は行った。
今よりも革新勢力は強かった、だから、自民党は猫かぶりしていたにすぎないのだ。

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