内部留保を賃金に回せ、の逆は、内部損失の赤字経営の企業へは賃金上昇を要求できないのか?つまり、内部留保を賃金に回せとはいかにもな嘘である

内部留保を賃金に回せ、というのは一見、正義に見える。だが、その主張は、状況主義的に、つまり場当たり的に、反原理主義的に、日和見的に物事をいつも解釈する日本人ならではの思考の産物である。内部留保を賃金に回せ、確かにそうだろう。だったら、内部損失が膨大な場合は賃金下げろという要求になるのか?
賃金は我々、労働者の生活を安定にするための価値であるから、企業の利益ごときの動向に左右されてはいけない。赤字経営だろうが、我々、労働者は生活のために賃金上昇の要求を当然、行う。
内部留保を賃金に回せ、というのは、中小企業を味方につけたいいかにもな日本共産党の浅薄な見方である。我々は、日本共産党の選挙対策としての「いかにも理論」の嘘も批判しなければいけない。

ちなみに内部留保を賃金に回せと歴史上、最初に言い出したのはファシスト党の指導者ベニト・ムッソリーニである。

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