映画を観た記録53 2023年5月20日 　　カウテール・ベン・ハニア『皮膚を売った男』

Amazon Prime Videoでカウテール・ベン・ハニア『皮膚を売った男』を観る。

シリアで電車内で恋人アビールと結婚を交わし、舞い上がった主人公サムは「革命だ、自由だ」と叫んでしまったばかりに不当逮捕されてしまう。しかし、叔父の息子が刑務官であり、彼の計らいで逃亡し、姉の車に身を隠し、レバノンへ亡命する。シリア難民のサムは、レバノンで現代芸術家・ジェフリーと出会い、皮膚にタトゥーを掘り、美術館に展示される契約を交わす。そのころ、アビールは親から紹介された外交官ジアッドと結婚をしており。ベルギーのブリュッセルに住んでいた。サムの望みはブリュッセルに住むことであり、その願いもジェフリーの作品保管者・ソラヤの手筈でビザの申請が出来、ブリュッセルに住めた。そして、ベルギー王立美術館でサムは公開展示されるのだが…というお話です。その後の展開は映画を観てください。

本作品のソラヤ役はモニカ・ベルッチです。

本作品の特徴は誰もがスマホを手にして、連絡をとりあうことです。のみならず、サムは、レバノン在住時代、Skypeでアビールと交信している。まさに現代映画ではないでしょうか。