映画を観た記録117 2023年10月9日 チャド・スタエルスキ『ジョン・ウイック チャプター3 パラベラム』

Amazon Prime Videoでチャド・スタエルスキ『ジョン・ウイック・チャプター3 パラベラム』を観る。
パラベラムとは、平和のためには戦争の準備を、という言い伝えらしいい。
監督のチャド・スタエルスキは、もともとはキアヌ・リーブスのスタントマンをしていたそうだ。スタントマンが映画監督をした例として、クリント・イーストウッドのバディ・バン・ホーンの『ピンク・キャラデック』がある。
ジョン・ウイックがホテル支配人から撃たれ、ホテル・コンティネンタルの最上階から落ちるシーンがあるが、この落下シーンをキアヌ本人がやっているとは思えないがやっていたらすごすぎる。
ジョン・ウイックはモロッコのとある場所で首長に遭い、忠誠を誓わさせられるために、指を詰めさせられる。
今回の第三作目は、わりと日本風味で、日本語で話す殺し屋まで出てくる。その殺し屋は結局、ジョンから日本刀で突き刺さられるが、息を整えているだけだ、と日本人的なミステリアスな精神主義的なセリフを発し、ジョンに無理だ、と言われ、死ぬ。この殺し屋は普段は寿司屋という設定で、ふぐの寿司を主席の使いの裁定師に出すのである。
今回も連作であることを意識させるために、ローレンス・フィッシュバーン演じるバワリー・キングが寿司屋の殺し屋に7回切られて殺されたはずが、生きており、ホテルから落ちてしまったジョンは、キングのまえに届けられ、次なる闘いの抱負を語り、終わる。
ウイキペディアで初めて知ったが、キアヌ・リーブスは千葉真一のファンだそうだ。
ちなみに今回は1作目、2作目のちょい役の警官は出てこない、また、自動車修理工のボスも出てこない、もっとも、2作目で、愛車を取り戻したジョンは、その修理工のボスに預け、出来上がるのは2030年のクリスマスだ、と言っていたから、次回は出演はないことは決まっていた。
次回のチャプター4 コンセクエンスは2023年公開である。パラベラムが2019年公開を考えると、年数が割と空いている。観客は内容を忘れてしまいそうだ。
結局、演技を感じさせるのは、バワリー・キング演じるローレンス・フィッシュバーンだけとも言えなくもない。
相変わらずのスタイリッシュな映像の虜になってしまいそうですね。
今回目は、ジョン・ウイックの出生はベラルーシ人ということが明かされます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?