国と社会の違い

自称反体制も経済成長が必要だと言う人も存在し、なおかつ処方箋のようなものまで提示するから、イデオロギーとしての資本主義と国家主義が日本では相当、深く浸透している。
日本では国家がまるで家や共同体のように見られているが、共同体と国は別次元である。
例えば、イエスが率いる原始キリスト教は、教会もなく、歩きまわったが、それは、国とは別次元の共同体である。
日本では、国と社会が分離していないことがあり、家を出たら、国に直面してしまう。
だが、国へ到達する前に「社会」が存在しなければいけない。
日本では、労組ですら、国の中の重要な団体と見たがる傾向がある。労組だけではなく、自称反体制までそうなのだ。
しかし、労組とは「社会」であり、自称反体制も「社会」でしかない。宗教も「社会」でしかない。だのに、日本では天皇という一つの宗教が国から大々的に保護されている。

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